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18-23 告白、そして――
「エルウィン様……」
アリアドネもじっとエルウィンの青い瞳を見つめ返すと頷いた。
「はい、分かりました」
「何?本当に分かってくれたのか?なら、もう何処にも……」
エルウィンが言葉を続けようとした時、アリアドネは頭を下げてきた。
「どんな事情があっても、やはりエルウィン様に御挨拶をきちんとしてから去るべきでした。今迄散々お世話になってきたのに……本当に申し訳ございませんでした」
「は?」
突然のアリアドネの言葉にエルウィンは面食らった。
「いや、俺が言いたかったのは別にそんなことでは無く……」
「勝手に出ていった挙げ句、カルタン族に襲われた私を助ける為にエルウィン様に怪我まで負わせてしまいました。本当に申し訳ございません。それだけではなく、マクシミリアン様からも助けて頂き……本当に感謝申し上げます」
「アリアドネ……」
「改めて御挨拶させて下さい。今迄大変お世話になりました。エルウィン様のことや……お城でお世話になった方々のことは一生忘れません。夜が明けたら、私はここを出ていきますね」
アリアドネは何かを吹っ切れたかのような清々しい表情を浮かべていた。
(そうよ。今回の件で良く分かったじゃない……。私がいるとエルウィン様だけでなく、城中の人々に迷惑を掛けてしまうわ。エルウィン様への想いは綺麗に捨てて1人で旅に出ましょう。そして何処か住む場所を見つけるのよ。ヨゼフさんにも迷惑を掛けられないもの。これからは1人で生きていかなくちゃ)
今回の件でアリアドネはますますエルウィンの元から離れようと決意を固めてしまっていたのだ。
一方、衝撃を受けたのはエルウィンの方である。
「アリアドネ……。う、嘘だろう?お前は……まだそんなことを言っているのか?」
先程、エルウィンが口にした言葉は自分自身の中では一世一代と言っても過言では無いほどの告白のつもりでいた。
それなのに、自分の気持ちがアリアドネに全く通じていないことにショックを隠しきれずにいたのだ。
(し、信じられん……!!アリアドネが……まさか、これ程までに鈍かったとは!)
エルウィンは自分ほど恋に不器用な者はいないだろうと考えていたのだが、アリアドネは更にその上をいっていた。
「それではエルウィン様。まだ背中の傷は癒えておりませんので、今夜はごゆっくりお休み下さい」
「駄目だ!行くな!」
立ち上がり、部屋を去ろうとしたアリアドネの手首をエルウィンは掴んだ。
「エルウィン様……?」
アリアドネはエルウィンの青い瞳を見つめた。その瞳はとても真剣で……戸惑った自分の顔が映り込んでいる。
「駄目だ、アリアドネ……。行かせない!もう絶対何処にも行かせるものか!」
エルウィンは首を振った。
「ですが……私はメイドの仕事を辞めさせられたのでは……?」
「違う!そうじゃない!お前はメイドなんかじゃない!頼む……側にいてくれ……俺は……お前が好きなんだ!」
「え……?」
アリアドネの目が驚きで大きく見開かれる。
「アリアドネ……!」
エルウィンはアリアドネの手首を掴んだまま自分の方に引き寄せ……強く抱きしめた――。
アリアドネもじっとエルウィンの青い瞳を見つめ返すと頷いた。
「はい、分かりました」
「何?本当に分かってくれたのか?なら、もう何処にも……」
エルウィンが言葉を続けようとした時、アリアドネは頭を下げてきた。
「どんな事情があっても、やはりエルウィン様に御挨拶をきちんとしてから去るべきでした。今迄散々お世話になってきたのに……本当に申し訳ございませんでした」
「は?」
突然のアリアドネの言葉にエルウィンは面食らった。
「いや、俺が言いたかったのは別にそんなことでは無く……」
「勝手に出ていった挙げ句、カルタン族に襲われた私を助ける為にエルウィン様に怪我まで負わせてしまいました。本当に申し訳ございません。それだけではなく、マクシミリアン様からも助けて頂き……本当に感謝申し上げます」
「アリアドネ……」
「改めて御挨拶させて下さい。今迄大変お世話になりました。エルウィン様のことや……お城でお世話になった方々のことは一生忘れません。夜が明けたら、私はここを出ていきますね」
アリアドネは何かを吹っ切れたかのような清々しい表情を浮かべていた。
(そうよ。今回の件で良く分かったじゃない……。私がいるとエルウィン様だけでなく、城中の人々に迷惑を掛けてしまうわ。エルウィン様への想いは綺麗に捨てて1人で旅に出ましょう。そして何処か住む場所を見つけるのよ。ヨゼフさんにも迷惑を掛けられないもの。これからは1人で生きていかなくちゃ)
今回の件でアリアドネはますますエルウィンの元から離れようと決意を固めてしまっていたのだ。
一方、衝撃を受けたのはエルウィンの方である。
「アリアドネ……。う、嘘だろう?お前は……まだそんなことを言っているのか?」
先程、エルウィンが口にした言葉は自分自身の中では一世一代と言っても過言では無いほどの告白のつもりでいた。
それなのに、自分の気持ちがアリアドネに全く通じていないことにショックを隠しきれずにいたのだ。
(し、信じられん……!!アリアドネが……まさか、これ程までに鈍かったとは!)
エルウィンは自分ほど恋に不器用な者はいないだろうと考えていたのだが、アリアドネは更にその上をいっていた。
「それではエルウィン様。まだ背中の傷は癒えておりませんので、今夜はごゆっくりお休み下さい」
「駄目だ!行くな!」
立ち上がり、部屋を去ろうとしたアリアドネの手首をエルウィンは掴んだ。
「エルウィン様……?」
アリアドネはエルウィンの青い瞳を見つめた。その瞳はとても真剣で……戸惑った自分の顔が映り込んでいる。
「駄目だ、アリアドネ……。行かせない!もう絶対何処にも行かせるものか!」
エルウィンは首を振った。
「ですが……私はメイドの仕事を辞めさせられたのでは……?」
「違う!そうじゃない!お前はメイドなんかじゃない!頼む……側にいてくれ……俺は……お前が好きなんだ!」
「え……?」
アリアドネの目が驚きで大きく見開かれる。
「アリアドネ……!」
エルウィンはアリアドネの手首を掴んだまま自分の方に引き寄せ……強く抱きしめた――。
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