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光
病室
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目が覚めると、病院、と、思われる場所のベットの上だった。傍には両親がいた。
聞くに、ここは、自国の軍の療養所だと言う。
あの後、倒れていたところを通常の病院に搬送されたらしいが、
非常事態警報が出され、そのまま軍に来たという。
その「非常事態」がなんなのかは明かされなかったらしい。
右手が痛む。公園のことを思い出す。
胸が苦しくなる。涙がこぼれ落ちる。
親に「大丈夫?」とかなりの心配をさせてしまう事になった。涙を拭い、「うん」と、それだけ答え、悲しみを堪える。
病室のドアが開き、30歳ぐらいのダンディな男が入ってきた。男は、両親に会釈し、
「やあ、体調はどうだい?」
と、聞いてきた。
スーツに、階級章のようなものをつけている。
軍の人なのだろう。
「はい、良くなりました」と、答える。
とても、元気とは言えなかった。
その後、男は両親に席を外すように頼んだ。
両親は、それに従う。
男は両親が出たのを確認して、さっきまでのお気楽そうな挨拶とはうってかわり、真面目な顔でこちらを向いて言った。
「申し訳ないが、これから君は、軍に入ってもらいたい。」
聞くに、ここは、自国の軍の療養所だと言う。
あの後、倒れていたところを通常の病院に搬送されたらしいが、
非常事態警報が出され、そのまま軍に来たという。
その「非常事態」がなんなのかは明かされなかったらしい。
右手が痛む。公園のことを思い出す。
胸が苦しくなる。涙がこぼれ落ちる。
親に「大丈夫?」とかなりの心配をさせてしまう事になった。涙を拭い、「うん」と、それだけ答え、悲しみを堪える。
病室のドアが開き、30歳ぐらいのダンディな男が入ってきた。男は、両親に会釈し、
「やあ、体調はどうだい?」
と、聞いてきた。
スーツに、階級章のようなものをつけている。
軍の人なのだろう。
「はい、良くなりました」と、答える。
とても、元気とは言えなかった。
その後、男は両親に席を外すように頼んだ。
両親は、それに従う。
男は両親が出たのを確認して、さっきまでのお気楽そうな挨拶とはうってかわり、真面目な顔でこちらを向いて言った。
「申し訳ないが、これから君は、軍に入ってもらいたい。」
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