いつか、あの日の戦場で。

くらーぐ

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絵本

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「申し訳ないが、これから君は、軍に入ってもらいたい。」

突然すぎて、意味がわからなかった。
次から次になんなんだ。

「親御さんには、今別の部屋で説明を受けてもらってる。ただ君にする話とは少し違う。国家機密、とでも言おうか。君の存在がね。」

「俺が?どういうことですか?」

「正確には君だけではない。『サラ』さん。もちろん、知ってるよね。」

「.....!」

「彼女も今、軍にいる。ほとんど、寝た状態だが。」

「なぜ、サラが?寝てるってどういう意味ですか」
少し語気が強まっていた。

「わかった。少し説明させてくれ。
ロアくん、『ねがいごと』という絵本は知っているか?3人の子供たちが、その中の1人の願いだけが実現すると知り、それぞれの願いのために競い合う。そんな話だ。」

それは、昔よく母が呼んでくれた話だった。
「神は人より選ばれる」児童向けにしては仰々しく書かれた文章を今でも覚えている。
この人が言うには、3人で競った話だそうだ。
何故か4だったように記憶している。

「簡単に言えば、サラさんはそのお話の3人の内の1人に選ばれた。この国を含めた主要3国それぞれ1人ずついる。ひいては、彼女、サラさんは.....」


「これから起こる3国での戦争で、戦い、生き残らねばならない」

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感想 1

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みんなの感想(1件)

スパークノークス

おもしろい!
お気に入りに登録しました~

2021.09.14 くらーぐ

ありがとうございます!
更新遅くなると思いますが、お待ちいただけると幸いです。

解除

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