俺を助けてくれたヒーローがっ!

しらす

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涼とこはく

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俺には好きな人がいる。

強くて、優しくて人気者なかっこいいやつ。

いつか俺もそんな人になりたい。


「おい、ジュースかって来いよ」

俺は井坂涼。学校ではいつもぼっちでパシられていじめられてる。
そんな俺でも好きな人はいる。男だけど。

新嶋こはく。
いつも周りに人がいて強くてかっこいいやつ。

幼馴染だけどいっつも俺ばっかあいつに助けられてみじめだった。
今だって話しかけてくれるけど俺に気を使ってるって見てて分かる。

目を逸らして、会話も続かない。
話しかけてくれるだけでありがたいけど。

ずっと前からこはくの事好きだったけど今のこんな俺じゃ好きになんてなってくれないよな。
もともと、こはくは女子と付き合ってたし同性愛とか嫌だろうって遠慮し続けてきた。

ふと、廊下を歩いていると聞こえてきた。

「私こはく君と付き合ってるの」

その言葉を聞いた瞬間急にやっぱりな、という言葉が漏れ出してきた。

やっぱ俺が変なんだわ。
死にたい。

そう思って俺は屋上に上がった。
〃この高さなら〃

俺は口に出してこう言った。

「来世では普通の男子になりたいです」

そして俺は大空に飛んだ。
その瞬間何かに手をつかまれた。

「早まるなよ、涼!」

こはくだ。
やっぱりまた俺を助けに来た。何回目だ。

「お前に俺の気持ちなんてわからないんだよ。はなしてくれ」

好きな人にこんな言い方はしたくない。
もうはなしてくれこはく。

「わっかんねえよ。俺の気持ち涼に分かってんのか?わかんねえだろ!」

お前のこと好きな人見ると俺もただのそこにいる集まりの極一人、って考えるんだよ。
そんなこと考えたらなんかこう胸がしまって苦しいんだよ。

「もういいだろ、、あきらめろ」

俺はお前の事ホント心から好きだった。
じゃあな。

「聞いたぞ!涼、俺の事好きなんだってな!」

なんでそれをこはくが知ってんだ。

「俺もお前の事好きだ。だから生きろ、そうしたら俺はようやくお前と付き合える!」

こはくが、おれを、、、

「でも散々俺に話しかけるとき、目を逸らしたりしてただろ!」

「それは、」

「なんだよ言えねえのかよ、言ってみろよ」

どうせ俺を引き留めるための嘘でしかない。

「それは、お前のことが好きで目あわせられなかったんだよ!」

顔を真っ赤にしてそれを言うと手の力が少し緩んだ。
次の瞬間!

「あっー」

再び落ちていった。
せっかくこはくと一緒に居れるかもしれなかったのに。

「お前だけ死なせるか!」

急にそんな言葉が聞こえて見上げるとこはくが落下してきた。

「こはくっ!」

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