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仕事、見つかりました
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ふかふかのベットで寝ていたら、いい香りが漂ってきた。
その匂いにつられリビングまで行くとそこにはエプロン姿のヴィオラがいた。
「あれ、もう起きちゃった?」
机の上には色とりどりのご飯が並んでいて、種類もいっぱいでこんなにたくさんの食べ物を一度に食べれると想像しただけで幸せな気分になれた。
「子供たちは学校に行ったから二人で一緒にご飯をたべましょうか」
ヴィオラが椅子に座ると、私のほうをみながら隣の椅子をぽんぽんと叩いて「おいで」と言った。そして椅子に座って手を合わせて、いただきます。と言って食べ始めた。
「今日は私も仕事があるんだけどミーシャも来る?」
仕事、そういえば昨日、子供たちが王室で働いているとか言ってたな。
私も仕事が欲しいから行こう。
そして私はヴィオラにメイド服を貸してもらい王室に行った。
「ここはこの国の王様が住んでらっしゃるの。私の担当は第一王子様のお世話。今日はそれについてきてもらうわね」
ヴィオラに案内されてその王子様とやらの部屋の前まで来た。
「ここの部屋にいるのはこの国の第一王子、ユーリ・アストロフ様。今は18歳」
ドアをコン、コン、コンと三回たたいてから部屋に入った。
「失礼します。今日はミーシャというメイドも体験として来ております」
来てはいけなかったのか、よかったのか、私には分からない。
だが、よくしてくれたヴィオラに迷惑はあまりかけたくないから、しっかりと敬語で愛想よく接しよう。
「ミーシャです。よろしくお願いします」
部屋の奥からきれいな顔立ちの男の人が出てきた。
「ヴィオラの連れてきたメイドなら許可しよう。よろしく、ミーシャ」
以外にやさしい。王子様だから、権力だけで調子に乗っているただの金持ちだと思っていた。
笑顔で優しいオーラをまとっている。
「敬語じゃなくていいって言ってるだろヴィオラ。僕たちは恋人なんだから」
今なにか変な言葉が聞こえたが気にしないでおこうか。
「今は仕事中です。ミーシャも困ってます。ではもう行きますね」
そして仕事内容を説明するといわれたのでついていった。
『恋人』については触れないでおこう。
「ごめんね、ミーシャ。言ってなかったけど私こっそりユーリ様と付き合っているの」
自分から話してくれるというのはありがたい。
「私もともとユーリ様に拾われてきたの。5歳ぐらいの時に。それでずっとメイドをしていて、最近付き合い始めたの」
じゃあやっぱり、あの家にいるみんな全員孤児ってことだよね。
だから私も迎え入れてくれたんだよね。
「とりあえず、仕事の説明していくね。部屋の清掃や料理の運搬が基本だね。一緒にやっていっこか」
仕事にとりかかろうとしたら急にガシャンと大きな音がした。
音のなった先に行くと花瓶が割れていた。
そしてこの国の第二王子がやってきて、
「またヴィオラが花瓶割ったぞ」
と笑いながら見ていた。
「私じゃっ・・」
「口答えせずにさっさと掃除しろよ」
ヴィオラは圧に耐えられずに掃除を始めた。
私はそんな彼女を見ていることができず、
「割ったのはヴィオラじゃないです」
と口に出してしまった。
仕方がない。だって見ていたのだから。第二王子が花瓶を割っているところを。そしてヴィオラは私と一緒にいたから花瓶なんて割る暇がないはず。
は?と第二王子がこっちを見る。
「あなたが割っているところ見ましたもん」
ヴィオラが『私は大丈夫』と目で訴えてきた。
でも言ったからには食い下がれない。
「いやがらせでしょうか」
私は第二王子を煽った。
すると急に胸ぐらをつかまれて
「おまえ、死にたいのか?」
と言ってきた。
そして殴り掛かられると思った瞬間、第一王子が来て
「やめなさい」
そういって殴られる前に喧嘩は終わった。
ー仕事が終わり家に帰る途中
「ありがとうね、ミーシャ。スカッとしたよ」
「今日の夜ご飯はミーシャが食べたいものでいいよ」
そしてとてもたくさんのご飯を私は平らげた。
幸せなひと時だった。
ー次の日
「ミーシャ宛の手紙だよ」
と手紙を渡され読んでみると
〃あなたには第二王子の専属メイドになってもらいます 王室〃
などと書いてあった。
仕事が見つかったていうのかな、これ。
その匂いにつられリビングまで行くとそこにはエプロン姿のヴィオラがいた。
「あれ、もう起きちゃった?」
机の上には色とりどりのご飯が並んでいて、種類もいっぱいでこんなにたくさんの食べ物を一度に食べれると想像しただけで幸せな気分になれた。
「子供たちは学校に行ったから二人で一緒にご飯をたべましょうか」
ヴィオラが椅子に座ると、私のほうをみながら隣の椅子をぽんぽんと叩いて「おいで」と言った。そして椅子に座って手を合わせて、いただきます。と言って食べ始めた。
「今日は私も仕事があるんだけどミーシャも来る?」
仕事、そういえば昨日、子供たちが王室で働いているとか言ってたな。
私も仕事が欲しいから行こう。
そして私はヴィオラにメイド服を貸してもらい王室に行った。
「ここはこの国の王様が住んでらっしゃるの。私の担当は第一王子様のお世話。今日はそれについてきてもらうわね」
ヴィオラに案内されてその王子様とやらの部屋の前まで来た。
「ここの部屋にいるのはこの国の第一王子、ユーリ・アストロフ様。今は18歳」
ドアをコン、コン、コンと三回たたいてから部屋に入った。
「失礼します。今日はミーシャというメイドも体験として来ております」
来てはいけなかったのか、よかったのか、私には分からない。
だが、よくしてくれたヴィオラに迷惑はあまりかけたくないから、しっかりと敬語で愛想よく接しよう。
「ミーシャです。よろしくお願いします」
部屋の奥からきれいな顔立ちの男の人が出てきた。
「ヴィオラの連れてきたメイドなら許可しよう。よろしく、ミーシャ」
以外にやさしい。王子様だから、権力だけで調子に乗っているただの金持ちだと思っていた。
笑顔で優しいオーラをまとっている。
「敬語じゃなくていいって言ってるだろヴィオラ。僕たちは恋人なんだから」
今なにか変な言葉が聞こえたが気にしないでおこうか。
「今は仕事中です。ミーシャも困ってます。ではもう行きますね」
そして仕事内容を説明するといわれたのでついていった。
『恋人』については触れないでおこう。
「ごめんね、ミーシャ。言ってなかったけど私こっそりユーリ様と付き合っているの」
自分から話してくれるというのはありがたい。
「私もともとユーリ様に拾われてきたの。5歳ぐらいの時に。それでずっとメイドをしていて、最近付き合い始めたの」
じゃあやっぱり、あの家にいるみんな全員孤児ってことだよね。
だから私も迎え入れてくれたんだよね。
「とりあえず、仕事の説明していくね。部屋の清掃や料理の運搬が基本だね。一緒にやっていっこか」
仕事にとりかかろうとしたら急にガシャンと大きな音がした。
音のなった先に行くと花瓶が割れていた。
そしてこの国の第二王子がやってきて、
「またヴィオラが花瓶割ったぞ」
と笑いながら見ていた。
「私じゃっ・・」
「口答えせずにさっさと掃除しろよ」
ヴィオラは圧に耐えられずに掃除を始めた。
私はそんな彼女を見ていることができず、
「割ったのはヴィオラじゃないです」
と口に出してしまった。
仕方がない。だって見ていたのだから。第二王子が花瓶を割っているところを。そしてヴィオラは私と一緒にいたから花瓶なんて割る暇がないはず。
は?と第二王子がこっちを見る。
「あなたが割っているところ見ましたもん」
ヴィオラが『私は大丈夫』と目で訴えてきた。
でも言ったからには食い下がれない。
「いやがらせでしょうか」
私は第二王子を煽った。
すると急に胸ぐらをつかまれて
「おまえ、死にたいのか?」
と言ってきた。
そして殴り掛かられると思った瞬間、第一王子が来て
「やめなさい」
そういって殴られる前に喧嘩は終わった。
ー仕事が終わり家に帰る途中
「ありがとうね、ミーシャ。スカッとしたよ」
「今日の夜ご飯はミーシャが食べたいものでいいよ」
そしてとてもたくさんのご飯を私は平らげた。
幸せなひと時だった。
ー次の日
「ミーシャ宛の手紙だよ」
と手紙を渡され読んでみると
〃あなたには第二王子の専属メイドになってもらいます 王室〃
などと書いてあった。
仕事が見つかったていうのかな、これ。
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