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第1章
第189話 魔法剣を試す
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ジャックに毒耐性の飲み物を出してもらうように頼んでから、
森に狩りに行く。
泉の水と毒耐性の魔石をもった魔獣の狩りが主な目的だけど、
試したいこともあるからワクワクしている。
「『魔石取りの短剣』って……、聞いた感じではやばそうなんだが」
「魔石取り」魔法陣魔石を柄に埋め込んだ短剣。これを試したいんだ。
他にも兄上のスキルの「部位切り出し」の魔法陣魔石も試したい。
兄上は、僕が作った魔法剣の効果を聞いて微妙な顔をした。ボブは短剣がボロボロなのを見て「手入れをしねぇと」と呟いていた。後で研いでくれるらしい。
解体は泉の近くの魔獣じゃなくても良いので、森に入ったら早速魔獣の気配を探った。
木の上に鳥系の魔獣がいたので早速、矢を射る。
命中して一羽の鳥系魔獣が木の枝から落ちていく。バサバサと羽音がして近くにいた鳥系魔獣が複数羽飛び立った。
狙いやすそうな位置を飛んだ一羽に向かって矢を放つ。
これも命中。良い調子!
「早速試してみるね!」
仕留めた獲物を取りに行って、「魔石取り」の短剣を取り出した。
「ちょっと待って。クリスはその剣じゃなくてもスキルが働いちゃうんじゃないのか」
「え?」
ワクワクしながら「魔石取り」の剣を鞘から抜いたのに、兄上から衝撃的なことを言われた。
「そうかも……」
一応は試してみることにして、「魔石取り」の魔法剣に魔力を通してから
仕留めた一羽の胸元に短剣の先を突き入れた。
ふわっと魔法陣が浮き上がって、コロンと魔石が転がり出てきた。
そしてもう一羽には、普通の解体用ナイフを突き刺した。
やっぱり、ふわっと魔法陣が浮き上がって、コロンと魔石が転がり出てきた。
これでは、「魔石取り」の魔法陣魔石の効果がわからない。
「俺か、ボブが使えばわかるんじゃないか?」
「そうでさぁ」
兄上の言葉にボブが頷く。
「ええ……。それじゃあ、僕は魔法剣使っても意味ないの?」
魔法剣自体の効果はもっとちゃんと確認したいので、さっさと獲物を「収納」にしまって次の獲物を探し始めたけど、衝撃的な事実にややテンションが下がってしまう。
ムササビ系の魔獣、鳥系魔獣。脚長跳び兎。
いくつか魔獣を仕留めて、兄上とボブに「魔石取り」の短剣と、魔法陣魔石を試してもらった。
結果、見事に成功した。
自分で使っても効果が実感できないけど、ちゃんと機能していることがわかると嬉しい。
「部位切り出し」のスキルは皮を剥いだりした後じゃないと発動しないから、
脚長跳び兎の皮を剥いで、「部位切り出し」の魔法陣魔石を試してみた。
これも成功!僕が使っても効果が実感できた。
「あ、待って。短剣に『部位切り出し』の魔法陣魔石を仕込んだら良いんじゃない?
そうしたら僕も使えるよね。
『魔石取り』と同時に発動したら、面白そう」
「それなら皮を剥ぐスキルも欲しいな」
「突き刺したら解体するとか、恐ろしい魔剣が出来そうでさぁ」
「魔剣じゃなくて魔法剣だよ」
短剣には魔石を埋め込む穴は一つしかないから、二つ埋め込むなら鞘を加工しないといけない。
一つの魔石に「魔石取り」と「部位切り出し」の魔法陣を刻めば良いのかな。
でも、皮を剥いでいない状態だと「部位切り出し」が発動しないんだよね。そういう時って「魔石取り」だけが発動するんだろうか。
複数の魔法陣を刻むなら、一気に解体できるようになると良いんだけどなぁ。
森に狩りに行く。
泉の水と毒耐性の魔石をもった魔獣の狩りが主な目的だけど、
試したいこともあるからワクワクしている。
「『魔石取りの短剣』って……、聞いた感じではやばそうなんだが」
「魔石取り」魔法陣魔石を柄に埋め込んだ短剣。これを試したいんだ。
他にも兄上のスキルの「部位切り出し」の魔法陣魔石も試したい。
兄上は、僕が作った魔法剣の効果を聞いて微妙な顔をした。ボブは短剣がボロボロなのを見て「手入れをしねぇと」と呟いていた。後で研いでくれるらしい。
解体は泉の近くの魔獣じゃなくても良いので、森に入ったら早速魔獣の気配を探った。
木の上に鳥系の魔獣がいたので早速、矢を射る。
命中して一羽の鳥系魔獣が木の枝から落ちていく。バサバサと羽音がして近くにいた鳥系魔獣が複数羽飛び立った。
狙いやすそうな位置を飛んだ一羽に向かって矢を放つ。
これも命中。良い調子!
「早速試してみるね!」
仕留めた獲物を取りに行って、「魔石取り」の短剣を取り出した。
「ちょっと待って。クリスはその剣じゃなくてもスキルが働いちゃうんじゃないのか」
「え?」
ワクワクしながら「魔石取り」の剣を鞘から抜いたのに、兄上から衝撃的なことを言われた。
「そうかも……」
一応は試してみることにして、「魔石取り」の魔法剣に魔力を通してから
仕留めた一羽の胸元に短剣の先を突き入れた。
ふわっと魔法陣が浮き上がって、コロンと魔石が転がり出てきた。
そしてもう一羽には、普通の解体用ナイフを突き刺した。
やっぱり、ふわっと魔法陣が浮き上がって、コロンと魔石が転がり出てきた。
これでは、「魔石取り」の魔法陣魔石の効果がわからない。
「俺か、ボブが使えばわかるんじゃないか?」
「そうでさぁ」
兄上の言葉にボブが頷く。
「ええ……。それじゃあ、僕は魔法剣使っても意味ないの?」
魔法剣自体の効果はもっとちゃんと確認したいので、さっさと獲物を「収納」にしまって次の獲物を探し始めたけど、衝撃的な事実にややテンションが下がってしまう。
ムササビ系の魔獣、鳥系魔獣。脚長跳び兎。
いくつか魔獣を仕留めて、兄上とボブに「魔石取り」の短剣と、魔法陣魔石を試してもらった。
結果、見事に成功した。
自分で使っても効果が実感できないけど、ちゃんと機能していることがわかると嬉しい。
「部位切り出し」のスキルは皮を剥いだりした後じゃないと発動しないから、
脚長跳び兎の皮を剥いで、「部位切り出し」の魔法陣魔石を試してみた。
これも成功!僕が使っても効果が実感できた。
「あ、待って。短剣に『部位切り出し』の魔法陣魔石を仕込んだら良いんじゃない?
そうしたら僕も使えるよね。
『魔石取り』と同時に発動したら、面白そう」
「それなら皮を剥ぐスキルも欲しいな」
「突き刺したら解体するとか、恐ろしい魔剣が出来そうでさぁ」
「魔剣じゃなくて魔法剣だよ」
短剣には魔石を埋め込む穴は一つしかないから、二つ埋め込むなら鞘を加工しないといけない。
一つの魔石に「魔石取り」と「部位切り出し」の魔法陣を刻めば良いのかな。
でも、皮を剥いでいない状態だと「部位切り出し」が発動しないんだよね。そういう時って「魔石取り」だけが発動するんだろうか。
複数の魔法陣を刻むなら、一気に解体できるようになると良いんだけどなぁ。
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