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出陣の章
シヴェーノの決意
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リヴァニオM「こ…子供!?」
ウラルジア「旦那様、私に何用でしょう?」
リシンガ「ウラルジアにご用なのでございましょう?」
リヴァニオ「ウラルジア?ウラニア様では…」
ウラルジア「ウラニアは私のあだ名でございます。母と同じ名になりますが、皆は私をウラニアと呼びます」
リヴァニオ「(気を取り直す)い、いや…ただ王女様方に挨拶をしたかったのです。私はレアンゴ様の古い友人でリヴァニオと言います。お見知りおきを」
リシンガ、ウラルジア、顔を見合わせる。
レアンゴ「では改めて紹介しよう。リシンガとウラルジアだ。リシンガはシヴェーノの許嫁でウラルジアはミンティオの許嫁なのだ。まぁ王女といっても私やシヴェーノとは全く血の繋がりもないんだけどね」
リヴァニオM「もう何でも良いわ。とりあえずこの二人は虜にでもしておこう。後で使い物になる!では息子・シヴェーノとミンティオをどうするかだ。レアンゴのやり方はもう決まっておる」
ニタリ
回想終わり。
夜中。全員、城内で眠っている。リヴァニオ、レアンゴの寝室に忍び込む。
リヴァニオM「さてと…」
短剣でレアンゴを一思にする。死んだレアンゴに短剣を持たせる。
リヴァニオM「計画は完璧だ。さて、お次は?」
リシンガとウラルジアの部屋に忍び込む。リヴァニオ、二人の口を閉じて袋を被せる。
リヴァニオ「(小声で)大人しくしろ!大人しくしていれば命はとらない。お前たちには捕虜になってもらうからね」
リヴァニオ、二人を担いで城を出る。
翌朝。
麻衣「皆さんおはよう」
シヴェーノ、寝室から出てくる。
シヴェーノ「おはようございます、母上」
麻衣、驚いたように微笑む。
麻衣「おはようシヴェーノ、レアンゴ様から聞いたわ。リヴァニオ様って方がここに来たって言うのは本当?」
シヴェーノ「はい。でもシンナナに一度戻って妻と息子を連れて再びここに来たいとの事。その前に私達に挨拶をしたいと父上の元に顔を出しに来たのですが…母上はお会いになられてはいないのですか?」
麻衣「えぇ…それで今その方は?」
シヴェーノ「さぁ…今日はまだ姿を見かけてはいません。私も今起きたばかりなので…」
そこへアルシンゴとシエネオ
シヴェーノ「アルシンゴ、シエネオ」
アルシンゴ「私達も今朝はまだ会っていない」
シエネオ「もしかしたらすぐに立つって言っていたから、もう昨日の内にシンナナに向かったんじゃないか?」
シヴェーノ「そうか。折角再会できたばかりなのに残念だ…もう少し話したかった」
キョロキョロ
シヴェーノ「そういえば、父上のお姿がお見えにならないが…母上、知りませんか?」
麻衣「私も今朝はまだお会いになっていないわ。そういえばウラルジアとリシンガにもまだ会っていない」
シヴェーノ「ジル!」
ジル「わかりましたわ。私、ジルめがご様子を見に行って参ります」
一礼して向かう
ジルの声「きゃあっ!」
全員「っ!?」
麻衣「何…今の?」
シヴェーノ「ジルの声だ!」
シヴェーノ、麻衣、声の方に向かう。
麻衣「みんなはここにいなさい!」
レアンゴの部屋。
麻衣「っ!??」
麻衣、手で口を覆って失神。ジル、麻衣の体を支える。
シヴェーノ「父上!」
血まみれのレアンゴ。シヴェーノ、泣きつく。
シヴェーノ「短剣だ!父上、何故この様な愚かなことを為さるのです!?お悩みがあるのでしたら何故、息子の私にお話しくださらなかったのです!?」
麻衣「シヴェーノ、心当たりは?」
シヴェーノ「いえ…全く。表では何も変わった様子はなく、昔と変わらぬご様子でした」
ジル「ではもしかして…刺されたのでは?」
シヴェーノ「ジル!」
ジル「こんな事は考えたくはありませんが、レアンゴ様がこんな風になってしまったのはリヴァニオ様がお戻りになられてからでございましょ?そして今、そのリヴァニオ様はいらっしゃらない…あの方はレアンゴ様よりもご身分は上でした。それに以前もシンナナの皇帝にご不満を抱き、謀反を起こしかけたことがございます」
麻衣、シヴェーノ、顔を見合わせる。
シヴェーノ「そんな…まさか」
シヴェーノ、へなへなと崩れ落ちる。麻衣、シヴェーノの体を支える。
麻衣「!!!」
ハッとする。
麻衣「もしそうなるとリシンガとウラルジアは!?」
リシンガとウラルジアの部屋。
麻衣「あぁ…」
シヴェーノ「リシンガ!?ウラルジア!?」
悔しそう
シヴェーノ「じゃあひょっとして二人は奴に連れ去られたのか?」
麻衣「一体何処へ!?」
全員、事情を聴く。
アルシンゴ「なんとおぞましい奴なのだ!?」
シエネオ「そんな奴にこの国を作らせるわけにはいかない!それよりものこのこと生かしておけん!」
ミンティオ「とにかく早くウラルジアとリシンガを探さなくてはならないだろ?」
ジル「しかしあの方がレアンゴ様を殺した動機って…」
シヴェーノ「決まっているよ」
ショックを受ける
シヴェーノ「権力欲しさに決まっているさ…それしか考えられない」
悩む。
シヴェーノ「しかし、何故無関係のリシンガとウラルジアを傷つける?奴にとって邪魔なのは次にこの私なのに…」
麻衣「シヴェーノ」
シヴェーノを抱き締める
麻衣「でもあなたには何もなくて良かったわ」
シヴェーノ「母上…」
赤くなって微笑む
シヴェーノ「お止めください。みなが見ています」
数日後。ジル、伝書鳩を受ける。
ジル「伝書鳩だわ、何かしら?」
封を開けて青ざめる
ジル「まぁ…何て事!」
ジル「ウラニア様!シヴェーノ様!大変にございます!」
麻衣「ジル、そんなに慌ててどうしたの?」
ジル「ぺ…ペキン族より文が届けられたのです!ここに文が届けられたの言うことは!?」
シヴェーノ「つまり…この場所に私達がいる事がバレた!?」
麻衣「ジル、その文には何と?」
ジル「それが更に大変なのでございます!」
シヴェーノ「早く教えろ!」
ジル、蒼白
麻衣「ジル?」
ジル「ウラルジア様とリシンガ様はペキン族の宮殿の宮に捕まっていると書かれております!」
麻衣「何ですって!?」
そこへミンティオ
ミンティオ「ウラルジアが何だって!?」
シヴェーノ「ペキン族の宮殿にリシンガと共に囚われているらしい」
ミンティオ「ペキン族に!?しかし二人はずっとここにいただろう?何故…」
シヴェーノ「恐らく…我が部族の裏切り者によって敵の手に渡ってしまったんだろ」
ミンティオ「裏切り者?」
シヴェーノ「リヴァニオの仕業さ」
ミンティオ「まさか!」
シヴェーノ「よしっ!」
決意を示す。
シヴェーノ「私はその真実を必ず突き止めて、ウラルジアとリシンガを救い出す!そのために私は行きます!」
ミンティオ「行くって何処へ!?」
シヴェーノ「もちろん決まっているよ!ペキン族の宮殿さ!そして二人を助けると共にペキン族とジャワ族、そして私達タルタラの争いにも決着をつけてくる!」
麻衣「シヴェーノ、あなたまで行くなんてやめて!これ以上母を悲しませるな!」
シヴェーノ「母上、ご心配なさらず。私は二人を連れて必ず生きて戻ります。仮に私が死んだとしてもリシンガとウラルジアだけは無事に救い出します」
麻衣「シヴェーノ!バカ言うのはよして!」
シヴェーノ「王位の後継でしたら私がいなくても弟たちやミンティオに任せられます。ご心配なさらず」
ミンティオ「だったら私もこの男と共に参ります!」
シヴェーノに
ミンティオ「シヴェーノ、共に戦おう。友である君を見捨てて私だけがここでのうのうとしていることなどできぬ!彼女たちを救い出して4人で生きて戻ろう!でももし仮に君の運命に死が待ち受けているのであれば…その時は私も共に死のう」
シヴェーノ「ミンティオ…」
麻衣「分かったわ…」
ジル「ウラニア様!」
麻衣、シヴェーノとミンティオを抱き締める。
麻衣「その代わり約束してちょうだい。死ぬだなんて決して言わないで!ちゃんと生きて戻ってきてちょうだい!」
数日後。シヴェーノとミンティオ。軍服姿で旅立つ。麻衣とジル、心配そうに見守る。後ろから軍服姿のアルシンゴとシエネオ。
シエネオ「それでは私達も」
麻衣「頼みました。呉々もお気を付けて」
アルシンゴ「ご安心ください。私達は6人全員で必ず帰省致します」
ウラルジア「旦那様、私に何用でしょう?」
リシンガ「ウラルジアにご用なのでございましょう?」
リヴァニオ「ウラルジア?ウラニア様では…」
ウラルジア「ウラニアは私のあだ名でございます。母と同じ名になりますが、皆は私をウラニアと呼びます」
リヴァニオ「(気を取り直す)い、いや…ただ王女様方に挨拶をしたかったのです。私はレアンゴ様の古い友人でリヴァニオと言います。お見知りおきを」
リシンガ、ウラルジア、顔を見合わせる。
レアンゴ「では改めて紹介しよう。リシンガとウラルジアだ。リシンガはシヴェーノの許嫁でウラルジアはミンティオの許嫁なのだ。まぁ王女といっても私やシヴェーノとは全く血の繋がりもないんだけどね」
リヴァニオM「もう何でも良いわ。とりあえずこの二人は虜にでもしておこう。後で使い物になる!では息子・シヴェーノとミンティオをどうするかだ。レアンゴのやり方はもう決まっておる」
ニタリ
回想終わり。
夜中。全員、城内で眠っている。リヴァニオ、レアンゴの寝室に忍び込む。
リヴァニオM「さてと…」
短剣でレアンゴを一思にする。死んだレアンゴに短剣を持たせる。
リヴァニオM「計画は完璧だ。さて、お次は?」
リシンガとウラルジアの部屋に忍び込む。リヴァニオ、二人の口を閉じて袋を被せる。
リヴァニオ「(小声で)大人しくしろ!大人しくしていれば命はとらない。お前たちには捕虜になってもらうからね」
リヴァニオ、二人を担いで城を出る。
翌朝。
麻衣「皆さんおはよう」
シヴェーノ、寝室から出てくる。
シヴェーノ「おはようございます、母上」
麻衣、驚いたように微笑む。
麻衣「おはようシヴェーノ、レアンゴ様から聞いたわ。リヴァニオ様って方がここに来たって言うのは本当?」
シヴェーノ「はい。でもシンナナに一度戻って妻と息子を連れて再びここに来たいとの事。その前に私達に挨拶をしたいと父上の元に顔を出しに来たのですが…母上はお会いになられてはいないのですか?」
麻衣「えぇ…それで今その方は?」
シヴェーノ「さぁ…今日はまだ姿を見かけてはいません。私も今起きたばかりなので…」
そこへアルシンゴとシエネオ
シヴェーノ「アルシンゴ、シエネオ」
アルシンゴ「私達も今朝はまだ会っていない」
シエネオ「もしかしたらすぐに立つって言っていたから、もう昨日の内にシンナナに向かったんじゃないか?」
シヴェーノ「そうか。折角再会できたばかりなのに残念だ…もう少し話したかった」
キョロキョロ
シヴェーノ「そういえば、父上のお姿がお見えにならないが…母上、知りませんか?」
麻衣「私も今朝はまだお会いになっていないわ。そういえばウラルジアとリシンガにもまだ会っていない」
シヴェーノ「ジル!」
ジル「わかりましたわ。私、ジルめがご様子を見に行って参ります」
一礼して向かう
ジルの声「きゃあっ!」
全員「っ!?」
麻衣「何…今の?」
シヴェーノ「ジルの声だ!」
シヴェーノ、麻衣、声の方に向かう。
麻衣「みんなはここにいなさい!」
レアンゴの部屋。
麻衣「っ!??」
麻衣、手で口を覆って失神。ジル、麻衣の体を支える。
シヴェーノ「父上!」
血まみれのレアンゴ。シヴェーノ、泣きつく。
シヴェーノ「短剣だ!父上、何故この様な愚かなことを為さるのです!?お悩みがあるのでしたら何故、息子の私にお話しくださらなかったのです!?」
麻衣「シヴェーノ、心当たりは?」
シヴェーノ「いえ…全く。表では何も変わった様子はなく、昔と変わらぬご様子でした」
ジル「ではもしかして…刺されたのでは?」
シヴェーノ「ジル!」
ジル「こんな事は考えたくはありませんが、レアンゴ様がこんな風になってしまったのはリヴァニオ様がお戻りになられてからでございましょ?そして今、そのリヴァニオ様はいらっしゃらない…あの方はレアンゴ様よりもご身分は上でした。それに以前もシンナナの皇帝にご不満を抱き、謀反を起こしかけたことがございます」
麻衣、シヴェーノ、顔を見合わせる。
シヴェーノ「そんな…まさか」
シヴェーノ、へなへなと崩れ落ちる。麻衣、シヴェーノの体を支える。
麻衣「!!!」
ハッとする。
麻衣「もしそうなるとリシンガとウラルジアは!?」
リシンガとウラルジアの部屋。
麻衣「あぁ…」
シヴェーノ「リシンガ!?ウラルジア!?」
悔しそう
シヴェーノ「じゃあひょっとして二人は奴に連れ去られたのか?」
麻衣「一体何処へ!?」
全員、事情を聴く。
アルシンゴ「なんとおぞましい奴なのだ!?」
シエネオ「そんな奴にこの国を作らせるわけにはいかない!それよりものこのこと生かしておけん!」
ミンティオ「とにかく早くウラルジアとリシンガを探さなくてはならないだろ?」
ジル「しかしあの方がレアンゴ様を殺した動機って…」
シヴェーノ「決まっているよ」
ショックを受ける
シヴェーノ「権力欲しさに決まっているさ…それしか考えられない」
悩む。
シヴェーノ「しかし、何故無関係のリシンガとウラルジアを傷つける?奴にとって邪魔なのは次にこの私なのに…」
麻衣「シヴェーノ」
シヴェーノを抱き締める
麻衣「でもあなたには何もなくて良かったわ」
シヴェーノ「母上…」
赤くなって微笑む
シヴェーノ「お止めください。みなが見ています」
数日後。ジル、伝書鳩を受ける。
ジル「伝書鳩だわ、何かしら?」
封を開けて青ざめる
ジル「まぁ…何て事!」
ジル「ウラニア様!シヴェーノ様!大変にございます!」
麻衣「ジル、そんなに慌ててどうしたの?」
ジル「ぺ…ペキン族より文が届けられたのです!ここに文が届けられたの言うことは!?」
シヴェーノ「つまり…この場所に私達がいる事がバレた!?」
麻衣「ジル、その文には何と?」
ジル「それが更に大変なのでございます!」
シヴェーノ「早く教えろ!」
ジル、蒼白
麻衣「ジル?」
ジル「ウラルジア様とリシンガ様はペキン族の宮殿の宮に捕まっていると書かれております!」
麻衣「何ですって!?」
そこへミンティオ
ミンティオ「ウラルジアが何だって!?」
シヴェーノ「ペキン族の宮殿にリシンガと共に囚われているらしい」
ミンティオ「ペキン族に!?しかし二人はずっとここにいただろう?何故…」
シヴェーノ「恐らく…我が部族の裏切り者によって敵の手に渡ってしまったんだろ」
ミンティオ「裏切り者?」
シヴェーノ「リヴァニオの仕業さ」
ミンティオ「まさか!」
シヴェーノ「よしっ!」
決意を示す。
シヴェーノ「私はその真実を必ず突き止めて、ウラルジアとリシンガを救い出す!そのために私は行きます!」
ミンティオ「行くって何処へ!?」
シヴェーノ「もちろん決まっているよ!ペキン族の宮殿さ!そして二人を助けると共にペキン族とジャワ族、そして私達タルタラの争いにも決着をつけてくる!」
麻衣「シヴェーノ、あなたまで行くなんてやめて!これ以上母を悲しませるな!」
シヴェーノ「母上、ご心配なさらず。私は二人を連れて必ず生きて戻ります。仮に私が死んだとしてもリシンガとウラルジアだけは無事に救い出します」
麻衣「シヴェーノ!バカ言うのはよして!」
シヴェーノ「王位の後継でしたら私がいなくても弟たちやミンティオに任せられます。ご心配なさらず」
ミンティオ「だったら私もこの男と共に参ります!」
シヴェーノに
ミンティオ「シヴェーノ、共に戦おう。友である君を見捨てて私だけがここでのうのうとしていることなどできぬ!彼女たちを救い出して4人で生きて戻ろう!でももし仮に君の運命に死が待ち受けているのであれば…その時は私も共に死のう」
シヴェーノ「ミンティオ…」
麻衣「分かったわ…」
ジル「ウラニア様!」
麻衣、シヴェーノとミンティオを抱き締める。
麻衣「その代わり約束してちょうだい。死ぬだなんて決して言わないで!ちゃんと生きて戻ってきてちょうだい!」
数日後。シヴェーノとミンティオ。軍服姿で旅立つ。麻衣とジル、心配そうに見守る。後ろから軍服姿のアルシンゴとシエネオ。
シエネオ「それでは私達も」
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