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馬車で屋敷をでて数分後、街に着いた。やっぱり人が多いなぁ。でも今日は、クリスがいるから安心。
「離れないように俺の手をしっかり握ってろよ?」
でた。クリスの心配性。てか、あんたの方が握り方強いんだが。
「大丈夫だってば。」
恥ずかしいんだよ!わかれ!
「あ?心配してんだよ。1人でどっか行かれたら困るだろ。血眼で探さなきゃあかんくなるし。」
あぁ、もうクリスに任せよう。どうなってもいいや。
「わかった。」
「よしよし。いい子だ。」
頭をなでなでされる。これを待ってたりもする。馬鹿だな僕。
とういうことで、手を引かれるままに街を紹介され気づけば夕方。
「なあ、夕日が綺麗に見えるところがあるんだ。今から行かないか?」
夕日...最近よく見てなかったな。夕方になれば寝てたから、見てる時間なんて0に近い。
「うん、行こう。」
「よーし。そうと決まればれっつらごー!」
なんだそのおっさん臭い言い方。
街を離れ小さな森を抜ける。
そしたら小さな丘についた。ものすごく夕日が綺麗だ...
「お前とここに来れてよかった。」
「どうして?」
「お前が好きだから。ここは俺のとっておきの隠し場所。」
「なるほどね...僕も、クリスとこれて嬉しいよ。」
顔を向き合わせ、キスをする。それは深く深く、舌を絡めあわせて...
クリスといると楽しい。なんでそう思えるんだろう...まあいいや。この人となら一緒にいられる。
「ここ、夜も綺麗なんだぞ。」
「うんうん。」
「月は見えないが星が沢山光ってて。あ、でも早く帰らなきゃ。」
どうしたんだろう。聞かない方がいいのかな。でも、クリスのことを知らないままでいる。知りたい。知ろう。
「どうしたの?」
「ん?だって、メシに間に合わないだろ?」
なんだ。そんなことか。なんか、期待してた僕が馬鹿だった。
「ほら、お前の足じゃ遅いから俺が担いでいく。」
と、お姫様抱っこをされてしまった。
「ちょ、ねぇ。やだよぉ...」
と、顔お隠して言う。
「いいだろ?顔も見えて。なんなら俺の胸に顔蹲めてもいいぞ?」
恥ずかしいけど、そう言ってくれるなら...
クリスの胸に顔を押し当て匂いを堪能した。
「離れないように俺の手をしっかり握ってろよ?」
でた。クリスの心配性。てか、あんたの方が握り方強いんだが。
「大丈夫だってば。」
恥ずかしいんだよ!わかれ!
「あ?心配してんだよ。1人でどっか行かれたら困るだろ。血眼で探さなきゃあかんくなるし。」
あぁ、もうクリスに任せよう。どうなってもいいや。
「わかった。」
「よしよし。いい子だ。」
頭をなでなでされる。これを待ってたりもする。馬鹿だな僕。
とういうことで、手を引かれるままに街を紹介され気づけば夕方。
「なあ、夕日が綺麗に見えるところがあるんだ。今から行かないか?」
夕日...最近よく見てなかったな。夕方になれば寝てたから、見てる時間なんて0に近い。
「うん、行こう。」
「よーし。そうと決まればれっつらごー!」
なんだそのおっさん臭い言い方。
街を離れ小さな森を抜ける。
そしたら小さな丘についた。ものすごく夕日が綺麗だ...
「お前とここに来れてよかった。」
「どうして?」
「お前が好きだから。ここは俺のとっておきの隠し場所。」
「なるほどね...僕も、クリスとこれて嬉しいよ。」
顔を向き合わせ、キスをする。それは深く深く、舌を絡めあわせて...
クリスといると楽しい。なんでそう思えるんだろう...まあいいや。この人となら一緒にいられる。
「ここ、夜も綺麗なんだぞ。」
「うんうん。」
「月は見えないが星が沢山光ってて。あ、でも早く帰らなきゃ。」
どうしたんだろう。聞かない方がいいのかな。でも、クリスのことを知らないままでいる。知りたい。知ろう。
「どうしたの?」
「ん?だって、メシに間に合わないだろ?」
なんだ。そんなことか。なんか、期待してた僕が馬鹿だった。
「ほら、お前の足じゃ遅いから俺が担いでいく。」
と、お姫様抱っこをされてしまった。
「ちょ、ねぇ。やだよぉ...」
と、顔お隠して言う。
「いいだろ?顔も見えて。なんなら俺の胸に顔蹲めてもいいぞ?」
恥ずかしいけど、そう言ってくれるなら...
クリスの胸に顔を押し当て匂いを堪能した。
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