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「おい!ヨシュア!起きろ!」
突然肩をグラグラさせられてびっくりする。
「え!?何!?」
「俺ら事後の後すっかり寝ちまったから汚れたまんまなのよ。」
あ...忘れてた。どうしよう。
「とりあえず、お風呂行く?」
「そうだな。シーツとかは...」
「僕が洗うよ。こういう時の、エンチャント♪ささ、ベッドからでるよ。」
僕達はベッドからおり、事後の後のベッドに向かって...
「ベッドにエンチャント。クリーン。」
ほんとに便利よなぁ。え?使い方あってるかって?いいのそんなの。僕の世界じゃこういうことも出来るって覚えておいて。
「さすがヨシュアだな!頼りになる!ん~ギュッ♡」
あっ...まだ裸なのにくっつかれたら...
背中からクリスの獣毛を感じる。温かい...
「お風呂は?早くしないと。」
「そうだな!じゃ、行くか。じぃやに見つからないように。」
多分見つからない...と言うより、わかってるんだと思う気がする。
風呂場につく。
「体を洗う前に。ヨシュア、こっち向いて。」
「ん?どうしたの?って...んん!?」
振り向いたらクリスの唇が僕の唇に触れた。そのまま、口の中に舌が入ってくる。
「ん...ふぅ...はぁ...」
ほんとに、クリスはキスが好きだなぁ。
「ぷはぁ...やっぱ、お前とのキスは美味いし、気分が良くなる。」
「僕もだけど、早く体洗わないと。」
「じゃ、先俺を洗ってくれ。」
「変な事しない?」
「しないしない。」
怖いなぁ...と思いつつもこのもふもふを洗って、乾かして、一番最初に触るのは僕だ!ってなってるけど。
...ゴシゴシ。毛が多いと洗いづらいのが難点だなぁ。
よぉーし、全部ゴシゴシしたからあとは流すだけ~。
ジャーっとシャワーを流してクリスについてる泡を流す。
「終わったよ。」
「ふぅ~。さっぱりした。さんきゅ。次は俺がお前を洗う番だ。」
ちょっと怖いけど、まかせるか...
結局何事もなくすんなり終わった。ちょっと期待してた僕が恥ずかしい...
風呂場をでて、タオルで体拭くのめんどくさいから、エンチャントで体の水滴取って、着替えてたらクリスが突然、
「今日さ、弟が来んのよ。」
「弟?名前はなんて言うの?」
驚いた。クリスは妹だけじゃなく弟までいるなんて。
「ルドルフ。あいつ、ちょっとってところじゃなくて結構変態でさ。男女構わず可愛いやつを狙うのさ。」
ふぅむ。これは困った?僕、狙われるのかな。
「それで、僕はどうするの?」
「まぁ、俺が近くにいるから大丈夫だろうけど、万が一があったらのために、俺にエンチャントしといて。」
「はーい。で、どんなのがいい?」
エンチャントにもいろいろ種類がある。千里眼つけたり、力増幅させたりとか。
「えーっと、お前が危険になったら知らせるやつ。」
「そんなのないよ...んー、でも、似てるものならできるかな。」
と、両手を前に、おわんを作る形にして、人形を想像する。
「アイスドール!」
パリパリパリンっと、氷の人形ができる。
「これでいいかな。この人形が熱くなったり、溶けたりしてたら僕に何かしらあるって言う証拠だからちゃんと持っててね。はい。」
「おう。にっしてもすげーな。ヨシュアは。」
頭を撫でてくれる。
「だって、身を守るためにたくさん魔法編み出したんだもん。へへっ。」
「よしよし。いい子だ。ご褒美に...」
...チュッ。
「お坊ちゃま。ルドルフ様がお見えですよ。」
「もうそんな時間か。じゃ、玄関に行くか。」
「うん。」
ちょっと不安だけど、クリスがいれば問題ないだろう、と思い込んでいた。
突然肩をグラグラさせられてびっくりする。
「え!?何!?」
「俺ら事後の後すっかり寝ちまったから汚れたまんまなのよ。」
あ...忘れてた。どうしよう。
「とりあえず、お風呂行く?」
「そうだな。シーツとかは...」
「僕が洗うよ。こういう時の、エンチャント♪ささ、ベッドからでるよ。」
僕達はベッドからおり、事後の後のベッドに向かって...
「ベッドにエンチャント。クリーン。」
ほんとに便利よなぁ。え?使い方あってるかって?いいのそんなの。僕の世界じゃこういうことも出来るって覚えておいて。
「さすがヨシュアだな!頼りになる!ん~ギュッ♡」
あっ...まだ裸なのにくっつかれたら...
背中からクリスの獣毛を感じる。温かい...
「お風呂は?早くしないと。」
「そうだな!じゃ、行くか。じぃやに見つからないように。」
多分見つからない...と言うより、わかってるんだと思う気がする。
風呂場につく。
「体を洗う前に。ヨシュア、こっち向いて。」
「ん?どうしたの?って...んん!?」
振り向いたらクリスの唇が僕の唇に触れた。そのまま、口の中に舌が入ってくる。
「ん...ふぅ...はぁ...」
ほんとに、クリスはキスが好きだなぁ。
「ぷはぁ...やっぱ、お前とのキスは美味いし、気分が良くなる。」
「僕もだけど、早く体洗わないと。」
「じゃ、先俺を洗ってくれ。」
「変な事しない?」
「しないしない。」
怖いなぁ...と思いつつもこのもふもふを洗って、乾かして、一番最初に触るのは僕だ!ってなってるけど。
...ゴシゴシ。毛が多いと洗いづらいのが難点だなぁ。
よぉーし、全部ゴシゴシしたからあとは流すだけ~。
ジャーっとシャワーを流してクリスについてる泡を流す。
「終わったよ。」
「ふぅ~。さっぱりした。さんきゅ。次は俺がお前を洗う番だ。」
ちょっと怖いけど、まかせるか...
結局何事もなくすんなり終わった。ちょっと期待してた僕が恥ずかしい...
風呂場をでて、タオルで体拭くのめんどくさいから、エンチャントで体の水滴取って、着替えてたらクリスが突然、
「今日さ、弟が来んのよ。」
「弟?名前はなんて言うの?」
驚いた。クリスは妹だけじゃなく弟までいるなんて。
「ルドルフ。あいつ、ちょっとってところじゃなくて結構変態でさ。男女構わず可愛いやつを狙うのさ。」
ふぅむ。これは困った?僕、狙われるのかな。
「それで、僕はどうするの?」
「まぁ、俺が近くにいるから大丈夫だろうけど、万が一があったらのために、俺にエンチャントしといて。」
「はーい。で、どんなのがいい?」
エンチャントにもいろいろ種類がある。千里眼つけたり、力増幅させたりとか。
「えーっと、お前が危険になったら知らせるやつ。」
「そんなのないよ...んー、でも、似てるものならできるかな。」
と、両手を前に、おわんを作る形にして、人形を想像する。
「アイスドール!」
パリパリパリンっと、氷の人形ができる。
「これでいいかな。この人形が熱くなったり、溶けたりしてたら僕に何かしらあるって言う証拠だからちゃんと持っててね。はい。」
「おう。にっしてもすげーな。ヨシュアは。」
頭を撫でてくれる。
「だって、身を守るためにたくさん魔法編み出したんだもん。へへっ。」
「よしよし。いい子だ。ご褒美に...」
...チュッ。
「お坊ちゃま。ルドルフ様がお見えですよ。」
「もうそんな時間か。じゃ、玄関に行くか。」
「うん。」
ちょっと不安だけど、クリスがいれば問題ないだろう、と思い込んでいた。
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