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一話「死ぬなら俺んとこおいで」
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男が欄干に足をかけて号泣していた。
「ひっく、ひっく……死ぬこともできない……」
一度足を下ろした。
「でも、死にたい。楽になりたい……」
また足を欄干にひっかけるも、最後の一押しの勇気が足りず、飛び降り自殺ができないようだ。
めんどくさい現場を見つけてしまった。見なかったことにしよう。
と、思ったのだが、ここは交通事故が多い場所だ。こういったところではだいたいカメラが設置されている。
目だけで左右を確認する。ああ、やっぱりあった。
最近のカメラは、ナンバープレートを自動で読み取る機能がついており、自動読取装置とも呼ばれている。
(しゃーない)
この男が死んだあと、変な疑いを警察にかけられるのはごめんだ。
「君、死にたいん?」
「はっ」
男は恥ずかしそうに足を下ろした。
「あ、えっと……そそそそ、その……あぁあ、あ、の……」
多汗症に視線恐怖症。うん。普通に人間が怖いんやな、コイツ。
「あー。俺、精神科医。話、聞こか?」
携帯灰皿でタバコをつぶし、営業スマイルをゼロ円でかました。
「せん、せい……?」
ふむ。目に光が。誰かに相談したかった感じか。まだ、間に合いそうや。
<続く>
「ひっく、ひっく……死ぬこともできない……」
一度足を下ろした。
「でも、死にたい。楽になりたい……」
また足を欄干にひっかけるも、最後の一押しの勇気が足りず、飛び降り自殺ができないようだ。
めんどくさい現場を見つけてしまった。見なかったことにしよう。
と、思ったのだが、ここは交通事故が多い場所だ。こういったところではだいたいカメラが設置されている。
目だけで左右を確認する。ああ、やっぱりあった。
最近のカメラは、ナンバープレートを自動で読み取る機能がついており、自動読取装置とも呼ばれている。
(しゃーない)
この男が死んだあと、変な疑いを警察にかけられるのはごめんだ。
「君、死にたいん?」
「はっ」
男は恥ずかしそうに足を下ろした。
「あ、えっと……そそそそ、その……あぁあ、あ、の……」
多汗症に視線恐怖症。うん。普通に人間が怖いんやな、コイツ。
「あー。俺、精神科医。話、聞こか?」
携帯灰皿でタバコをつぶし、営業スマイルをゼロ円でかました。
「せん、せい……?」
ふむ。目に光が。誰かに相談したかった感じか。まだ、間に合いそうや。
<続く>
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