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出逢い
しおりを挟む「えー本日は天候にも恵まれ…」
『おい聞いてるのか治崎、立花
お前らだけだぞ入学早々遅刻して来たのわ』
『聞いてる聞いてる』
『立花お前はもっと反省の色を見せろ』
『だからすいませんってば笑』
『はぁ。今回だけだからな』
『俺先生の優しさ忘れねぇっす!』
『いいから早く教室に行け』
「立花?お前すげーのな
あの先生厳しくて有名な人だろ?」
「ははっ!てか和樹でいいで!
つかお前は治崎何?」
「治崎亮」
「じゃあ亮やな!』
「じゃあってなんの捻りもねーじゃん笑」
「確かに笑笑」
『あ!亮!お前探したぞ!!何してんだよ入学早々!』
『あーそれがさぁ朝起きたらもう9時でさ』
『何やってんだよもう中学生だぞー!
ってそっちは誰?亮の友達?』
『あぁ俺と同じ遅刻組の立花和樹』
『どーも笑で、君は何君?』
『え!あー!俺は亮の幼なじみの永原蓮宜しく!』
『へー!幼なじみなんか!良いなぁ!!』
『まぁ腐れ縁だよ笑』
『こっちのセリフだ!!』
『てかなんか和樹って地元ここじゃないの?』
『?』
『あっいやなんか話し方が独特ってゆーか』
『あぁこれな笑やっぱ変か?関西弁』
『いや、聴き慣れないだけ』
『いーなー!関西弁かっこいい!!』
『お!蓮はようわかってるやん!』
『俺も良いと思うよ関西弁』
『ははっ!そりゃどうも!笑』
これが俺たち3人の出会いだった
それから俺達は同じクラスということもあり
どんどん仲良くなっていった
楽観的でお調子者の和樹は
俺の持っていないものを沢山持っていて
そんな和樹に俺は自然と惹かれていた。
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