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裏
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しおりを挟むジークは迷いなしに
「今度は右足を負傷させると。一人では歩けなくなり、部屋に監禁するといいますよ。拒む事も逃げる事もさせません。まして自害なども。それに。家族とあの男の事を人質同然にしておけば、大丈夫でしょう。賢いローズマリーなら理解すると。」
「ジーク。わかった。もうここまできたら、好きにしなさい。ただし。ローズマリーを大事にするのだぞ。そなたがローズマリーの本来得る幸せを奪ったのだ。それを踏まえて、それ以上の幸せを与えるのだぞ。わかったか?」
「そうよ。ジーク。今誓ってちょうだい。」
「はい。私ジークは、ローズマリーを一生かけて幸せにすると父上と母上に誓います。」
「その言葉。忘れるのではないぞ。」
「はい。あ。ローズマリーの治療も終わっているでしょうし、戻りますね。失礼します。」と笑顔で走って行った。
その姿を見ながら
「あなた。ジークは狂ってしまったわ。あんなに酷い事をして、笑っているなんて。」
「王妃よ。ジークは、ローズマリーに対してだけ狂っているのだ。他に関しては王太子として、次期国王として問題はない。今回の事がジークがしたと言っても、誰も信じないであろう。
申し訳ないがローズマリーには、おとなしく一生ジークの妃でいてもらおう。それが一番…平和だろう。そうでなければ~この国の存続が危ぶまれる。」
「そうですね。私達や城の者達(長には事情を話)でサポートしながら、ローズマリーを見守り(監視)をしましょう。」
「そうだな。私の影も数名つけよう。ハァ~すまないな。
ローズマリーよ。」
「ごめんなさい。ローズマリー。」
完
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