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アルトとマリーナ 2通の手紙と永遠の愛
1
しおりを挟む鐘の音が鳴り響く中。
ローバー侯爵家の前当主。
アルト=ローバーが、家族が見守る中。安らかな顔をしながら、息を引き取った。
「父のこんな顔。久しぶりに見ましたよ。病に侵されてからは、苦痛な顔をしていましたからね。孫に会う時は、流石に笑顔でしたが。」
「お義母様も気をたしかに。
あなた。二人っきりに、させてあげましょうよ。私達がいると話せないことも、あるかも知れませんわ。」
「あ~そうだな。母さん。私達は少し席を外しますね。行こうかみんな。」
「ありがとうね。」
みんなは部屋を出ていった。
それを確認してから~。
「アルト。お疲れ様でした。」と話し始めた。そして。窓から城のバラ園がある方向を見ながら「もう。お姉様と会えたかしらね。」と。
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