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429話
しおりを挟むそこには~
ヨーク、ルビーとセツ、グリス、ハイロが揉めていた。
「ヨーク。そこをどけよ。俺の花雪が待っているんだ。早く迎えにいかないと、寂しがるだろう。」
「そうだ。一花も待っている」
「彩葉も俺と早く楽しみたいと、待っているはずだ。」
「セツ様たち。ここには、大事なお客様がいるんですよ。それに誰にも3人が来た時。連絡がほしいと、言われておりません。
なので、今日はお引き取り下さい。」
「なんだと~俺に逆らうのか?もういい。どけ。」とヨークをつき飛ばそうとした時。
「なにをしている(怒)」とファストがオーラを出した。
「兄貴。こいつらが邪魔をしたからだ。直ぐに俺達を通してくれれば、なにもなかったのによ。」
ギロリとセツ達を睨む。
「ヨークとルビーの話を聞いたか?お前達が勝手に、部屋に行く事は許可できない。それに3人から相談されてな。会いたくないそうだ。」
「はぁ~兄貴。何言っているんだよ。俺に会いたくない?冗談だろう。だって俺と花雪は、運命の番なのに。ふざけるな。会って話をする。」
無理に行こうとするセツ達に、朝月がなにか呪文を唱え動けなくした。
「あと。グリスとハイロも、一花と彩葉に近寄るな。迷惑していたぞ。」
「「そんなぁ~。」」
今まで女性に拒否された事がなかったので、ショックを受けていた。
今日は、3人とも家でおとなしくしていろ。
余計な事をするなよ。
朝月は呪文を唱え、3人を動けるようにした。
納得できないが、今回はしぶしぶ帰った。
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