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⑦不倫旅行と決定的証拠
それから数日経った頃、夫からこんなことを言われた。
「実乃梨、話があるんだ」
「……話?」
その話がいっそ【離婚】ならいいのにと、心のどこかで思ってしまう自分がいたのも確かだった。
「ああ、実は来週の月曜から出張が入ったんだ」
「出張……?そうなんだ」
夫は普段商品開発部で新作商品の開発などを手掛けているけど、出張なんて初めてだった。
正直に言うと、その【出張】というのも怪しいと思って疑ってしまうのだけど。
「一泊二日の出張なんだけどさ、部長の付添いで行くことになったんだ」
「へぇ……。そうなんだ、すごいね」
と言ってはみたものの、本当に出張なのか怪しい所だ。
「すまない。子供たちを預けるみたいになっちゃって」
「別に、出張なら仕方ないし。……気にしなくていいから、そんなの」
夫と私の仲は、周りから見ればそんなに悪い訳ではなかった。仲の良い夫婦に見えていたのか、私たちはラブラブだと言われていた。
子供たちもみんな仲良くて、理想の家族だった。
「実乃梨……ありがとう」
夫はそんな私を、そっと抱き寄せる。
「実乃梨が俺の妻で、本当に良かったよ。……俺には実乃梨だけだよ」
そんな甘い言葉を囁かれても、私は惑わされたりなんてしない。
あなたが付いている本当のウソを、私は知っているからーーー。
何が私だけよ。堂々と浮気してるくせに……。
あなたの言葉なんて、もう何も信じない。……信じられない。
「実乃梨……」
そのまま夫は、私にキスをしようとしてきた。
「っ……ごめん……」
でも私は、夫の体を押してそれを拒んだ。
「……いや、俺こそごめん」
夫の表情は、今まで見たことがないくらい驚いていた。
今までだって私は、夫からのキスやセックスの誘いを断ったことなんてなかった。……今日初めて、それを拒んだ。
「あ……あのね、あなた……」
拒まれたことに相当ショックを受けているのか、夫の表情はとても悲しそうで、とても寂しそうだった。
「実乃梨、そういう日もあるんだろ? 気にするな」
と言いつつ、一番気にしているのは夫の方なのだけどーーー。
「そうだ。ねぇ、あなた」
「……ん?」
「子供たちがね、今日保育園で絵を書いてきたのよ」
私は出来るだけ、明るく振る舞うことにした。 夫の浮気を疑っているなんて思わせないように、なるべく明るく振る舞うことにしたのだ。
「絵を?」
「そう。 見てよこれ」
私は引き出しから二人の絵を取り出して、夫に見せた。
「これって……」
「ママとパパ、だってよ。上手に書けてるよね」
「……ああ。上手に書けてるな」
夫は二人が書いた絵を見ながら、嬉しそうに微笑んでいた。
タイトルは【ママとパパ】。シンプルだけど、二人が書いた私たちは、手を繋ぎあっていた。そしてニコニコと笑っていた。
……あの子たちの目には、私たちはこんな風に写っているんだ。初めてそう思えた。
「……本当に上手に、書けてるな」
「ねぇ。私少し目が大きすぎるけどね」
「それ言ったら俺も、髪ちょっと少ないよな?」
だけどこうして子供たちの書いた絵を見つめながら夫と一緒にいると、ああ私たちはやっぱり家族なんだなって、思える。
それって結構すごいことなんだと思える。家族になるのって、難しいから。
「……ねぇ、あなた」
「ん?」
「子供たちにはね、ずっと笑って生きてって欲しいなって思うの、私」
夫が浮気していたとしても、それは子供たちには関係のないこと。
子供たちにはなんの罪もないこと、だから。
「……え?」
「子供の成長って日々早くて、すごく驚かさせることばかりでね。今まで知らなかった言葉を急に話したりとか、急に覚えてきたりするじゃない?……でもそれって子供たちにとっては、嬉しいことなんだと思うんだ。何かをまた一つ覚えたことが、あの子たちの喜びになったりするんだと思うの」
母親になって初めて分かる、子供たちの存在の大きさ。
子供たちがいるから、私は頑張れるんだって思える。
「……そうだな。本当にあの子たちには、驚かされることばかりだよな」
「うん。だけど楽しそうだし、あの子たち。……健康で明るい子になってくれてるってだけで、私は嬉しいかな」
子供たちは私の宝物。あの子たちだけは、何があっても私が守るの。
夫ともし離婚することになっても、私はあの子たちを絶対に手放したりはしない。 一人ででも、立派な子に育て上げてみせる。
あの子たちが悲しむようなことがないように、明るく楽しく過ごしてみせるんだから。
「……実乃梨は本当に、いい母親だな。立派だよ」
「そうかな?」
「ああ、やっぱり母親は強いよな。……俺は全然、ダメな父親だけど」
そうね……。あなたは夫としても、父親としても全然ダメね。
私や子供たちをこんな風に悲しませて、傷付けている。あなたのその言葉や思いやりは、私たちを傷付けているだけだということに、あなたはまだ気付いていない。
ーーーあなたは夫としても失格だし、父親としても失格。
「実乃梨、この絵額縁に入れて飾らないか?ここに」
「うん。良いアイデアね」
私はそんな複雑な思いを抱えながらも、いつも通りに接するしかない。
離婚するためには、離れるためには、それしか今は方法かない。……何も悟られないようにするしかない。
「明日、額縁買ってくるわね」
「お、ありがとう」
子供たちだけが、今の私たちを夫婦として、そして家族として成り立たせてくれる唯一のカギ。
子供たちがいるからこそ、決断は慎重になる。
「もうそろそろ寝ましょう」
「そうだな」
私たちは子供たちの寝室へと向かい、子供たちの寝顔をそっと覗く。
可愛い寝顔が二つ、本当に愛らしいと思える。
「もう、この子は……」
空斗はいつも寝てると布団がズレている。寝相があまり良くないのね。
「どんな夢、見てるのかな」
「さあな。……さ、俺たちも寝よう」
「……うん」
私たちは自分たちの寝室へと戻り、二つ並んでベッドに潜る。
「……なあ、実乃梨」
「何?」
夫は私をそっと抱き寄せ、私を背中から抱きしめる。
「実乃梨はいつも暖かいな」
「……そうかな」
「ああ。実乃梨の暖かさは、飛行機で言うとファーストクラスだな」
と、夫は言ってくれた。
「え、何それ……」
意味が分からないと思いながらも、昔から夫はこうだったなと思った。
夫はいつも私に愛の言葉をたくさんくれて、和ませてくれたりした。 辛い時はそばにいて励ましてくれて、慰めてくれて……。
そんな夫とだから私は結婚したいと思ったし、赤ちゃんが出来た時も嬉しくて、産みたいと思ったんだ。
やだ、私ったら。そんな懐かしい気持ちを思い出すなんてーーー。
「おやすみ、実乃梨」
「……おやすみ、奏雨」
「実乃梨、もう一回奏雨って呼んで」
夫の名前を呼んだだけなのに、夫は嬉しそうだった。
「え、イヤよ……」
「いいから、もう一回呼んで」
「……奏雨」
仕方なく、もう一回夫の名前を呼んであげる。
「ありがとう。……おやすみなさい」
「おやすみなさい」
私は枕元の電気を消し、眠りについた。
そして週明けの月曜日ーーー。
「行ってらっしゃい」
「パパ~がんばってねっ!」
「いってらっしゃい!パパ!」
「おー。行ってきます」
私と子供たちで、出張という名の不倫旅行に出掛ける夫を玄関で見送った。
出張というので気になった私は、夫の会社に聞いてみたが、やはり夫の出張というは嘘だった。
あれは絶対に不倫旅行に違いない。相手は絶対に宍倉円香だ。
不倫旅行かもしれないというのも、あらかじめ四葉さんに伝えていた私は、四葉さんに不倫旅行の証拠写真を撮って来てほしいとお願いした。
これが本当に不倫旅行だったら、私は決定的証拠になると確信した。……もう言い逃れは出来ないと、そう思っている。
四葉さんから宍倉円香の写真や、ホテルから出てくる写真も昨日、四葉さんから見せてもらった。
確かにあれは、間違いなく夫だった。宍倉円香が夫の腕を組んで、二人仲良くホテルに入って行く姿がバッチリと写真に写っていた。
そして宍倉円香の手には、四葉さんが言っていた通り左手の薬指に指輪が嵌めてあったのも確認した。
そして他にもホテルから出てきた瞬間の写真や、車の中でキスを交わす二人の写真などもあった。
そしてカフェで親しげに話す姿に、宍倉円香が夫に対して手を降っている姿、二人で抱き合っている姿まで、全部写真に証拠が写っていたんだ。
本当に四葉さんの言う通りだった……。
やっぱり夫は、浮気していた。宍倉円香と何度も浮気していた。
許せない、本当に。私たちを裏切っていたことに心底腹が立つ。
この裏切りの代償は、どうやって取ってもらおうかしらーーー。
そして恐らく、今日は二人で不倫旅行に行っているはずだ。 それだけの証拠があれば、私は夫を追求出来る。
夫にはもう言い逃れはさせない。 必ず白状させて、離婚してやる。
子供たちは絶対に渡さない。私が二人を必ず守ってみせる。
ーーー奏雨、あなたに地獄を見せてあげる。
私たちを裏切ったこと、必ず後悔させてあげるから。
「実乃梨、話があるんだ」
「……話?」
その話がいっそ【離婚】ならいいのにと、心のどこかで思ってしまう自分がいたのも確かだった。
「ああ、実は来週の月曜から出張が入ったんだ」
「出張……?そうなんだ」
夫は普段商品開発部で新作商品の開発などを手掛けているけど、出張なんて初めてだった。
正直に言うと、その【出張】というのも怪しいと思って疑ってしまうのだけど。
「一泊二日の出張なんだけどさ、部長の付添いで行くことになったんだ」
「へぇ……。そうなんだ、すごいね」
と言ってはみたものの、本当に出張なのか怪しい所だ。
「すまない。子供たちを預けるみたいになっちゃって」
「別に、出張なら仕方ないし。……気にしなくていいから、そんなの」
夫と私の仲は、周りから見ればそんなに悪い訳ではなかった。仲の良い夫婦に見えていたのか、私たちはラブラブだと言われていた。
子供たちもみんな仲良くて、理想の家族だった。
「実乃梨……ありがとう」
夫はそんな私を、そっと抱き寄せる。
「実乃梨が俺の妻で、本当に良かったよ。……俺には実乃梨だけだよ」
そんな甘い言葉を囁かれても、私は惑わされたりなんてしない。
あなたが付いている本当のウソを、私は知っているからーーー。
何が私だけよ。堂々と浮気してるくせに……。
あなたの言葉なんて、もう何も信じない。……信じられない。
「実乃梨……」
そのまま夫は、私にキスをしようとしてきた。
「っ……ごめん……」
でも私は、夫の体を押してそれを拒んだ。
「……いや、俺こそごめん」
夫の表情は、今まで見たことがないくらい驚いていた。
今までだって私は、夫からのキスやセックスの誘いを断ったことなんてなかった。……今日初めて、それを拒んだ。
「あ……あのね、あなた……」
拒まれたことに相当ショックを受けているのか、夫の表情はとても悲しそうで、とても寂しそうだった。
「実乃梨、そういう日もあるんだろ? 気にするな」
と言いつつ、一番気にしているのは夫の方なのだけどーーー。
「そうだ。ねぇ、あなた」
「……ん?」
「子供たちがね、今日保育園で絵を書いてきたのよ」
私は出来るだけ、明るく振る舞うことにした。 夫の浮気を疑っているなんて思わせないように、なるべく明るく振る舞うことにしたのだ。
「絵を?」
「そう。 見てよこれ」
私は引き出しから二人の絵を取り出して、夫に見せた。
「これって……」
「ママとパパ、だってよ。上手に書けてるよね」
「……ああ。上手に書けてるな」
夫は二人が書いた絵を見ながら、嬉しそうに微笑んでいた。
タイトルは【ママとパパ】。シンプルだけど、二人が書いた私たちは、手を繋ぎあっていた。そしてニコニコと笑っていた。
……あの子たちの目には、私たちはこんな風に写っているんだ。初めてそう思えた。
「……本当に上手に、書けてるな」
「ねぇ。私少し目が大きすぎるけどね」
「それ言ったら俺も、髪ちょっと少ないよな?」
だけどこうして子供たちの書いた絵を見つめながら夫と一緒にいると、ああ私たちはやっぱり家族なんだなって、思える。
それって結構すごいことなんだと思える。家族になるのって、難しいから。
「……ねぇ、あなた」
「ん?」
「子供たちにはね、ずっと笑って生きてって欲しいなって思うの、私」
夫が浮気していたとしても、それは子供たちには関係のないこと。
子供たちにはなんの罪もないこと、だから。
「……え?」
「子供の成長って日々早くて、すごく驚かさせることばかりでね。今まで知らなかった言葉を急に話したりとか、急に覚えてきたりするじゃない?……でもそれって子供たちにとっては、嬉しいことなんだと思うんだ。何かをまた一つ覚えたことが、あの子たちの喜びになったりするんだと思うの」
母親になって初めて分かる、子供たちの存在の大きさ。
子供たちがいるから、私は頑張れるんだって思える。
「……そうだな。本当にあの子たちには、驚かされることばかりだよな」
「うん。だけど楽しそうだし、あの子たち。……健康で明るい子になってくれてるってだけで、私は嬉しいかな」
子供たちは私の宝物。あの子たちだけは、何があっても私が守るの。
夫ともし離婚することになっても、私はあの子たちを絶対に手放したりはしない。 一人ででも、立派な子に育て上げてみせる。
あの子たちが悲しむようなことがないように、明るく楽しく過ごしてみせるんだから。
「……実乃梨は本当に、いい母親だな。立派だよ」
「そうかな?」
「ああ、やっぱり母親は強いよな。……俺は全然、ダメな父親だけど」
そうね……。あなたは夫としても、父親としても全然ダメね。
私や子供たちをこんな風に悲しませて、傷付けている。あなたのその言葉や思いやりは、私たちを傷付けているだけだということに、あなたはまだ気付いていない。
ーーーあなたは夫としても失格だし、父親としても失格。
「実乃梨、この絵額縁に入れて飾らないか?ここに」
「うん。良いアイデアね」
私はそんな複雑な思いを抱えながらも、いつも通りに接するしかない。
離婚するためには、離れるためには、それしか今は方法かない。……何も悟られないようにするしかない。
「明日、額縁買ってくるわね」
「お、ありがとう」
子供たちだけが、今の私たちを夫婦として、そして家族として成り立たせてくれる唯一のカギ。
子供たちがいるからこそ、決断は慎重になる。
「もうそろそろ寝ましょう」
「そうだな」
私たちは子供たちの寝室へと向かい、子供たちの寝顔をそっと覗く。
可愛い寝顔が二つ、本当に愛らしいと思える。
「もう、この子は……」
空斗はいつも寝てると布団がズレている。寝相があまり良くないのね。
「どんな夢、見てるのかな」
「さあな。……さ、俺たちも寝よう」
「……うん」
私たちは自分たちの寝室へと戻り、二つ並んでベッドに潜る。
「……なあ、実乃梨」
「何?」
夫は私をそっと抱き寄せ、私を背中から抱きしめる。
「実乃梨はいつも暖かいな」
「……そうかな」
「ああ。実乃梨の暖かさは、飛行機で言うとファーストクラスだな」
と、夫は言ってくれた。
「え、何それ……」
意味が分からないと思いながらも、昔から夫はこうだったなと思った。
夫はいつも私に愛の言葉をたくさんくれて、和ませてくれたりした。 辛い時はそばにいて励ましてくれて、慰めてくれて……。
そんな夫とだから私は結婚したいと思ったし、赤ちゃんが出来た時も嬉しくて、産みたいと思ったんだ。
やだ、私ったら。そんな懐かしい気持ちを思い出すなんてーーー。
「おやすみ、実乃梨」
「……おやすみ、奏雨」
「実乃梨、もう一回奏雨って呼んで」
夫の名前を呼んだだけなのに、夫は嬉しそうだった。
「え、イヤよ……」
「いいから、もう一回呼んで」
「……奏雨」
仕方なく、もう一回夫の名前を呼んであげる。
「ありがとう。……おやすみなさい」
「おやすみなさい」
私は枕元の電気を消し、眠りについた。
そして週明けの月曜日ーーー。
「行ってらっしゃい」
「パパ~がんばってねっ!」
「いってらっしゃい!パパ!」
「おー。行ってきます」
私と子供たちで、出張という名の不倫旅行に出掛ける夫を玄関で見送った。
出張というので気になった私は、夫の会社に聞いてみたが、やはり夫の出張というは嘘だった。
あれは絶対に不倫旅行に違いない。相手は絶対に宍倉円香だ。
不倫旅行かもしれないというのも、あらかじめ四葉さんに伝えていた私は、四葉さんに不倫旅行の証拠写真を撮って来てほしいとお願いした。
これが本当に不倫旅行だったら、私は決定的証拠になると確信した。……もう言い逃れは出来ないと、そう思っている。
四葉さんから宍倉円香の写真や、ホテルから出てくる写真も昨日、四葉さんから見せてもらった。
確かにあれは、間違いなく夫だった。宍倉円香が夫の腕を組んで、二人仲良くホテルに入って行く姿がバッチリと写真に写っていた。
そして宍倉円香の手には、四葉さんが言っていた通り左手の薬指に指輪が嵌めてあったのも確認した。
そして他にもホテルから出てきた瞬間の写真や、車の中でキスを交わす二人の写真などもあった。
そしてカフェで親しげに話す姿に、宍倉円香が夫に対して手を降っている姿、二人で抱き合っている姿まで、全部写真に証拠が写っていたんだ。
本当に四葉さんの言う通りだった……。
やっぱり夫は、浮気していた。宍倉円香と何度も浮気していた。
許せない、本当に。私たちを裏切っていたことに心底腹が立つ。
この裏切りの代償は、どうやって取ってもらおうかしらーーー。
そして恐らく、今日は二人で不倫旅行に行っているはずだ。 それだけの証拠があれば、私は夫を追求出来る。
夫にはもう言い逃れはさせない。 必ず白状させて、離婚してやる。
子供たちは絶対に渡さない。私が二人を必ず守ってみせる。
ーーー奏雨、あなたに地獄を見せてあげる。
私たちを裏切ったこと、必ず後悔させてあげるから。
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