35 / 71
第2章 vs陸王
第2章20話 侵攻決着 李からの要請
しおりを挟む
悠と氷室がそれぞれ陸王の眷属を撃破した頃、団員たちはそれぞれの師団長の帰りを信じて大量の魔物の殲滅に当たっていた。
「荒太、約1万体の大群がそっちの市街地に向かったわ。大体が人獣型よ。」
「了解した。また何かあったら報告してくれ。」
「了解。」
「皆訓練で教わったことを思い出せ。団長たちは必ず勝利して帰ってくる。ここで踏ん張るぞ。」
「はい!」
そして間もなく、新田達第1・第2師団の約半数の団員が守ってる総理官邸、総司令本部がある東部中心部に大量の魔物が押し寄せてきた。その一体一体が坤による改造が施されており、大幅に耐久力と攻撃力が増していた。
「お前ら行くぞ!」
新田の合図とともに新田たちは都心部少し手前で魔物たちを迎え撃った。新田たちはかなり善戦したが、約半数を倒したところであまりの数の多さに押され始めた。
「お前ら正念場だ!堪えろ!」
そこから何とか耐えていたが、陣形が崩れ突破されかけた時
『八寒地獄 頞部陀』
残っていた魔物たちが凍り付いた。
「悠今だ!」
『桜刃流双身術 こぼれ桜』
間一髪のところで到着した悠と氷室のコンビによって大量の魔物は一掃された。
「よく頑張ったな、お前ら。」
「師団長、勝ったのですね。」
「あぁ、今東部各地の団員から魔物殲滅完了の報告を受けた。俺たちの勝利だ。」
その一言で団員たちは歓喜の声を上げた。
「負傷したものは直ぐに治療を受けろ。涼介兄も受けてきな。後処理は俺がやっておくよ。」
「あぁ、悪いなそうさせてもらう。流石に限界。」
氷室はその場で気を失ったように眠った。
「彩音悪いけど寧々に通信をつないでくれ。」
「かしこまりました。」
彩音は寧々に通信をつないだ。
「はい綾辻です。」
「寧々、俺だ。涼介兄が今ダウンしてるから俺が指示するぞ。」
「かしこまりました。」
「第2の動ける団員は避難者の救援物資の手配を手伝ってあげてくれ。都心部だからかなりの量があるから。各地にいる団員にもしばらくは復興に力を入れるよう言っておいてくれ。」
「その間の魔物殲滅は俺が担うよ。」
「かしこまりました。」
その後、市民たちの協力もあり想定よりも早く復興することができた。陸王の眷属との戦闘で重傷を負っていた氷室・スターク・ソフィアも目を覚ましたので情報共有をするため、総司令も交えて再びリモートで会議することになった。
「まずは4人ともよく陸王の眷属を倒してくれたわね。ありがとう。」
「ありがとうございます。」
「光栄です。」
「まぁ勝ててよかったです。」
「誰も欠けなくてよかったです。」
「3人は怪我はもういいのかい?だいぶ重症だったんだろ。」
「あぁもうばっちりだ。いつまでもうちの師団のことを悠に任せるわけにもいかなしな。」
「それにずっと寝てたら体がなまってっちまうよ。団員も心配させたくないし。」
「そうね、あの時の感覚も忘れたくないからね。」
「それじゃ話を戻しましょうか。まずは4人の戦った陸王の眷属の情報を共有しましょうか。」
総司令が話を戻した。悠たちそれぞれが戦った眷属の能力と戦い方などを説明した。
「成程、じゃあやっぱりその薬がかなり厄介だったのね。」
「そうですね。それぞれ個々の能力も厄介でしたがそれにプラスで魔獣の力となりますので常にこちら側が対応する側だったのもですね。」
「でも、悠は眷属のうち2体倒してるからすごいわよね。」
「俺が相手した2体はどちらかというと能力よりフィジカルっていう感じだったし、乾に関しては能力はなかったしね。ソフィアたちが戦った巽みたいに能力重視みたいな奴だとまた違ったと思うよ。」
「そうよ、ソフィアたちこそよく『超速再生』と『毒生成』っていう厄介な能力持った相手に勝てたわよ。」
悠とアクエに褒められてソフィアは少し嬉しそうに微笑んだ。
「その薬は他の三王の眷属も使ってくるのかしら?」
「その線は薄いと思います。」
総司令の問いに悠はすぐさま回答した。
「それはどうしてかしら?」
「乾と艮が言ってたことで分かったことですがあの薬は恐らくまだ実験段階のものだと思います。完成品ではないものを横流しするような奴ではないと思います。」
「悠の言ってることは大体あってますよ。坤の話だと欠陥だらけの不良品と言っていたので間違いないかと。」
「じゃあ薬はもうないと仮定して、これからはどういう方針で行きましょうか。」
「まだ攻め時ではないかと。このまま攻めても全員無事ではすみませんしそれに向こうは眷属がやられているわけですから次は本気で攻めてくるでしょう。相手の力も未知数ですし。」
「俺は賛成だ。このままじゃ勝てないって身に染みてわかった。」
スタークの発言を皮切りに他の師団長達も悠の意見に賛成し、各々が力をつける期間を設けることにした。
そして会議の後、李から連絡がやっていた。
「李、どうした?」
「悠ちょっと中央部二来て欲しいネ。」
「荒太、約1万体の大群がそっちの市街地に向かったわ。大体が人獣型よ。」
「了解した。また何かあったら報告してくれ。」
「了解。」
「皆訓練で教わったことを思い出せ。団長たちは必ず勝利して帰ってくる。ここで踏ん張るぞ。」
「はい!」
そして間もなく、新田達第1・第2師団の約半数の団員が守ってる総理官邸、総司令本部がある東部中心部に大量の魔物が押し寄せてきた。その一体一体が坤による改造が施されており、大幅に耐久力と攻撃力が増していた。
「お前ら行くぞ!」
新田の合図とともに新田たちは都心部少し手前で魔物たちを迎え撃った。新田たちはかなり善戦したが、約半数を倒したところであまりの数の多さに押され始めた。
「お前ら正念場だ!堪えろ!」
そこから何とか耐えていたが、陣形が崩れ突破されかけた時
『八寒地獄 頞部陀』
残っていた魔物たちが凍り付いた。
「悠今だ!」
『桜刃流双身術 こぼれ桜』
間一髪のところで到着した悠と氷室のコンビによって大量の魔物は一掃された。
「よく頑張ったな、お前ら。」
「師団長、勝ったのですね。」
「あぁ、今東部各地の団員から魔物殲滅完了の報告を受けた。俺たちの勝利だ。」
その一言で団員たちは歓喜の声を上げた。
「負傷したものは直ぐに治療を受けろ。涼介兄も受けてきな。後処理は俺がやっておくよ。」
「あぁ、悪いなそうさせてもらう。流石に限界。」
氷室はその場で気を失ったように眠った。
「彩音悪いけど寧々に通信をつないでくれ。」
「かしこまりました。」
彩音は寧々に通信をつないだ。
「はい綾辻です。」
「寧々、俺だ。涼介兄が今ダウンしてるから俺が指示するぞ。」
「かしこまりました。」
「第2の動ける団員は避難者の救援物資の手配を手伝ってあげてくれ。都心部だからかなりの量があるから。各地にいる団員にもしばらくは復興に力を入れるよう言っておいてくれ。」
「その間の魔物殲滅は俺が担うよ。」
「かしこまりました。」
その後、市民たちの協力もあり想定よりも早く復興することができた。陸王の眷属との戦闘で重傷を負っていた氷室・スターク・ソフィアも目を覚ましたので情報共有をするため、総司令も交えて再びリモートで会議することになった。
「まずは4人ともよく陸王の眷属を倒してくれたわね。ありがとう。」
「ありがとうございます。」
「光栄です。」
「まぁ勝ててよかったです。」
「誰も欠けなくてよかったです。」
「3人は怪我はもういいのかい?だいぶ重症だったんだろ。」
「あぁもうばっちりだ。いつまでもうちの師団のことを悠に任せるわけにもいかなしな。」
「それにずっと寝てたら体がなまってっちまうよ。団員も心配させたくないし。」
「そうね、あの時の感覚も忘れたくないからね。」
「それじゃ話を戻しましょうか。まずは4人の戦った陸王の眷属の情報を共有しましょうか。」
総司令が話を戻した。悠たちそれぞれが戦った眷属の能力と戦い方などを説明した。
「成程、じゃあやっぱりその薬がかなり厄介だったのね。」
「そうですね。それぞれ個々の能力も厄介でしたがそれにプラスで魔獣の力となりますので常にこちら側が対応する側だったのもですね。」
「でも、悠は眷属のうち2体倒してるからすごいわよね。」
「俺が相手した2体はどちらかというと能力よりフィジカルっていう感じだったし、乾に関しては能力はなかったしね。ソフィアたちが戦った巽みたいに能力重視みたいな奴だとまた違ったと思うよ。」
「そうよ、ソフィアたちこそよく『超速再生』と『毒生成』っていう厄介な能力持った相手に勝てたわよ。」
悠とアクエに褒められてソフィアは少し嬉しそうに微笑んだ。
「その薬は他の三王の眷属も使ってくるのかしら?」
「その線は薄いと思います。」
総司令の問いに悠はすぐさま回答した。
「それはどうしてかしら?」
「乾と艮が言ってたことで分かったことですがあの薬は恐らくまだ実験段階のものだと思います。完成品ではないものを横流しするような奴ではないと思います。」
「悠の言ってることは大体あってますよ。坤の話だと欠陥だらけの不良品と言っていたので間違いないかと。」
「じゃあ薬はもうないと仮定して、これからはどういう方針で行きましょうか。」
「まだ攻め時ではないかと。このまま攻めても全員無事ではすみませんしそれに向こうは眷属がやられているわけですから次は本気で攻めてくるでしょう。相手の力も未知数ですし。」
「俺は賛成だ。このままじゃ勝てないって身に染みてわかった。」
スタークの発言を皮切りに他の師団長達も悠の意見に賛成し、各々が力をつける期間を設けることにした。
そして会議の後、李から連絡がやっていた。
「李、どうした?」
「悠ちょっと中央部二来て欲しいネ。」
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる