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心の戦場
13.二年生
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「あ、先輩聞いてくださいよ。私だけ演劇部の片付け手伝わされたんですよ」
神奈先輩に一人の女の先輩が抱きつき話しかける。
「はいはい、わかったから。後でちゃんと聞いてあげるから」
神奈先輩はそれをなだめる。
「ほら、後輩の前なんだから、そんなだらしないことしないの」
「え?」
神奈先輩の一言で龍也達がいることに気づく、すると、すぐさま神奈先輩から離れ姿勢をただす。
「えっと、今のはなしで」
「え?」
龍也は謎の発言に思わず声をもらす。すると、女の先輩はみるみる顔を赤くしていく。
「おはようございまーす」
すると、さらに6人の人が一気に部室のなかに入ってくる。そして、一人の男先輩が顔の赤くなった女の先輩に話しかける。
「どうした、空前?」
「何でもない」
「顔赤いぞ」
「だまれ」
「お前、さっき手伝ってやっただろ」
「関係ない」
「どうしたんだよ。……お、新入生?」
先程までの女生徒に話しかけていた男生徒が龍也に気付き話しかける。
「はい、そうです」
「そうか、俺は大地ってんだ。よろしくな」
「よろしくお願いします」
「お前、堅いな所詮はゲームするだけなんだから、気負うなよ」
「え?」
龍也はその言葉に驚いた。
「そんな感じなんですか?」
「そんな感じって、ああ、プロ意識もってゲームをしてるんじゃないのかって?
たまに要るんだよそういう感じでプロ目指すやつ。でもな一つ良いこと教えてやる。
ゲームで食ってるやつにプロ意識なんてない、ただ純粋にゲームを楽しんでるだけだ。だから、楽しめるように頑張れよ」
「……」
大地先輩はそう言うと席につく。
「ごめんな、あいつはあんな感じでふざけてるところあるけど、一応二年のエースなんだ」
龍也が少し唖然としていると声をかけられる。
「俺は二年の風間って言うんだ。よろしくな」
「自分は坂本龍也です」
「よろしく龍也」
自己紹介をすると風間先輩は龍也と握手をかわす。
「神奈、そっちは終わったか?」
隼人先輩が声をかける。
「後は慣れるだけ」
「おけ、二年生が来たことだし、二年生はそれぞれ自己紹介を、因みに『NWB』の事は話してあるから、それと時間もないから手短に」
隼人先輩の言葉を聞き、二年生が席をたつ。
「了解、俺の名前は天馬大地。突撃兵だ」
「私は空前奈央。索敵兵をしてます」
「自分は風間陸。狙撃兵をしてるよ。よろしく」
「僕は西野海。突撃兵です」
「私、高山吹雪。狙撃兵」
「自分は影野茂。索敵兵をしてる」
「俺は峯島康太。衛生兵だ」
2年生の面々が簡単な名前と『NWB』での役割で自己紹介を済ました。
(なぜわざわざ、役割まで今言うんだ?)
龍也はさきほどから先輩たちがやけに役割を話すと思っていた。
「それじゃあ、とりあえず、一年生の名前の紹介は手短に自分が」
隼人部長はそういうと、龍也たち一年生の名前を紹介し、紹介された一年は皆、頭を下げる。そして
「あとは、ここにいない3人の2年生がいるけど、彼らの紹介はまた今度で、......よし、それじゃあ始めるか。新入部員の歓迎会を……ゲームで」
神奈先輩に一人の女の先輩が抱きつき話しかける。
「はいはい、わかったから。後でちゃんと聞いてあげるから」
神奈先輩はそれをなだめる。
「ほら、後輩の前なんだから、そんなだらしないことしないの」
「え?」
神奈先輩の一言で龍也達がいることに気づく、すると、すぐさま神奈先輩から離れ姿勢をただす。
「えっと、今のはなしで」
「え?」
龍也は謎の発言に思わず声をもらす。すると、女の先輩はみるみる顔を赤くしていく。
「おはようございまーす」
すると、さらに6人の人が一気に部室のなかに入ってくる。そして、一人の男先輩が顔の赤くなった女の先輩に話しかける。
「どうした、空前?」
「何でもない」
「顔赤いぞ」
「だまれ」
「お前、さっき手伝ってやっただろ」
「関係ない」
「どうしたんだよ。……お、新入生?」
先程までの女生徒に話しかけていた男生徒が龍也に気付き話しかける。
「はい、そうです」
「そうか、俺は大地ってんだ。よろしくな」
「よろしくお願いします」
「お前、堅いな所詮はゲームするだけなんだから、気負うなよ」
「え?」
龍也はその言葉に驚いた。
「そんな感じなんですか?」
「そんな感じって、ああ、プロ意識もってゲームをしてるんじゃないのかって?
たまに要るんだよそういう感じでプロ目指すやつ。でもな一つ良いこと教えてやる。
ゲームで食ってるやつにプロ意識なんてない、ただ純粋にゲームを楽しんでるだけだ。だから、楽しめるように頑張れよ」
「……」
大地先輩はそう言うと席につく。
「ごめんな、あいつはあんな感じでふざけてるところあるけど、一応二年のエースなんだ」
龍也が少し唖然としていると声をかけられる。
「俺は二年の風間って言うんだ。よろしくな」
「自分は坂本龍也です」
「よろしく龍也」
自己紹介をすると風間先輩は龍也と握手をかわす。
「神奈、そっちは終わったか?」
隼人先輩が声をかける。
「後は慣れるだけ」
「おけ、二年生が来たことだし、二年生はそれぞれ自己紹介を、因みに『NWB』の事は話してあるから、それと時間もないから手短に」
隼人先輩の言葉を聞き、二年生が席をたつ。
「了解、俺の名前は天馬大地。突撃兵だ」
「私は空前奈央。索敵兵をしてます」
「自分は風間陸。狙撃兵をしてるよ。よろしく」
「僕は西野海。突撃兵です」
「私、高山吹雪。狙撃兵」
「自分は影野茂。索敵兵をしてる」
「俺は峯島康太。衛生兵だ」
2年生の面々が簡単な名前と『NWB』での役割で自己紹介を済ました。
(なぜわざわざ、役割まで今言うんだ?)
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「それじゃあ、とりあえず、一年生の名前の紹介は手短に自分が」
隼人部長はそういうと、龍也たち一年生の名前を紹介し、紹介された一年は皆、頭を下げる。そして
「あとは、ここにいない3人の2年生がいるけど、彼らの紹介はまた今度で、......よし、それじゃあ始めるか。新入部員の歓迎会を……ゲームで」
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