小説家と少女

ぐり

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少女と日常

少女とお泊まり会4(神様11)

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(うさぎの手料理。ゴクリッ)

 少年よ。それは普通にキモイぞ。
 あと毎回心の声が隠しきれてない。

「じゃあ味噌汁から」

 みーちゃん(少女のことね。三日月アルネ)が一口飲む。

「おいしい!こう上手くいえないけどうちで出る味噌汁よりおいしいわ!」
「俺は酢の物から」
 
 昇くん(少年のことね。満月昇)が一口食べる。

「こっちも味がしみててうまい!」
 
 よかった。二人ともいい反応だ。
 さて五穀は。

「どれもうまいのう!久しぶりの食事は体に染みる!」
 
 おいしそうに食べてる。
 
 ふぅ。一安心。私も食べよ。
 ご飯を一口。

「ん!おいし!」
「そうじゃろ!なんたって玄米じゃからな!わしの生きてた時代じゃ滅多に食べれない高級品じゃ!」
 
 彼女は自慢げに胸を張る。かわいい。

「そういえば五穀は何年くらいここにいるの?」
 
 気になったので聞いてみた。五穀の知識は偏っている。かなり古い時代の神様だと思うのだが。

「わからん」
「え」
「もう何年もここにおる。いちいち年なぞ数えとらん。でも確か源氏将軍はいなくなっておったのう。平氏が実権を握っておったのは覚えている」
「となると五穀は鎌倉時代くらいの神様か」
「鎌倉時代?」
「今は時代ごとに名前をつけてるのよ」
「ほぇーそうなのか」
「あれ?でもそうするとおかしくない?」
「なにがじゃ?」
「五穀はなんで五右衛門風呂なんか知ってるの?あれって江戸時代からでしょ?それに家具やリビングも」
「あぁそれはじゃな。教えてもらったんじゃ。わしが神になって暇しておった頃にわしが見える人間が二人ほどおってのう。そやつらから教えてもらった」
「ふーん。そうなんだ」

 五穀、なんだか悲しそう。これ以上は触れないほうがいいな。
 
 それから雑談をしながら食事を楽しんだ。

「ふぅ食べた食べた」
「私干物初めて食べたわ!おいしいわね!」
「酢の物もうまかった」
「それはよかった。じゃ片付けるから食器持ってきて」
「いや俺たちがやるよ。飯作ってもらって片付けまでさせるのは流石にな」
「そうよ!二人ともおいしいご飯ありがとね!」

 そう言うと二人が片付けをしてくれた。

「私たち片付けてるからお風呂入っちゃえば?」

 うーん。そう言われてもな。私お風呂最後がいいし。絶対ないけど何かされるかもしれないし。

 昇くんをじっと見つめる。

「なんだ?」
「・・・何もしないよね?」

 すると彼は顔を真っ赤にして

「す、するわけないだろ!」

 と言った。健全な少年らしい反応。見ていて面白いな。

「あんた前科あるんだから疑われて当然でしょ」
「・・・わかったよ。じゃあアルネが俺を監視してろ。それなら安心だろ」
「そうね。そうするわ」
 
 これなら安心だ。

「じゃあ五穀先お風呂入っていいよ」

 人に裸を見られるの嫌だし。

「・・・」

 彼女は固まっている。

「五穀?どうしたの?」
「風呂とはどうやって入るのじゃ?」
「え」
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