38 / 72
第四章 ロストアーカイブ編
38:30年前の未配達記録
しおりを挟む
……キィッ!
ルナ・コート・レジデンスの入り口に、小気味よい、そして僅かな無駄もないブレーキ音が響いた。
夕闇が迫る中、緑色のスーパーカブを鮮やかに停めたユウキが、ヘルメットを脱いで事務所のドアを跳ね上げる。
その動作には、かつてのドタバタした危うさは消え、一ヶ月の独り立ちを経て培われた、プロの運び屋としての安定感が備わっていた。
「先輩! 第14階層『激辛魔界大食いチャレンジ用・特製デスソース』、予定時刻より2分前倒しで納品完了っス! 見てましたか?! 今のコーナーリング!」
事務所の土間で愛車、銀色のママチャリ(デリバリーランサー)のスポークを一枚ずつ丁寧に拭き上げていたレンが、顔を上げて答えた。
「ああ、いい走りだったぞ。だが、もう少し仕事を選べ。なんだ大食いチャレンジって……
ところで、ユウキ……、お前に頼みがある」
「なんスか? 改まって。」
「いや。……俺はこれから、カグヤと共に長期の調査任務に入る。その間、『ダンジョン・イーツ』の運営を、完全にお前に任せたい」
ユウキの表情から、いつもの軽薄な明るさが消えた。レンの目は冗談を言っている色ではない。
「……先輩。あたしを連れて行かないのは、あたしが足手まといだからですか?」
「逆だ。ここを任せられるのは、もうお前しかいないと思ったからだ。……俺が戻るまで、ダンジョン・イーツのエースは、お前だ。いいな?」
ユウキは唇を噛み締め、拳を握りしめた。レンの背中にある運び屋の矜持を、彼女は一ヶ月の配送業務を通じて痛いほど理解していた。
「……わかったっス。あたしがこの事務所を、今と同じように回してみせるっス。先輩が戻ってきた時に、『あ、エースの座が奪われてる!』ってビビらせてやりますから!」
ユウキは自信満々に俺に拳を突き出した。
その時、隣室に控えていたカグヤが部屋に入ってきた。
「話は纏まったかしら?
ユウキ、悪いわね。暫くあなたの師匠をお借りするわね。」
「役に立たなかったら、すぐに返品してくれていいっすよ!」
好き勝手言いやがって……
その光景を静かに見守っていたレイが、机の下から一本の太い糸が巻かれたボビンと、金属製の筒を取り出した。
「兄さん、カグヤさん。……調査対象『ロストアーカイブ』では最新の無線機は使えない。
だから、僕がこれまでの魔導工学を総動員して作った『極限伝声管』を持って行って。糸には魔力を通しやすいミスリル繊維を編み込んである。僕が地上で、霧の音から異変を察知して伝えるよ」
「……助かるよ、レイ。」
レンは弟の手によるアナログの極致を受け取り、自身のメッセンジャーバッグへと収めた。
事務所の奥、重厚な魔法銀のアタッシュケースを机に置き、カグヤが一枚の古びた書類を取り出した。
「レン、あなたたち運び屋に携帯が義務付けられている魔道具、生存証(ライフ・レジスト)。
その本当の役割を、改めて胸に刻んでおいてほしいの。
これは『荷物』の追跡装置よ。運び屋がどこで倒れようと、預かった荷物だけはギルドが回収し、別の誰かが目的地へ届ける。……つまり、これがある限り、配送契約は『死んでも終わらない』」
「……ああ。」
カグヤの瞳に鋭い陰が差す。
「三十年前、ダンジョン『ロストアーカイブ』で消息を絶った調査隊。彼らが運んでいた『ある荷物』の信号が、今になって微かに揺らぎ始めているの。識別番号は『001』。ギルド創設期の伝説的ポーター、アイザック・スチュアートが持っていたものよ」
アイザック。かつて飢饉に喘ぐ最下層の街へ、たった一人で「救効薬」を届けるために暗黒の迷宮へ消えた伝説の運び屋。彼の生存信号が消えた時、一つの時代が終わったとさえ言われた。
三十年間、暗闇の中で、荷物を守り続けようとした魂。その「未完の仕事」を見過ごすことは、俺のポリシーに反する。
「あの場所は魔法そのものが消えるわけじゃない。でも、あの異常な磁場は『魔力の指向性』を完全に狂わせるわ。私が放つ最上級の焔も、放った瞬間にあらぬ方向へと屈折し、霧の中に散ってしまう。
杖による照準補正も、広域殲滅のための魔力誘導も、あそこでは一切通用しないの」
カグヤは窓の外に広がるダンジョンの入り口を見据えた。
「私たちが生き残るためには、敵の懐へ一瞬で潜り込み、ゼロ距離で直接魔法を叩き込むしかない。それも、磁場の歪みを物理的に読み取って。
……私の剣も、斥候の目も、の盾も……その『位置』に辿り着くための機動力がなければ、あの霧の中では標的に触れる前に摩耗して終わる。……レン、あなたの、スピードが必要なのよ」
最強と謳われるカグヤが、切実に自分を求めている。魔法という最強の矛が、命中精度という弱点を補うために、レンという唯一無二の早さを求めていた。
「……カグヤ。俺は運び屋だ。目的地までの最短ルートを走り抜けて、お前を最高の射点に届けてみせるよ」
◆◆◆
数日後。ロストアーカイブ調査用の特設キャンプ。そこは、大陸全土から選りすぐられたS級冒険者たちが放つ威圧感で、空気が張り詰めていた。
カグヤはレンを伴い、キャンプの端で待機する二人の人物のもとへ向かった。
「レン、紹介するわ。私の誇る、最強のパーティーよ。
まずは九条家・隠密、霧隠シオン。索敵、罠解除、標的の特定は彼女がやる」
霧の中から音もなく現れたシオンが指先を僅かに動かした瞬間、レンの足元にいた一匹の蟻が真っ二つになった。
彼女は魔法デバイスに頼らず、自身の五感だけで状況を看破する「静」の極致を体現していた。
「そしてもう一人は、剛田バルト。九条の守護騎士を務めて三代目だ」
「ガハハハハ! よろしくな、レン坊! お嬢がお前を認めたってんなら、俺様も全力でお前を信じるぜ!」
バルトがレンの肩を叩くと、まるで大岩がぶつかったかのような衝撃が走った。彼の背負う盾は、魔法耐性だけでなく、物理的な質量だけでドラゴンの突進をも跳ね返す性能があるらしい、本当かは知らないけど。
「盾のバルト、目のシオン、そして剣の私。……この少数精鋭パーティー『月詠《ツクヨミ》』に、最後の一人として、最高の『脚』であるあなたを迎えたいの」
レンが頷いたその時、嘲笑するような声が割り込んできた。
「ひゃっはー! 見ろよ、九条の姫さんが連れてきたのは、ボロ自転車に乗ったガキじゃねえか!」
ハリー・エクスプレス社の精鋭部隊『鋼鉄の牙』のリーダー、ヴォルガンが、巨体を揺らしながらレンの前に立ちふさがった。
「魔法制御が狂うあの街では、精密な詠唱なんて無駄だ。俺たちの『アナログ物理強化服』こそが最強の正解だ。お前のような、ガラクタに乗るポンコツが、S級の戦場に立ち入るな」
ヴォルガンの「無電動強化外骨格」は、姿勢制御に微弱な魔力チップを使っていた。彼はそれを「アナログ」と称していたが、レンの目にはその過信が見えていた。レンのママチャリは、チップ一つ介さない、純粋な筋肉とギアの対話だ。
レンが一度、チリンとベルを鳴らしたことに、ヴォルガンが苛立ちを募らせる。
「……お前、今のベルは何の合図だ?」
「……配達の、開始合図だ。……お前たちのその重い鎧じゃ、俺の背中すら見えないだろうけどな」
「……何だと、この野郎!!」
ヴォルガンが俺の肩を掴もうとした時だった。
「ゲート、開放!! 第一次調査隊、前へ!」
ギルド職員の号令と共に、三十年間閉ざされていた巨大な防壁が、重苦しい音を立てて開き始める。
その先には、青白い「停滞の霧」が立ち込め、三十年前の街路樹や看板がそのままの姿で残る、不気味な静止画の世界が広がっていた。
「全員、出撃用意!」
カグヤの号令と共に、S級冒険者たちが一斉に霧の中へと飛び込んだ。ヴォルガンら『鋼鉄の牙』は、地面を砕くような爆発的な脚力で突き進んでいく。
だが、レンの瞳には、既に道が見えていた。絶対配送(デリバリー・ロード)。魔法の屈折さえも計算に含めた、霧の深淵へと真っ直ぐに伸びる黄金の走行ライン。
「……カグヤ、バルト、シオン。後ろに乗り込んでくれ。最高の『射点』まで運んでやる」
「ガハハハハ! 言うじゃねえか! 行こうぜ、月詠の出陣だ!」
バルトとシオンは、リアカーに乗り込み、カグヤは俺と密着するように荷台に腰掛ける。
レンがペダルを全力で踏み込んだ。最初の一漕ぎ。整備されたチェーンが音もなく駆動し、油圧ブレーキが解き放たれる。
次の瞬間、ママチャリのタイヤが地面を噛み、周囲の冒険者たちが残像と見紛うほどの鋭い加速で、銀色の閃光が三十年の時が止まった街へと吸い込まれていった。
ルナ・コート・レジデンスの入り口に、小気味よい、そして僅かな無駄もないブレーキ音が響いた。
夕闇が迫る中、緑色のスーパーカブを鮮やかに停めたユウキが、ヘルメットを脱いで事務所のドアを跳ね上げる。
その動作には、かつてのドタバタした危うさは消え、一ヶ月の独り立ちを経て培われた、プロの運び屋としての安定感が備わっていた。
「先輩! 第14階層『激辛魔界大食いチャレンジ用・特製デスソース』、予定時刻より2分前倒しで納品完了っス! 見てましたか?! 今のコーナーリング!」
事務所の土間で愛車、銀色のママチャリ(デリバリーランサー)のスポークを一枚ずつ丁寧に拭き上げていたレンが、顔を上げて答えた。
「ああ、いい走りだったぞ。だが、もう少し仕事を選べ。なんだ大食いチャレンジって……
ところで、ユウキ……、お前に頼みがある」
「なんスか? 改まって。」
「いや。……俺はこれから、カグヤと共に長期の調査任務に入る。その間、『ダンジョン・イーツ』の運営を、完全にお前に任せたい」
ユウキの表情から、いつもの軽薄な明るさが消えた。レンの目は冗談を言っている色ではない。
「……先輩。あたしを連れて行かないのは、あたしが足手まといだからですか?」
「逆だ。ここを任せられるのは、もうお前しかいないと思ったからだ。……俺が戻るまで、ダンジョン・イーツのエースは、お前だ。いいな?」
ユウキは唇を噛み締め、拳を握りしめた。レンの背中にある運び屋の矜持を、彼女は一ヶ月の配送業務を通じて痛いほど理解していた。
「……わかったっス。あたしがこの事務所を、今と同じように回してみせるっス。先輩が戻ってきた時に、『あ、エースの座が奪われてる!』ってビビらせてやりますから!」
ユウキは自信満々に俺に拳を突き出した。
その時、隣室に控えていたカグヤが部屋に入ってきた。
「話は纏まったかしら?
ユウキ、悪いわね。暫くあなたの師匠をお借りするわね。」
「役に立たなかったら、すぐに返品してくれていいっすよ!」
好き勝手言いやがって……
その光景を静かに見守っていたレイが、机の下から一本の太い糸が巻かれたボビンと、金属製の筒を取り出した。
「兄さん、カグヤさん。……調査対象『ロストアーカイブ』では最新の無線機は使えない。
だから、僕がこれまでの魔導工学を総動員して作った『極限伝声管』を持って行って。糸には魔力を通しやすいミスリル繊維を編み込んである。僕が地上で、霧の音から異変を察知して伝えるよ」
「……助かるよ、レイ。」
レンは弟の手によるアナログの極致を受け取り、自身のメッセンジャーバッグへと収めた。
事務所の奥、重厚な魔法銀のアタッシュケースを机に置き、カグヤが一枚の古びた書類を取り出した。
「レン、あなたたち運び屋に携帯が義務付けられている魔道具、生存証(ライフ・レジスト)。
その本当の役割を、改めて胸に刻んでおいてほしいの。
これは『荷物』の追跡装置よ。運び屋がどこで倒れようと、預かった荷物だけはギルドが回収し、別の誰かが目的地へ届ける。……つまり、これがある限り、配送契約は『死んでも終わらない』」
「……ああ。」
カグヤの瞳に鋭い陰が差す。
「三十年前、ダンジョン『ロストアーカイブ』で消息を絶った調査隊。彼らが運んでいた『ある荷物』の信号が、今になって微かに揺らぎ始めているの。識別番号は『001』。ギルド創設期の伝説的ポーター、アイザック・スチュアートが持っていたものよ」
アイザック。かつて飢饉に喘ぐ最下層の街へ、たった一人で「救効薬」を届けるために暗黒の迷宮へ消えた伝説の運び屋。彼の生存信号が消えた時、一つの時代が終わったとさえ言われた。
三十年間、暗闇の中で、荷物を守り続けようとした魂。その「未完の仕事」を見過ごすことは、俺のポリシーに反する。
「あの場所は魔法そのものが消えるわけじゃない。でも、あの異常な磁場は『魔力の指向性』を完全に狂わせるわ。私が放つ最上級の焔も、放った瞬間にあらぬ方向へと屈折し、霧の中に散ってしまう。
杖による照準補正も、広域殲滅のための魔力誘導も、あそこでは一切通用しないの」
カグヤは窓の外に広がるダンジョンの入り口を見据えた。
「私たちが生き残るためには、敵の懐へ一瞬で潜り込み、ゼロ距離で直接魔法を叩き込むしかない。それも、磁場の歪みを物理的に読み取って。
……私の剣も、斥候の目も、の盾も……その『位置』に辿り着くための機動力がなければ、あの霧の中では標的に触れる前に摩耗して終わる。……レン、あなたの、スピードが必要なのよ」
最強と謳われるカグヤが、切実に自分を求めている。魔法という最強の矛が、命中精度という弱点を補うために、レンという唯一無二の早さを求めていた。
「……カグヤ。俺は運び屋だ。目的地までの最短ルートを走り抜けて、お前を最高の射点に届けてみせるよ」
◆◆◆
数日後。ロストアーカイブ調査用の特設キャンプ。そこは、大陸全土から選りすぐられたS級冒険者たちが放つ威圧感で、空気が張り詰めていた。
カグヤはレンを伴い、キャンプの端で待機する二人の人物のもとへ向かった。
「レン、紹介するわ。私の誇る、最強のパーティーよ。
まずは九条家・隠密、霧隠シオン。索敵、罠解除、標的の特定は彼女がやる」
霧の中から音もなく現れたシオンが指先を僅かに動かした瞬間、レンの足元にいた一匹の蟻が真っ二つになった。
彼女は魔法デバイスに頼らず、自身の五感だけで状況を看破する「静」の極致を体現していた。
「そしてもう一人は、剛田バルト。九条の守護騎士を務めて三代目だ」
「ガハハハハ! よろしくな、レン坊! お嬢がお前を認めたってんなら、俺様も全力でお前を信じるぜ!」
バルトがレンの肩を叩くと、まるで大岩がぶつかったかのような衝撃が走った。彼の背負う盾は、魔法耐性だけでなく、物理的な質量だけでドラゴンの突進をも跳ね返す性能があるらしい、本当かは知らないけど。
「盾のバルト、目のシオン、そして剣の私。……この少数精鋭パーティー『月詠《ツクヨミ》』に、最後の一人として、最高の『脚』であるあなたを迎えたいの」
レンが頷いたその時、嘲笑するような声が割り込んできた。
「ひゃっはー! 見ろよ、九条の姫さんが連れてきたのは、ボロ自転車に乗ったガキじゃねえか!」
ハリー・エクスプレス社の精鋭部隊『鋼鉄の牙』のリーダー、ヴォルガンが、巨体を揺らしながらレンの前に立ちふさがった。
「魔法制御が狂うあの街では、精密な詠唱なんて無駄だ。俺たちの『アナログ物理強化服』こそが最強の正解だ。お前のような、ガラクタに乗るポンコツが、S級の戦場に立ち入るな」
ヴォルガンの「無電動強化外骨格」は、姿勢制御に微弱な魔力チップを使っていた。彼はそれを「アナログ」と称していたが、レンの目にはその過信が見えていた。レンのママチャリは、チップ一つ介さない、純粋な筋肉とギアの対話だ。
レンが一度、チリンとベルを鳴らしたことに、ヴォルガンが苛立ちを募らせる。
「……お前、今のベルは何の合図だ?」
「……配達の、開始合図だ。……お前たちのその重い鎧じゃ、俺の背中すら見えないだろうけどな」
「……何だと、この野郎!!」
ヴォルガンが俺の肩を掴もうとした時だった。
「ゲート、開放!! 第一次調査隊、前へ!」
ギルド職員の号令と共に、三十年間閉ざされていた巨大な防壁が、重苦しい音を立てて開き始める。
その先には、青白い「停滞の霧」が立ち込め、三十年前の街路樹や看板がそのままの姿で残る、不気味な静止画の世界が広がっていた。
「全員、出撃用意!」
カグヤの号令と共に、S級冒険者たちが一斉に霧の中へと飛び込んだ。ヴォルガンら『鋼鉄の牙』は、地面を砕くような爆発的な脚力で突き進んでいく。
だが、レンの瞳には、既に道が見えていた。絶対配送(デリバリー・ロード)。魔法の屈折さえも計算に含めた、霧の深淵へと真っ直ぐに伸びる黄金の走行ライン。
「……カグヤ、バルト、シオン。後ろに乗り込んでくれ。最高の『射点』まで運んでやる」
「ガハハハハ! 言うじゃねえか! 行こうぜ、月詠の出陣だ!」
バルトとシオンは、リアカーに乗り込み、カグヤは俺と密着するように荷台に腰掛ける。
レンがペダルを全力で踏み込んだ。最初の一漕ぎ。整備されたチェーンが音もなく駆動し、油圧ブレーキが解き放たれる。
次の瞬間、ママチャリのタイヤが地面を噛み、周囲の冒険者たちが残像と見紛うほどの鋭い加速で、銀色の閃光が三十年の時が止まった街へと吸い込まれていった。
55
あなたにおすすめの小説
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界に迷い込んだ盾職おっさんは『使えない』といわれ町ぐるみで追放されましたが、現在女の子の保護者になってます。
古嶺こいし
ファンタジー
異世界に神隠しに遭い、そのまま10年以上過ごした主人公、北城辰也はある日突然パーティーメンバーから『盾しか能がないおっさんは使えない』という理由で突然解雇されてしまう。勝手に冒険者資格も剥奪され、しかも家まで壊されて居場所を完全に失ってしまった。
頼りもない孤独な主人公はこれからどうしようと海辺で黄昏ていると、海に女の子が浮かんでいるのを発見する。
「うおおおおお!!??」
慌てて救助したことによって、北城辰也の物語が幕を開けたのだった。
基本出来上がり投稿となります!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる