43 / 72
第四章 ロストアーカイブ編
43:カグヤの真の力
しおりを挟む
「俺が囮になる。……カグヤ、その隙に仕留めてくれ。俺が石になっても、お前たちならゴルゴンを倒し、石化を解いてくれるだろ?」
レンは覚悟を決め、ママチャリのペダルに足をかけた。仲間を救うため、自らが礎になる。それが、今の俺に出来る事だった。
シオンは無言で、その決意を汲み取るように鏡の角度を微調整し、抜剣する。しかし、カグヤだけは無言のまま、動こうとしなかった。
レンが漕ぎ出そうとした瞬間、その肩をカグヤの細い指が、万力のような力で掴んだ。
「レン、あなたは分かってないわね」
カグヤの声は、これまで聞いたことがないほど氷のように冷たく、それでいて揺るぎない自信に満ちていた。
「な、なにをだ?」
「あなたは、私の力を理解していないわ。……最近、あなたに甘えすぎていたのかもね」
カグヤはそう言い放つと、レンの瞳をじっと見つめ――そして、静かに、吸い込まれるような深い闇の中へ目を閉じた。
暗闇の中で唇を震わせる彼女の姿を、レンは「決死の別れの儀式」だと勘違いした。
「……カグヤ」
レンは引き寄せられるように、彼女の唇にそっと自分の唇を重ねた。
一瞬、カグヤの体がビクッと跳ね、大きく目が見開かれた。
「れ、レン。……嬉しいのだけど、そういうことじゃないの……よ?」
顔を真っ赤に染め、指先で唇に触れながらカグヤが困惑したように笑う。
「ご、ごめん。つい……」
「うふふ、良いのよ。……見ていてレン、私がなぜ「氷姫」と呼ばれているのかを……」
再び、カグヤが目を閉じる。
刹那、周囲の温度が急速に下がり、時計塔の入り口に白く冷たい霧が立ち込めた。彼女は目を閉じたまま、まるで全てが見えているかのような足取りで、迷いなく死の扉をくぐり、腰の剣を抜き放った。
内部で眠っていたゴルゴンが、侵入者の気配に気づき、鎌首をもたげる。しかし、その蛇の目がカグヤを捉えた瞬間、神話の怪物は生まれて初めての感情――「絶対的な捕食者」への恐怖に凍りついた。
逃げなければならない。
本能がそう告げたゴルゴンが、巨体をくねらせて逃れようとした。だが、次の瞬間、そこには既にカグヤが立っていた。彼女が通った跡は、床のタイルが薄氷に覆われ、冷気が立ち昇っている。
「――どこへ行くの?」
悲鳴を上げ、逆方向へ這いずるゴルゴン。しかし、まばたきをする間もなく、カグヤは再びそこへ先回りをしていた。一瞬で、雪片が舞うような音なき神速の移動。
「ギ、ギギィィッ!!」
逃げ場を失ったゴルゴンが、自暴自棄に無数の蛇髪と鋭い爪でカグヤに襲いかかる。
だがその爪と、蛇髪による攻撃は、カグヤに届かなかった。ゴルゴンの爪は、カグヤの皮膚と接触した瞬間、凍りつき砕ける。蛇髪にしても同様の結果だった。
尻込みし、絶望に震えるゴルゴンに対し、カグヤは一歩、また一歩と優雅に歩みを進める。
そして、完全な間合いに入った瞬間、カグヤの姿がダイヤモンドダストの中に完全に掻き消えた。
レンとシオンが鏡越しに見ていたのは、時計塔の中央を縦断する、一筋の白い「凍りついた閃光」だけだった。
次の瞬間、カグヤはツカツカと軽い足取りで、扉の外にいるレンの方へと歩いてきた。
彼女は既に剣を鞘に収め、閉じていた目を開くと、先ほどまでの冷徹さが嘘のような満面の笑みをレンに向けた。
鏡越しにゴルゴンを注視していたシオンが、息を呑む。
ゴルゴンは困惑したように立ち尽くしていた。背中を向けて立ち去るカグヤに対し、最後の一撃を食らわそうと腕を振り上げた、その時だった。
パリィィンッ!
首筋から冷たい氷の結晶が弾け、何の音もなくゴルゴンの首がその胴体から滑り落ちた。
地面に転がった首は、切り口が完璧に凍結されており、自分がいつ斬られたのかさえ理解していないような、呆然とした表情のまま石化して崩れていった。
「お待たせ、レン。……これで、バルトも元に戻るばはずよね」
カグヤはそう言って、誇らしげに胸を張った。
ゴルゴンの首が落ち、その巨体が灰となって崩れ去っても、バルトを覆う石の呪縛は解けなかった。灰色の塊となったまま、彼は物言わぬ彫像として横たわっている。
「……おかしいわね。元凶を倒せば解けるのがお約束よね?」
カグヤが眉をひそめてバルトの肩に触れるが、冷たい石の感触が返ってくるだけだった。そこで、鏡を収めたシオンが静かに口を開く。
「……街の人々を石化したのがあのゴルゴンなら、バルトの石化を解くのも、レンのスキルのベルなんじゃないかしら」
シオンの言葉に、レンはハッとした。先ほど広場で子供を救った時の、あの温かい残響。
レンはバルトの石像の前に歩み寄ると、祈るようにレバーを弾いた。
――リィィィィィィィィィン……。
【癒しの号鈴】の清らかな一音が、時計塔の静寂に波及する。
すると、先ほど不用心に突撃して粉々に砕け散った後続パーティーの残骸には何の反応もなかったが、バルトや、形を保ったまま倒れている他の冒険者たちの体に、劇的な変化が起きた。
パリパリと、薄氷が割れるような音が響く。
バルトを覆っていた灰色の殻が一瞬にして弾け飛び、中から元の姿が露わになった。しかし、一つだけ大きな問題があった。
「うおっ!? ……あ、あー。……マジかよ」
真っ先に聞こえてきたのは、バルトの情けない声だった。石化の呪いは、装備していた服や鎧、さらには自慢の盾までも石に変わった。
レンの【癒しの号鈴】は、生命活動がなければ、効果がない。
つまり、バルトは時計塔の中で、完全な「生まれたままの姿」で立ち尽くしていた。
「……あーあ、あの盾、まだローン払い終わってねえのに……」
それが、石化から復活した男の第一声だった。
カグヤが氷のように冷たい表情に、シオンが無表情に目を逸らす中、バルトは恥ずかしがる素振りも見せず、レンに詰め寄った。
「おいレン! 予備の装備を預けてたよな?
さすがにこれじゃ戦えねえ!」
レンは呆れながらも、デリバリーバッグに積んでいた予備の装備一式を差し出した。
「パンツは……予備はないぞ」
「ガッデム……。おい、やっぱり鎧を直に履くと、スースーするな。……ノーパンってのは、どうにも落ち着かねえぜ」
そんな無駄な情報を垂れ流すバルトの横で、復活した他の冒険者たちは、突然真っ裸にされた現状と、砕けて二度と戻らない仲間たちの姿に、絶望と困惑の声を上げていた。
レンは彼らを放置し、ゴルゴンが鎮座していた歯車の中央へ向かった。
そこには、長年守られていたかのように、一つの古びた魔道具が転がっていた。
「……アイザックの、ライフレジストだ」
レンがそれを拾い上げると、周囲に散らばる「砕けた石像の破片」が目に入った。
アイザックは、ここに荷物を運ぼうとして、ゴーゴンの姿を見て、石化し砕かれてしまったのだろうか……。カグヤのパーティー「月詠」の仲間たちの間に、重い沈黙が流れる。
「……湿っぽいのは抜きだ。まずはこの街を救ってやろうぜ。レン、お前のベルがあれば、外のみんなも起こせるんだろ?」
バルトの提案に、レンは強く頷いた。
「……ああ、行こう」
「バルトが一瞬で解けたのは石化してすぐだったから。時間が経った街の人たちは、もっと何度も鳴らす必要があるかもな」
レンがそう呟くと、カグヤが腕に抱きつき、幸せそうに頬ずりをしたきた。
「ええ、行きましょう、レン。あなたの『音』を待っている人が、たくさんいるわ」
レンはママチャリに跨り、カグヤが後ろに乗り、ペダルを力強く漕ぎ出した。
夕闇が迫る三十年止まった街の中を、一人の運び屋が駆け抜ける。
チィィィィィィィン……! リィィィィィィィィィン……!
鳴り響くベルの音と共に、街のあちこちで石の殻が割れる音が重なっていく。
まもなく、街が以前の賑わいを取り戻そうとしていた。
レンは覚悟を決め、ママチャリのペダルに足をかけた。仲間を救うため、自らが礎になる。それが、今の俺に出来る事だった。
シオンは無言で、その決意を汲み取るように鏡の角度を微調整し、抜剣する。しかし、カグヤだけは無言のまま、動こうとしなかった。
レンが漕ぎ出そうとした瞬間、その肩をカグヤの細い指が、万力のような力で掴んだ。
「レン、あなたは分かってないわね」
カグヤの声は、これまで聞いたことがないほど氷のように冷たく、それでいて揺るぎない自信に満ちていた。
「な、なにをだ?」
「あなたは、私の力を理解していないわ。……最近、あなたに甘えすぎていたのかもね」
カグヤはそう言い放つと、レンの瞳をじっと見つめ――そして、静かに、吸い込まれるような深い闇の中へ目を閉じた。
暗闇の中で唇を震わせる彼女の姿を、レンは「決死の別れの儀式」だと勘違いした。
「……カグヤ」
レンは引き寄せられるように、彼女の唇にそっと自分の唇を重ねた。
一瞬、カグヤの体がビクッと跳ね、大きく目が見開かれた。
「れ、レン。……嬉しいのだけど、そういうことじゃないの……よ?」
顔を真っ赤に染め、指先で唇に触れながらカグヤが困惑したように笑う。
「ご、ごめん。つい……」
「うふふ、良いのよ。……見ていてレン、私がなぜ「氷姫」と呼ばれているのかを……」
再び、カグヤが目を閉じる。
刹那、周囲の温度が急速に下がり、時計塔の入り口に白く冷たい霧が立ち込めた。彼女は目を閉じたまま、まるで全てが見えているかのような足取りで、迷いなく死の扉をくぐり、腰の剣を抜き放った。
内部で眠っていたゴルゴンが、侵入者の気配に気づき、鎌首をもたげる。しかし、その蛇の目がカグヤを捉えた瞬間、神話の怪物は生まれて初めての感情――「絶対的な捕食者」への恐怖に凍りついた。
逃げなければならない。
本能がそう告げたゴルゴンが、巨体をくねらせて逃れようとした。だが、次の瞬間、そこには既にカグヤが立っていた。彼女が通った跡は、床のタイルが薄氷に覆われ、冷気が立ち昇っている。
「――どこへ行くの?」
悲鳴を上げ、逆方向へ這いずるゴルゴン。しかし、まばたきをする間もなく、カグヤは再びそこへ先回りをしていた。一瞬で、雪片が舞うような音なき神速の移動。
「ギ、ギギィィッ!!」
逃げ場を失ったゴルゴンが、自暴自棄に無数の蛇髪と鋭い爪でカグヤに襲いかかる。
だがその爪と、蛇髪による攻撃は、カグヤに届かなかった。ゴルゴンの爪は、カグヤの皮膚と接触した瞬間、凍りつき砕ける。蛇髪にしても同様の結果だった。
尻込みし、絶望に震えるゴルゴンに対し、カグヤは一歩、また一歩と優雅に歩みを進める。
そして、完全な間合いに入った瞬間、カグヤの姿がダイヤモンドダストの中に完全に掻き消えた。
レンとシオンが鏡越しに見ていたのは、時計塔の中央を縦断する、一筋の白い「凍りついた閃光」だけだった。
次の瞬間、カグヤはツカツカと軽い足取りで、扉の外にいるレンの方へと歩いてきた。
彼女は既に剣を鞘に収め、閉じていた目を開くと、先ほどまでの冷徹さが嘘のような満面の笑みをレンに向けた。
鏡越しにゴルゴンを注視していたシオンが、息を呑む。
ゴルゴンは困惑したように立ち尽くしていた。背中を向けて立ち去るカグヤに対し、最後の一撃を食らわそうと腕を振り上げた、その時だった。
パリィィンッ!
首筋から冷たい氷の結晶が弾け、何の音もなくゴルゴンの首がその胴体から滑り落ちた。
地面に転がった首は、切り口が完璧に凍結されており、自分がいつ斬られたのかさえ理解していないような、呆然とした表情のまま石化して崩れていった。
「お待たせ、レン。……これで、バルトも元に戻るばはずよね」
カグヤはそう言って、誇らしげに胸を張った。
ゴルゴンの首が落ち、その巨体が灰となって崩れ去っても、バルトを覆う石の呪縛は解けなかった。灰色の塊となったまま、彼は物言わぬ彫像として横たわっている。
「……おかしいわね。元凶を倒せば解けるのがお約束よね?」
カグヤが眉をひそめてバルトの肩に触れるが、冷たい石の感触が返ってくるだけだった。そこで、鏡を収めたシオンが静かに口を開く。
「……街の人々を石化したのがあのゴルゴンなら、バルトの石化を解くのも、レンのスキルのベルなんじゃないかしら」
シオンの言葉に、レンはハッとした。先ほど広場で子供を救った時の、あの温かい残響。
レンはバルトの石像の前に歩み寄ると、祈るようにレバーを弾いた。
――リィィィィィィィィィン……。
【癒しの号鈴】の清らかな一音が、時計塔の静寂に波及する。
すると、先ほど不用心に突撃して粉々に砕け散った後続パーティーの残骸には何の反応もなかったが、バルトや、形を保ったまま倒れている他の冒険者たちの体に、劇的な変化が起きた。
パリパリと、薄氷が割れるような音が響く。
バルトを覆っていた灰色の殻が一瞬にして弾け飛び、中から元の姿が露わになった。しかし、一つだけ大きな問題があった。
「うおっ!? ……あ、あー。……マジかよ」
真っ先に聞こえてきたのは、バルトの情けない声だった。石化の呪いは、装備していた服や鎧、さらには自慢の盾までも石に変わった。
レンの【癒しの号鈴】は、生命活動がなければ、効果がない。
つまり、バルトは時計塔の中で、完全な「生まれたままの姿」で立ち尽くしていた。
「……あーあ、あの盾、まだローン払い終わってねえのに……」
それが、石化から復活した男の第一声だった。
カグヤが氷のように冷たい表情に、シオンが無表情に目を逸らす中、バルトは恥ずかしがる素振りも見せず、レンに詰め寄った。
「おいレン! 予備の装備を預けてたよな?
さすがにこれじゃ戦えねえ!」
レンは呆れながらも、デリバリーバッグに積んでいた予備の装備一式を差し出した。
「パンツは……予備はないぞ」
「ガッデム……。おい、やっぱり鎧を直に履くと、スースーするな。……ノーパンってのは、どうにも落ち着かねえぜ」
そんな無駄な情報を垂れ流すバルトの横で、復活した他の冒険者たちは、突然真っ裸にされた現状と、砕けて二度と戻らない仲間たちの姿に、絶望と困惑の声を上げていた。
レンは彼らを放置し、ゴルゴンが鎮座していた歯車の中央へ向かった。
そこには、長年守られていたかのように、一つの古びた魔道具が転がっていた。
「……アイザックの、ライフレジストだ」
レンがそれを拾い上げると、周囲に散らばる「砕けた石像の破片」が目に入った。
アイザックは、ここに荷物を運ぼうとして、ゴーゴンの姿を見て、石化し砕かれてしまったのだろうか……。カグヤのパーティー「月詠」の仲間たちの間に、重い沈黙が流れる。
「……湿っぽいのは抜きだ。まずはこの街を救ってやろうぜ。レン、お前のベルがあれば、外のみんなも起こせるんだろ?」
バルトの提案に、レンは強く頷いた。
「……ああ、行こう」
「バルトが一瞬で解けたのは石化してすぐだったから。時間が経った街の人たちは、もっと何度も鳴らす必要があるかもな」
レンがそう呟くと、カグヤが腕に抱きつき、幸せそうに頬ずりをしたきた。
「ええ、行きましょう、レン。あなたの『音』を待っている人が、たくさんいるわ」
レンはママチャリに跨り、カグヤが後ろに乗り、ペダルを力強く漕ぎ出した。
夕闇が迫る三十年止まった街の中を、一人の運び屋が駆け抜ける。
チィィィィィィィン……! リィィィィィィィィィン……!
鳴り響くベルの音と共に、街のあちこちで石の殻が割れる音が重なっていく。
まもなく、街が以前の賑わいを取り戻そうとしていた。
46
あなたにおすすめの小説
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界に迷い込んだ盾職おっさんは『使えない』といわれ町ぐるみで追放されましたが、現在女の子の保護者になってます。
古嶺こいし
ファンタジー
異世界に神隠しに遭い、そのまま10年以上過ごした主人公、北城辰也はある日突然パーティーメンバーから『盾しか能がないおっさんは使えない』という理由で突然解雇されてしまう。勝手に冒険者資格も剥奪され、しかも家まで壊されて居場所を完全に失ってしまった。
頼りもない孤独な主人公はこれからどうしようと海辺で黄昏ていると、海に女の子が浮かんでいるのを発見する。
「うおおおおお!!??」
慌てて救助したことによって、北城辰也の物語が幕を開けたのだった。
基本出来上がり投稿となります!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる