片思いだと思い込んで女好きを演じてたのに、オナバレで恋人いちゃらぶセックスしちゃう♡♡♡♡

たこみみ

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2.片思い

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オレは武が好きだ。
でもオレの恋は叶わない。

武は椿ちゃんのことが好きだから。
それに気がついた時は酷い絶望感に包まれた
椿ちゃんはまさに美少女で、かわいくて、非の打ち所がない
竹を割ったようなさっぱりとした性格のまさにヒロインみたいな女の子
それに比べてオレは、普通に男の顔と体で、性格だって普遍的で、かなうところがなかった

そのことに気がついてから、オレは自暴自棄になった
どんな子よりもかわいくて綺麗な椿ちゃんのように、オレはなれないから

せめて武には好きだとバレないように、チャラく軽薄な男のフリをはじめたのだ
今思えば完全に自暴自棄と言わざるを得ないが、でも女好きだと思ってくれれば武への気持ちがバレて疎遠になることもない
今日も適当に女の子たちを褒めて、微笑みかけて、学校が終わった

放課後。オレの家で新作ゲームを3人で遊んでいた。
といっても椿はコントローラーを譲らない
それに加え、オレはゲームは見る方が好きなのでプレイしているのは武と椿ちゃんで、オレは後ろから見ているだけなんだけど

「椿、上手いな」
「えへへっ、まあね!」

武に褒められると嬉しそうに笑う
まさにかわいらしい女の子だ、ずきずきと胸が痛む

「ねぇ、武」
「何だ?」
「次の休みさ、一緒に買い物付き合ってくれない?」
「ああ、いいぞ」
「やった!じゃあ決まりね!」

ずきん、ずきん、

武がオレに視線を向けた
「なあ、優も来るか?」
「……うん?」
「次の日曜、空いてるか?」
「うーん、どうだろう……」

スマホで予定を確認するフリをして考える
正直、行きたくない
武は気がついていないが、これは休みの日のデートだ
この2人の間にいるのが苦しくなるのは間違いない

「……うーん、やっぱり用事あったや、ごめんね」
「そっか、残念。また誘うわね」

椿ちゃんは再び楽しそうな表情を浮かべて言う
「よし、これでクリア!武のおかげだよ」
「いや、俺は何もしてない」
「そんなことないよ~。武、すごい役に立ってるよ」
「…………」
「ほら、照れてるじゃん。かわいい~」
「照れていない。かわいいって言うな」
「ふふふ、ごめんごめん。」

いつも武と椿ちゃんは仲が良さそうで、つらい
それを悟られないように必死に取り繕っている毎日だ

たまに思うことがある
オレが女の子だったなら、武の隣にいるのはオレで、あの笑顔もオレに向けられていたのかなって
一瞬そう思って、オレが女だったとしても椿ちゃんには敵わないと気がつく
どちらにせよ、この想いは一生伝えることは出来ないんだ

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