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母なる母
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母が突然遊びにきた。
正確には、母が突然体調を崩し、母国の医療制度はないのも同じなので日本まで速攻飛んできて、検査も終わって結果を待つ間、京都に遊びにきた。
ついでに私も一緒になって京都を観光した。
なぜそれが可能だったかと言うと、①今の京都は涼しいから。②母が私の観光費も払ってくれると言ったから。
年齢的には成人しているが、どうしても『母』と言う存在といると子供に戻ってしまう。それに、友達や姉と旅行した時と違って、今回は本当に観光をした。
まず、嵐山に行った。トロッコにも乗ったし、川を小さな船で下ったし、色々と新しい経験をした。
そして京都を大きく突っ切って、伏見稲荷まで行った。
夜の8時くらいだったが、山頂まで登った。中間地点まできたところで、千本鳥居と呼ばれているのだから、千本の鳥居をくぐったのか数えれば良かったと、少し後悔した。
まぁ、まだ京都にいるのでいつかまた数えてみようと思う。
私は数字は嫌いだが延々と数えるなど、とても無意味なことをするのは大好きだ。
4・5年生くらいの時、ハロウィンでカボチャをパパンとほかの兄弟がデコっていた時、私は隣でその種を数えていた。確か683とかそれくらいあった。
しかしあれは無意味ではなかった。なぜなら、そのまま種を一つずつ干して、スナックとして食べたからだ。種や卵が精神的に食べられなかった時期があるが、そのころはもう大丈夫になっていたのだろう。
私のおかげで、綺麗に乾燥し、美味しくいただけた。
日本でのハロウィンの立ち位置がどうなっているのか分からないが、イースターと同じくらい影が薄かったらどうしようと、千ちゃんと話していた。彼女や私の寮には留学生しかいないはずなので、お菓子をもらいに彼女が私の寮を、私が彼女の寮を回ろうかと企んでいる。
母が来たせいで、きっとこんなにハロウィンが待ち遠しいのだろう……
正確には、母が突然体調を崩し、母国の医療制度はないのも同じなので日本まで速攻飛んできて、検査も終わって結果を待つ間、京都に遊びにきた。
ついでに私も一緒になって京都を観光した。
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年齢的には成人しているが、どうしても『母』と言う存在といると子供に戻ってしまう。それに、友達や姉と旅行した時と違って、今回は本当に観光をした。
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まぁ、まだ京都にいるのでいつかまた数えてみようと思う。
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母が来たせいで、きっとこんなにハロウィンが待ち遠しいのだろう……
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