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ボルダリングと筋肉痛
しおりを挟む私は一応卒論を書いている。
でも、6月の終わりから先生と連絡が取れなくなり、多分夏休みなのだろうと思いながらも半分諦めて、よし、他のことをしようとここに投稿し始めた。つまり何が言いたいかというと、この物語(?)は諦めの現れだったということだ。
しかし、先生とまた連絡が取れるようになって、八月までに間に合うか分からないと私が言ったところ、「いや、間に合う、間に合わせよう」と言われたので少し頑張ろうと思う気になった。思う気になっただけで、すぐプレッシャーを感じてしまう私は、どうも上手に頑張れないようだ……
頑張るといったそばから、家族でロッククライミングに行った。ロッククライミングというか、ボルダリングだ。命綱的なロープを使わない方のクライミングで、弟に誘われて初めてやった。ロープを使う方は、誰か一人免許をとっているかインストラクターがいないといけないので、前に一度学校の授業でやって以来一度も行っていない。ボルダリングはロープがないので壁自体もそこまで高くはないし、落ちてもマットがあるので安心だった。
私はスポーツが苦手だと思う。弟たちに水泳も自転車も先を越された時に、私には向いていないのだなと思った気がする。それが間違っていなかったと確認できたのは、ロッククライミングさえしたことのない、私の倍以上年上の母と同じレベルだったからだ。
母はとてもアクティブで多分運動が得意な人だ。私よりひょろひょろして見えるのに、みんなが驚くほど力もあるし体力もある。凄い人だと思う。妹は若いし、彼女は彼女でとても落ち着きがなく負けず嫌いなので、弟に負けまいと頑張っていた。
三角筋、前腕筋群などをよく使うらしいが、私はなぜかないはずの上腕二頭筋が痛くなった。
筋肉があるから痛むのだと思えば、そこが痛んでもいいことのように思えたり……
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