惑わし

玉城真紀

文字の大きさ
上 下
10 / 32

夢・・・

しおりを挟む
「・・・・・」

「この人は生きてますよ」

「そんな事は知ってるよ。でも、半分はもう持ってかれちまってるね」

「半分・・・大丈夫なんでしょうか」

「さあね。まだ時間がかかる。まだ見つからないんだよ。全く上手く隠れたもんだよ」



俺は夢を見ているのだろうか。
真っ暗な中で、誰かの会話が聞こえてくる。
しおりを挟む

処理中です...