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小さな命
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「全く、うちの息子は何をやってるんだろうね」
私は、大量にカレーが入った鍋をかき回しながら言った。
「幼稚園の先生と健太君の家に行ったんだよね?何かあったんじゃない?」
「え?・・・・・・大丈夫だよ。子供じゃないんだしちゃんとやるだろ」
そう言いながらも内心心配だった。真理はそんな私の気持ちが分かったのか
「一度、健太君の家に様子を見に行ってみようよ。大丈夫だと思うけどさ」
「・・・・・・しょうがないね。そこまで言うなら行ってみようかね」
私は火を止め、真理と二人で健太の家に向かった。辺りはもう暗くなっている。健太の家に着くと、何やら笑い声が聞こえてくる。庭に回り声のする方に行ってみる。レースのカーテンだけだったので、明るい部屋の中の様子がよく見える。そこには、息子と健太親子、あと、知らない女性。あの人が先生なんだろう。4人が楽しそうに食卓を囲んでいた。
「何か。楽しそうだね」
「・・・・・・」
私は何となく面白くなかった。息子があんな風に笑いながら食事をするところを初めて見たからだ。
「健太君も嬉しそうだよ。うまくやったんじゃない?」
「・・・・・・そうだね」
私は黙って歩き出した。
「え?どこ行くの?」
「帰るんだよ。うまくいったのならここにはもう用はないだろ?」
真理が慌ててついてくる。
庭から出て玄関に差し掛かった時だ。先程は気がつかなかったが、妙に冷たいものを感じた。私は足を止めソレがどこから来るのかを探る。
「どうしたの?」
真理は不思議そうに私を見るが、真理も気がついたみたいで
「何かここ、寒くない?ってか冷たい」
「うん。変だね」
私と真理がその冷たいと思った場所に手を伸ばす。そこは玄関の隣の壁だった。
「変なの。ここだけだよ。ほら、こっちは冷たくもなんともない」
「うん。この壁の向こうは・・・・・・あの和室だね」
「おかしいよ。息子さんに知らせた方が良くない?」
私は頷き、鍵のかかっていない玄関を開け中に入った。
「ちょ、ちょっと待ってよ」
真理もついてくる。廊下の奥の方から明かりが漏れ、賑やかな笑い声と話声が聞こえてくる。私は、暗い玄関を上がりあの和室の前に立った。引き戸に手をかけそっと少しずつ開ける。
「息子さんに言わないの?」
「・・・・・・」
何でなのか分からないが、あの笑い声の中に行く気がしなかったのだ。真理はそれ以上何も言わず、私の隣でかたずを飲んで見守る。ふすまを全て開け部屋の中を見るが真っ暗で何も見えない。
「何もないんじゃない?」
真理に構わず私は部屋に入り、右手を見た。冷たく感じた場所には仏壇があった。特に変わりはないようだ。
「気のせいだったのか・・・・・・でも、こう暗くちゃ分からないね」
私は、電気のスイッチを押した。
「!」
「!」
私と真理は凍り付いた。
明かりのついた部屋にいたのは、一つの大きな目だった。
その目はカーテンの前で宙に浮いていて、私と真理をじっと見ている。よく、目は口程に物を言うという言葉があるが、確かに、目だけを見て感情がだいたいわかるものだ。しかし、今目の前にあるこの目からは何の感情も読み取れない。
ただの目、それだけだ。
俺達は楽しく食卓を囲んでいた。健太のお母さんのカレーはとても旨く、俺は遠慮なくおかわりまでしてしまった。健太も、俺に負けじと可愛い小さなトレーを出し「おかわり!」と元気よく食べている。久しぶりの母親の料理がとても嬉しいのかもしれない。母親の方も嬉しそうだ。これを機にまた元通りになれば健太が悲しい思いをしなくても済む。先生は泣き虫な所があるのか、今度は嬉し泣きをしている。今まで母親と話せなかった分、今溢れ出る話をひっきりなしにしている健太を見て、俺は満足していた。そんな時だ。健太が廊下の方を気にしだした。
「健太。どうした?」
「変な音がする」
「え?」
「どこから」
「あっち」
健太の指さす方は廊下の方だ。母親はそれを見て
「あら。玄関鍵をするの忘れたかもしれないわ」
「え?じゃあ。泥棒?」
先生が不安な顔をして言う。
「あ、俺が見てきますよ」
一応、この中で大人の男は俺だけなので、俺が見に行くことにした。暗い廊下に出るとなぜかあの和室の電気がついている。
(あれ?消し忘れたかな?)
迷うことなく和室に向かっていく。すると、俺の脇をたたたっと健太がすり抜けて行った。
「健太?」
健太は和室の部屋の中を見る。
「おばさん!」
「え?」
「おばさんがいるよ。後、お姉ちゃんも」
おばさんってお袋の事か?そう言えばすっかり忘れていた。俺は健太のそばまで行き部屋を覗くが誰もいない。
「お袋いるのか?」
すると、足元にある小さな箱がカコンと動いた。
いるようだ。
「取り敢えず、上手くいってるから大丈夫だよ」
俺は小声でそう言ったが返事はない。すると、健太は俺の上着を引っ張り
「おじさん。ここにいない方がいいよ」
健太を見ると、部屋の中を見たまま、とても怖がっているようだ。
「え?なんで?」
「目が怒ってる」
目・・・・・・あの健太が絵で描いたあの目の事か。
「何で分かるんだ?」
「だって、お父さんが怒った時の目だもん」
そう言った時、
「どうかしました?」
いつまでも戻らないので心配になったのだろう。先生と母親がこちらに歩いて来た。
「お母さん。来ちゃだめだよ!」
その健太の言葉が合図になったかのように、部屋から物凄く冷たい風が勢いよく吹いて来た。
「うわっ!」
まともに目を開けていられない程の強い風と、凍えるような冷たさだ。口を少しでも開けていたら一瞬で口の中が凍ってしまうようにすら思える。逃げようにも逃げられない。足が固まってしまったかのようだ。どのくらいその風に耐えていただろう。長いようにも短いようにも思える。やっとその風がやんだ。周りを見ると、壁や柱が凍り付いていた。
「健太!!」
健太の母親の叫びが聞こえた。俺は、凍ったまつげから薄っすらと見える健太と母親を見た。
目を疑った。健太は立ったままの状態で頭から足まで真っ白だ。まるで、石膏で固められたかのようになっている。
「健太!」
信じられなかった。恐る恐る健太の肩を触るが、氷のように冷たい。健太の隣で、母親が真っ青な顔をして健太の名を呼び続ける。先生は、廊下の途中で呆然と立ち尽くしている。
「くっ。風呂・・・・・・風呂!熱いお湯かければ・・・・・・」
俺自身も少し凍ってしまっているので動きずらかったが、健太を抱き上げ風呂場に駆け込み、シャワーをひねる。温度を最大に熱くし健太を抱いたままお湯をかけ続ける。
「健太!健太!くそっ!何で健太が」
俺は健太の体をさすり、名前を呼びながらシャワーをかけ続けた。
暫くすると、真っ白になっていた健太がシャワーを浴びた場所から徐々に色を取り戻していく。俺自身も解凍されていくかのように、体が熱を帯びてくる。
「救急車!」
俺は叫んだ。
「はい!」
健太の体を一生懸命さすり続けていた母親が、涙でぐしょぐしょの顔で返事をし、転がりながら電話をかけに行った。その間にも健太の体から真っ白な色はなくなっていく。その途端に、今までカチカチになって直立していた健太の体が柔らかくなったのかくにゃりとしゃがみ込んだ。
「健太!健太!」
と大きな声で呼んだ。抱き上げた健太の体はまだ冷たかった。
「何でこんなことに・・・・・・」
「・・・・・・さん」
「?」
健太の口が動いて何かを言っている。
「健太?!」
「お母さん」
それが、健太の最後の言葉だった。
あの日から二週間がたった。
俺は会社に無理を言って長期の休暇をもらった。上司には嫌味を言われたが気にしない。日高からも何回か連絡が来た。心配しているようだったが、話す気になれなかったので最後の方は携帯の電源を切った。風呂も入らず食事もせず一日中布団にもぐっている。一度、腹が減ったので、食事をしたが全部吐いてしまった。
そんな俺の頭の中では、俺の腕の中で健太の言った言葉が繰り返し流れている。
私は、大量にカレーが入った鍋をかき回しながら言った。
「幼稚園の先生と健太君の家に行ったんだよね?何かあったんじゃない?」
「え?・・・・・・大丈夫だよ。子供じゃないんだしちゃんとやるだろ」
そう言いながらも内心心配だった。真理はそんな私の気持ちが分かったのか
「一度、健太君の家に様子を見に行ってみようよ。大丈夫だと思うけどさ」
「・・・・・・しょうがないね。そこまで言うなら行ってみようかね」
私は火を止め、真理と二人で健太の家に向かった。辺りはもう暗くなっている。健太の家に着くと、何やら笑い声が聞こえてくる。庭に回り声のする方に行ってみる。レースのカーテンだけだったので、明るい部屋の中の様子がよく見える。そこには、息子と健太親子、あと、知らない女性。あの人が先生なんだろう。4人が楽しそうに食卓を囲んでいた。
「何か。楽しそうだね」
「・・・・・・」
私は何となく面白くなかった。息子があんな風に笑いながら食事をするところを初めて見たからだ。
「健太君も嬉しそうだよ。うまくやったんじゃない?」
「・・・・・・そうだね」
私は黙って歩き出した。
「え?どこ行くの?」
「帰るんだよ。うまくいったのならここにはもう用はないだろ?」
真理が慌ててついてくる。
庭から出て玄関に差し掛かった時だ。先程は気がつかなかったが、妙に冷たいものを感じた。私は足を止めソレがどこから来るのかを探る。
「どうしたの?」
真理は不思議そうに私を見るが、真理も気がついたみたいで
「何かここ、寒くない?ってか冷たい」
「うん。変だね」
私と真理がその冷たいと思った場所に手を伸ばす。そこは玄関の隣の壁だった。
「変なの。ここだけだよ。ほら、こっちは冷たくもなんともない」
「うん。この壁の向こうは・・・・・・あの和室だね」
「おかしいよ。息子さんに知らせた方が良くない?」
私は頷き、鍵のかかっていない玄関を開け中に入った。
「ちょ、ちょっと待ってよ」
真理もついてくる。廊下の奥の方から明かりが漏れ、賑やかな笑い声と話声が聞こえてくる。私は、暗い玄関を上がりあの和室の前に立った。引き戸に手をかけそっと少しずつ開ける。
「息子さんに言わないの?」
「・・・・・・」
何でなのか分からないが、あの笑い声の中に行く気がしなかったのだ。真理はそれ以上何も言わず、私の隣でかたずを飲んで見守る。ふすまを全て開け部屋の中を見るが真っ暗で何も見えない。
「何もないんじゃない?」
真理に構わず私は部屋に入り、右手を見た。冷たく感じた場所には仏壇があった。特に変わりはないようだ。
「気のせいだったのか・・・・・・でも、こう暗くちゃ分からないね」
私は、電気のスイッチを押した。
「!」
「!」
私と真理は凍り付いた。
明かりのついた部屋にいたのは、一つの大きな目だった。
その目はカーテンの前で宙に浮いていて、私と真理をじっと見ている。よく、目は口程に物を言うという言葉があるが、確かに、目だけを見て感情がだいたいわかるものだ。しかし、今目の前にあるこの目からは何の感情も読み取れない。
ただの目、それだけだ。
俺達は楽しく食卓を囲んでいた。健太のお母さんのカレーはとても旨く、俺は遠慮なくおかわりまでしてしまった。健太も、俺に負けじと可愛い小さなトレーを出し「おかわり!」と元気よく食べている。久しぶりの母親の料理がとても嬉しいのかもしれない。母親の方も嬉しそうだ。これを機にまた元通りになれば健太が悲しい思いをしなくても済む。先生は泣き虫な所があるのか、今度は嬉し泣きをしている。今まで母親と話せなかった分、今溢れ出る話をひっきりなしにしている健太を見て、俺は満足していた。そんな時だ。健太が廊下の方を気にしだした。
「健太。どうした?」
「変な音がする」
「え?」
「どこから」
「あっち」
健太の指さす方は廊下の方だ。母親はそれを見て
「あら。玄関鍵をするの忘れたかもしれないわ」
「え?じゃあ。泥棒?」
先生が不安な顔をして言う。
「あ、俺が見てきますよ」
一応、この中で大人の男は俺だけなので、俺が見に行くことにした。暗い廊下に出るとなぜかあの和室の電気がついている。
(あれ?消し忘れたかな?)
迷うことなく和室に向かっていく。すると、俺の脇をたたたっと健太がすり抜けて行った。
「健太?」
健太は和室の部屋の中を見る。
「おばさん!」
「え?」
「おばさんがいるよ。後、お姉ちゃんも」
おばさんってお袋の事か?そう言えばすっかり忘れていた。俺は健太のそばまで行き部屋を覗くが誰もいない。
「お袋いるのか?」
すると、足元にある小さな箱がカコンと動いた。
いるようだ。
「取り敢えず、上手くいってるから大丈夫だよ」
俺は小声でそう言ったが返事はない。すると、健太は俺の上着を引っ張り
「おじさん。ここにいない方がいいよ」
健太を見ると、部屋の中を見たまま、とても怖がっているようだ。
「え?なんで?」
「目が怒ってる」
目・・・・・・あの健太が絵で描いたあの目の事か。
「何で分かるんだ?」
「だって、お父さんが怒った時の目だもん」
そう言った時、
「どうかしました?」
いつまでも戻らないので心配になったのだろう。先生と母親がこちらに歩いて来た。
「お母さん。来ちゃだめだよ!」
その健太の言葉が合図になったかのように、部屋から物凄く冷たい風が勢いよく吹いて来た。
「うわっ!」
まともに目を開けていられない程の強い風と、凍えるような冷たさだ。口を少しでも開けていたら一瞬で口の中が凍ってしまうようにすら思える。逃げようにも逃げられない。足が固まってしまったかのようだ。どのくらいその風に耐えていただろう。長いようにも短いようにも思える。やっとその風がやんだ。周りを見ると、壁や柱が凍り付いていた。
「健太!!」
健太の母親の叫びが聞こえた。俺は、凍ったまつげから薄っすらと見える健太と母親を見た。
目を疑った。健太は立ったままの状態で頭から足まで真っ白だ。まるで、石膏で固められたかのようになっている。
「健太!」
信じられなかった。恐る恐る健太の肩を触るが、氷のように冷たい。健太の隣で、母親が真っ青な顔をして健太の名を呼び続ける。先生は、廊下の途中で呆然と立ち尽くしている。
「くっ。風呂・・・・・・風呂!熱いお湯かければ・・・・・・」
俺自身も少し凍ってしまっているので動きずらかったが、健太を抱き上げ風呂場に駆け込み、シャワーをひねる。温度を最大に熱くし健太を抱いたままお湯をかけ続ける。
「健太!健太!くそっ!何で健太が」
俺は健太の体をさすり、名前を呼びながらシャワーをかけ続けた。
暫くすると、真っ白になっていた健太がシャワーを浴びた場所から徐々に色を取り戻していく。俺自身も解凍されていくかのように、体が熱を帯びてくる。
「救急車!」
俺は叫んだ。
「はい!」
健太の体を一生懸命さすり続けていた母親が、涙でぐしょぐしょの顔で返事をし、転がりながら電話をかけに行った。その間にも健太の体から真っ白な色はなくなっていく。その途端に、今までカチカチになって直立していた健太の体が柔らかくなったのかくにゃりとしゃがみ込んだ。
「健太!健太!」
と大きな声で呼んだ。抱き上げた健太の体はまだ冷たかった。
「何でこんなことに・・・・・・」
「・・・・・・さん」
「?」
健太の口が動いて何かを言っている。
「健太?!」
「お母さん」
それが、健太の最後の言葉だった。
あの日から二週間がたった。
俺は会社に無理を言って長期の休暇をもらった。上司には嫌味を言われたが気にしない。日高からも何回か連絡が来た。心配しているようだったが、話す気になれなかったので最後の方は携帯の電源を切った。風呂も入らず食事もせず一日中布団にもぐっている。一度、腹が減ったので、食事をしたが全部吐いてしまった。
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