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4章
4-3
*
「それで、そのヘンリーっていうのは誰なんだい?」
ティペスの部屋のベッドで、二人並んで横になりながら問われる。穏やかな笑みを向けられ、ソフォラは嬉しさのあまり、するすると言葉を紡いでいた。
「ヘンリーはブラインドリー公爵家のご長男で……僕の婚約者です」
最後は少し声が弱まり、頬に熱が集まる。わずかに視線を逸らした。
「……そうなんだ」
ティペスは静かに相槌を打つ。その声音は変わらず柔らかい。
「そのヘンリーとは、どんな話をしたの?」
「最初は、やっぱり闇属性だからって嫌がられていたんですけど……僕が森で迷ったとき、見つけてくれたのが彼で……それで、僕のことを守るって約束してくれて……ふふ」
思い出すだけで、自然と頬が緩む。
ティペスは変わらぬ笑みを浮かべたまま、静かに頷いた。
「でも、闇属性を嫌っていたのに、よく話がまとまったね」
「はい。最初は婚約破棄される予定だったんです。でも、ヘンリーが続けたいって言ってくれて……今は、とても嬉しいです」
「……そう」
短く返された言葉は、どこまでも穏やかだった。
けれど、その奥でほんのわずかに、何かが沈む。
「ソフォラを一度は手放そうとした相手が、ね」
呟くような声音は軽く、責める色すらない。
それでも、どこか冷えた響きが混じっていた。
「でも、明日会うのが楽しみだよ」
にこりと微笑む。その表情は完璧で、いつもと何も変わらない。
「ソフォラの“婚約者”が、どんな人間なのか」
その言葉の最後だけ、わずかに重みを帯びた。
それに気づかないまま、ソフォラは嬉しそうに微笑んでいた。
*
夜明け前。レイブンがソフォラのベッドによじ登り、寝衣の裾をくいくいと引っ張った。
「キューン」
「んー……なあに、レイブン。まだお日様も昇ってないよ……?」
寝るようにと軽く撫でるが、レイブンは引くのをやめない。むしろ先ほどより強く、ぐいぐいと引っ張ってくる。
昨夜は兄ティペスと同衾するはずだったが、「喋りすぎてソフォラ様が眠れない」とカプトにより部屋へ戻されていた。そのため、今はレイブンが側にいる。
「……わかったよ、もう」
小さく口を尖らせ、レイブンの額を軽くつつく。嬉しそうに尻尾を振りながら、今度は袖を咥えて引いた。
促されるままベッドを降り、扉を開ける。
ちょうど交代の時間だったのか、他の護衛と入れ替わろうとしていたサンセベリアが目を見開いた。
「ソフォラ様!? まだ朝日が昇るまで少しありますよ」
「おはよう、サンセベリア。驚かせてごめんね。レイブンが、どこかへ連れていこうとしてて」
視線を向けられたレイブンに、サンセベリアはじとりとした目を向ける。
「お前、何を考えているんだ。こんな時間にソフォラ様を連れ回そうとは、いい度胸だな」
しゃがみ込み、軽く額を弾く。
「ウゥー……」
「……やっぱり舐められている気がする」
牙を見せるレイブンに、サンセベリアは小さく肩を落とした。
それでもレイブンは構わず、ソフォラの服を引き続ける。暗い中で一人歩くわけにもいかず、ソフォラはサンセベリアへ視線を送った。
言葉は交わさずとも、彼は静かに頷く。
レイブンに導かれるまま歩いていくと、外はわずかに白み始めていた。向かう途中、外扉に手をかけたところで、肩にふわりと温もりが乗る。
振り返ると、サンセベリアがブランケットをかけてくれていた。
「お止めしても無理でしょうし。せめて暖かくしてください」
困ったように眉を下げ、柔らかく微笑む。
「ありがとう」
扉を押し開けると、冷たい朝の空気が頬を撫でた。
レイブンは先に飛び出し、振り返って小さく吠える。
「来いって言っているようですね」
「……うん、行こっか」
門まで辿り着くと、サンセベリアが門番に声をかけ、静かに門が開かれる。
一歩外へ出たところで、レイブンがぴたりと足を止めた。
「キャン、キャン!」
「本当にどうしたの、レイブン?」
しゃがみ込んで撫でた、その時。
遠くから、馬の蹄の音と車輪の軋む音が近づいてくる。
「……え?」
顔を上げると、朝靄の向こうから馬車の影が浮かび上がってきた。
(嘘……)
胸が大きく跳ねる。ブランケットを握りしめたまま、ソフォラは駆け出した。
馬車が止まり、扉が開く。中から飛び出すように人影が現れる。
「ソフォラ!!」
「……っ、ヘンリー!」
次の瞬間、強く抱きしめられる。驚くほどの力で引き寄せられ、息が少し苦しくなる。
けれど、それが――ひどく心地よかった。
「……はぁ、やっと会えた。ソフォラ……」
耳元で落ちた声は、どこか震えている。
「髪、切ったんだな。すごく似合ってる……可愛い」
頬が熱を帯びる。けれど、それ以上に嬉しさが込み上げて、ソフォラは小さく笑った。
「ありがとう、ヘンリー。会いに来てくれて……すごく嬉しい」
その足元で、レイブンが満足そうに寄り添っていた。
ーーー
馬車の中から、エバも姿を現した。
「ソフォラ、おはよう。ごめんね、ヘンリーがどうしても会いに行くって聞かなくて」
眉を下げ、どこか疲れた様子でソフォラの前に立つ。
「おはようございます、公爵様。昨日お手紙をいただいていたので、来てくださることは知っていました」
エバは頭をかき、さらに困ったように眉を下げた。
「本当なら、もっと前に連絡すべきだったんだけど……ほら、この通りでさ」
視線の先では、ヘンリーがソフォラを離そうとしない。父親の言葉にも反応せず、ただ抱きしめ続けている。
「会いたかった……この頭の形、手触り、匂い……んー、ソフォラだ」
「嗅がないでよヘンリー! 僕まだ着替えてないんだよ!」
「……はぁ、早く毎日ソフォラのパジャマ姿が見たい」
「小公爵様、さすがにそれは……」
サンセベリアが額に汗を滲ませながら制止する。
しかし次第に顔色を悪くし、周囲へと視線を巡らせた。
「あの、久しぶりの再会で嬉しいのは分かるのですが……そろそろ、ティペス様がソフォラ様の不在に気づいて――」
「そこの変質者……ソフォラから離れろ。殺すぞ」
低く落ちた声と同時に、門の鉄柵がじゅ、と音を立てて溶け落ちた。
ティペスの立つ半径一メートルほどの空間は、熱気に歪み、草木は枯れ、地面は干上がってひび割れている。
その背後に、パキプスが静かに控えていた。
熱など存在しないかのように、無表情のまま。
「お、お兄様!? どうされたんですか!」
「兄?」
ヘンリーがゆっくりと顔を上げる。
二人の視線がぶつかり、空気が張り詰めた。
「……だから言ったのに……」
肩を落とすサンセベリア。
その隣で、パキプスが淡々と口を開く。
「分かっていたことでしょう?」
ほんのわずかに、口元だけが緩む。
「……楽しくなりそうです」
「悪魔だ……」
サンセベリアは、心底そう思った。
「それで、そのヘンリーっていうのは誰なんだい?」
ティペスの部屋のベッドで、二人並んで横になりながら問われる。穏やかな笑みを向けられ、ソフォラは嬉しさのあまり、するすると言葉を紡いでいた。
「ヘンリーはブラインドリー公爵家のご長男で……僕の婚約者です」
最後は少し声が弱まり、頬に熱が集まる。わずかに視線を逸らした。
「……そうなんだ」
ティペスは静かに相槌を打つ。その声音は変わらず柔らかい。
「そのヘンリーとは、どんな話をしたの?」
「最初は、やっぱり闇属性だからって嫌がられていたんですけど……僕が森で迷ったとき、見つけてくれたのが彼で……それで、僕のことを守るって約束してくれて……ふふ」
思い出すだけで、自然と頬が緩む。
ティペスは変わらぬ笑みを浮かべたまま、静かに頷いた。
「でも、闇属性を嫌っていたのに、よく話がまとまったね」
「はい。最初は婚約破棄される予定だったんです。でも、ヘンリーが続けたいって言ってくれて……今は、とても嬉しいです」
「……そう」
短く返された言葉は、どこまでも穏やかだった。
けれど、その奥でほんのわずかに、何かが沈む。
「ソフォラを一度は手放そうとした相手が、ね」
呟くような声音は軽く、責める色すらない。
それでも、どこか冷えた響きが混じっていた。
「でも、明日会うのが楽しみだよ」
にこりと微笑む。その表情は完璧で、いつもと何も変わらない。
「ソフォラの“婚約者”が、どんな人間なのか」
その言葉の最後だけ、わずかに重みを帯びた。
それに気づかないまま、ソフォラは嬉しそうに微笑んでいた。
*
夜明け前。レイブンがソフォラのベッドによじ登り、寝衣の裾をくいくいと引っ張った。
「キューン」
「んー……なあに、レイブン。まだお日様も昇ってないよ……?」
寝るようにと軽く撫でるが、レイブンは引くのをやめない。むしろ先ほどより強く、ぐいぐいと引っ張ってくる。
昨夜は兄ティペスと同衾するはずだったが、「喋りすぎてソフォラ様が眠れない」とカプトにより部屋へ戻されていた。そのため、今はレイブンが側にいる。
「……わかったよ、もう」
小さく口を尖らせ、レイブンの額を軽くつつく。嬉しそうに尻尾を振りながら、今度は袖を咥えて引いた。
促されるままベッドを降り、扉を開ける。
ちょうど交代の時間だったのか、他の護衛と入れ替わろうとしていたサンセベリアが目を見開いた。
「ソフォラ様!? まだ朝日が昇るまで少しありますよ」
「おはよう、サンセベリア。驚かせてごめんね。レイブンが、どこかへ連れていこうとしてて」
視線を向けられたレイブンに、サンセベリアはじとりとした目を向ける。
「お前、何を考えているんだ。こんな時間にソフォラ様を連れ回そうとは、いい度胸だな」
しゃがみ込み、軽く額を弾く。
「ウゥー……」
「……やっぱり舐められている気がする」
牙を見せるレイブンに、サンセベリアは小さく肩を落とした。
それでもレイブンは構わず、ソフォラの服を引き続ける。暗い中で一人歩くわけにもいかず、ソフォラはサンセベリアへ視線を送った。
言葉は交わさずとも、彼は静かに頷く。
レイブンに導かれるまま歩いていくと、外はわずかに白み始めていた。向かう途中、外扉に手をかけたところで、肩にふわりと温もりが乗る。
振り返ると、サンセベリアがブランケットをかけてくれていた。
「お止めしても無理でしょうし。せめて暖かくしてください」
困ったように眉を下げ、柔らかく微笑む。
「ありがとう」
扉を押し開けると、冷たい朝の空気が頬を撫でた。
レイブンは先に飛び出し、振り返って小さく吠える。
「来いって言っているようですね」
「……うん、行こっか」
門まで辿り着くと、サンセベリアが門番に声をかけ、静かに門が開かれる。
一歩外へ出たところで、レイブンがぴたりと足を止めた。
「キャン、キャン!」
「本当にどうしたの、レイブン?」
しゃがみ込んで撫でた、その時。
遠くから、馬の蹄の音と車輪の軋む音が近づいてくる。
「……え?」
顔を上げると、朝靄の向こうから馬車の影が浮かび上がってきた。
(嘘……)
胸が大きく跳ねる。ブランケットを握りしめたまま、ソフォラは駆け出した。
馬車が止まり、扉が開く。中から飛び出すように人影が現れる。
「ソフォラ!!」
「……っ、ヘンリー!」
次の瞬間、強く抱きしめられる。驚くほどの力で引き寄せられ、息が少し苦しくなる。
けれど、それが――ひどく心地よかった。
「……はぁ、やっと会えた。ソフォラ……」
耳元で落ちた声は、どこか震えている。
「髪、切ったんだな。すごく似合ってる……可愛い」
頬が熱を帯びる。けれど、それ以上に嬉しさが込み上げて、ソフォラは小さく笑った。
「ありがとう、ヘンリー。会いに来てくれて……すごく嬉しい」
その足元で、レイブンが満足そうに寄り添っていた。
ーーー
馬車の中から、エバも姿を現した。
「ソフォラ、おはよう。ごめんね、ヘンリーがどうしても会いに行くって聞かなくて」
眉を下げ、どこか疲れた様子でソフォラの前に立つ。
「おはようございます、公爵様。昨日お手紙をいただいていたので、来てくださることは知っていました」
エバは頭をかき、さらに困ったように眉を下げた。
「本当なら、もっと前に連絡すべきだったんだけど……ほら、この通りでさ」
視線の先では、ヘンリーがソフォラを離そうとしない。父親の言葉にも反応せず、ただ抱きしめ続けている。
「会いたかった……この頭の形、手触り、匂い……んー、ソフォラだ」
「嗅がないでよヘンリー! 僕まだ着替えてないんだよ!」
「……はぁ、早く毎日ソフォラのパジャマ姿が見たい」
「小公爵様、さすがにそれは……」
サンセベリアが額に汗を滲ませながら制止する。
しかし次第に顔色を悪くし、周囲へと視線を巡らせた。
「あの、久しぶりの再会で嬉しいのは分かるのですが……そろそろ、ティペス様がソフォラ様の不在に気づいて――」
「そこの変質者……ソフォラから離れろ。殺すぞ」
低く落ちた声と同時に、門の鉄柵がじゅ、と音を立てて溶け落ちた。
ティペスの立つ半径一メートルほどの空間は、熱気に歪み、草木は枯れ、地面は干上がってひび割れている。
その背後に、パキプスが静かに控えていた。
熱など存在しないかのように、無表情のまま。
「お、お兄様!? どうされたんですか!」
「兄?」
ヘンリーがゆっくりと顔を上げる。
二人の視線がぶつかり、空気が張り詰めた。
「……だから言ったのに……」
肩を落とすサンセベリア。
その隣で、パキプスが淡々と口を開く。
「分かっていたことでしょう?」
ほんのわずかに、口元だけが緩む。
「……楽しくなりそうです」
「悪魔だ……」
サンセベリアは、心底そう思った。
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