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先行投資・俺だけの人。
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「あ、あの…」
「いいんだよ?俺の好きな人も男だし。あ、俺ゲイね」
「え…」
「やっだなあ、安心して。
俺、わんこ君狙ってないよ?もちろん、後藤ともなんともないから…。
俺と後藤は、ただの飲み友達ってやつだから…。ふふ、戸塚さんは安心して蒼真と彼氏君に愛されていていいからね…。いいねぇ、取り愛って、若いよねぇ」
ぱたぱた、と手を振る小牧医師。
私と蒼真を気遣っての言葉か…。
小牧医師は、にこにこと笑っていて、真意が読めない。
なに、考えているんだろう。
こういう人ほど、腹黒そうだ。
美人だし、恋人を上手く操縦していそう…。
なんて、勝手に想像してしまったり…。
「んで、何かあったの?わんこな彼氏君と…。」
「医者はそんなお悩み相談もしてくれるんですか?」
「ま、俺の場合はただのおせっかいだよ~。水戸黄門みたいな?ただのおせっかい人間なんです~。
俺の恋は…残念ながら報われそうにないからね。だから、人の恋に茶々いれるのが好きなの」
小牧医師は、そういって、へらりと笑った。
小牧医師は、すらりとしていて、顔もとても整っている。
女の人、にも見えるくらい。中性的で、張り詰めたオーラがあって。
そんな小牧医師でも報われないのか…。
こんな美人、でも…。
「貴方みたいな綺麗な人も、報われないんですか…」
「綺麗とか、外見で、人を愛するわけじゃないでしょ?」
「それは…、」
「そりゃ確かに外見でも恋するかもしれない。でもそれは愛じゃないと俺は思うわけ。心を愛してこその、愛なんだよ。人の心を、ね。
それにさ、価値観なんてみんな違うわけだし。綺麗って戸塚さんみたいに言ってくれる人もいれば、オカマとか他人に言われるしね。人の価値観なんてばらばらなの」
小牧医師は、そういって、私のベッドの近くにあるパイプいすを取り出し座る。
ふぅ、と髪をかきあげる小牧医師。窓から入る西日が、小牧医師にかかり、妙に絵になっている。気ダル気に足を組み、座る小牧医師。
「どんなに容姿が良くったってね、頭良くたって、お金持ちだって、そんなの些細なことなんだよ。
手に入らない相手は手に入らない。どんなに思っても、手に入らない人はいて、逆に簡単に手に入る人だっているんだ。人生って難しいよね。好きじゃない人からは、簡単に好きになられるのに。好きな人はなかなか手に入らない。
手に入れたいと思っても、無理な人は、どんな事があっても無理なんだ。
もしも、自分が好きな人が、自分も好きになってくれて一緒にいてくれたら。
それって、とても幸せなことだと思うな」
小牧医師は、そういって小さく笑った。
なんだろう…その笑みは…なんだかいいようがないけれど、とてもさみしそうで…見ているだけで、胸がぎゅっと痛んだ。
「好きな人が傍にいる人は、きっと紛れもなく、幸せだよね…」
遠い目をして、つぶやく小牧医師。
「それは、幸せなのでしょうか」
ポツリ、と独り言のように零した小牧医師の言葉に、つい、そう問いかける。
幸せだった。私も。
本当は、自分が樹を抱くはずだったのに、今樹に愛されて、隣にいられて。
幸せだった。シアワセだった、はずなのに…。
樹といると、不安になる。
このままでいいのか…って。本当の樹は、女の子と恋愛できたのに、私が抱きたいと言ったから、私を好きにならせてしまったんじゃないかって。
嫉妬して、自分が嫌になって、また誰かに嫉妬して。
とんでもなく、悪い人間に感じてしまう。悪い人間だと思ってしまう。
樹を陥れた人間のように思ってしまう。
はたして、私は幸せなのだろうか…。こんな私といて、樹は幸せなんだろうか。
進藤君といた方が…よっぽど…。
よっぽど、樹の為になるんじゃないか…。私は…。
「私は…自分が醜く感じるんです…。嫉妬しすぎて。好きになりすぎて。
なのに、本当に隣にいていいものかと感じてしまう。彼を攻めてしまう。女々しくすがってしまう。
私は…怖いんです…、好きじゃなくなった、と言われるのが。恋人が離れてしまうのが…」
樹がいなくなることが…怖い…。いらない、と言われてしまう、その日が怖い。
不要となった私が、どうすればいいか、怖い。
ぎゅ、と手を握る。
するとその手を、小牧医師は上から握り、私にそっと笑いかけた。
「そんなの…、みんなそうだよ」
小牧医師の瞳が悪戯っぽく笑った。
「恋した瞬間にみんな不安になるんだよ、男も女も。男同士の恋愛でもね。仕方ないじゃない。それが、恋なんだから…さ。
そんなに不安なのは、戸塚さんが今幸せだからだよ。大好きな彼氏がいなくなるのが嫌だから、だからいつまでたっても不安なの。
恋って楽しいよ。
でもその分不安もあるの。何よりも誰よりも、その人の事が好きだからさ。」
「え…」
「だから、不安なんて消えないんだ。よっぽど長年連れ添った夫婦、とか、絶対信頼し合える相手じゃないとね…。
恋のドキドキってね、なくす薬もなければ、恋のドキドキを蘇らせる薬もないんだよ。
その時だけの一生ものなの
ね、戸塚さん、その不安がなくなる方法って知ってる?」
まるで、なぞなぞでも問いかけるように、小牧医師は上目使いで言う。
不安がなくなる方法、なんて…。そんなの…。
「わかりません…、」
わかっていたら、ここまで悩んでなんかない。
こんなに、樹とこじれてなんていない。
よほど難しい顔をしていたのだろう、小牧医師はやれやれ、と笑い、私の肩をたたく。
「んー。難しく考えなくていいんだよ。」
「…」
「わかんない…?」
「はい」
わからない。
どうすればいい?どうしたら、いい?
この罪悪感から逃れられるのだろうか。
「あのね、信頼すればいいの。相手の事を。信じてあげればいいんだよ、あなたが愛した、彼を…」
「え…、」
「不安だったら大丈夫、って自分で思い込ませればいい。
それでも駄目なら、相手をもっと自分を好きにならせればいい。自分の事に自信が持てないのなら、自分を好きになればいい。
一人で解決できなかったら、誰かに縋ってしまえばいい。それでも駄目なら…」
「…駄目…なら…?」
「泣いて縋って誘惑して、押し倒す。それが駄目なら浮気しちゃえ」
「…っぷ…」
胸を張って、えらそうに言う小牧医師がおかしくて、つい声をたてて笑ってしまう。
浮気しろ、だなんて…。
そんな私に小牧医師は、ふふ、と目を細めて、笑った。
「たまにはさ、思い切ってぶつかりもしたら…?だって、恋は一回しかできないんだし…」
「私は…悪い大人です…。彼を騙しているかもしれない…。彼を後悔させているかもしれない。それが不安だったんです…。こんな私に付き合って、彼の人生を無駄にしてるって…彼は、まだ若いから。後悔させたくなかったんです」
「後悔させればいいじゃない。
いいじゃない、戸塚さんみたいな人はもっと恋に我儘になっても…、罰は当たらないと思うな。俺だったら我儘言われたらなんでも聞いちゃうし。それにね、我儘って言われている方もある程度は嬉しいものなんだよ…。
あ、そうそう、これ」
小牧医師は、なにかを思い出したかのように、白衣のポケットから、一通の封筒を取り出し、私に差し出す。
白い白い普通の封筒。
なんだろう…。
「わんこみたいな彼氏君から…。蒼真にあの子、『公久さんにって渡して』っていってたんだけどねー、蒼真ケチだから受け取らなくて。蒼真がうけとらなかったみたいだから、俺が受取っちゃった」
てへ、っといいながら、ぺろりと舌を出す小牧医師。
つ、と私の前へ手紙をさし出し、受け取って、っと視線で受け取るよう促す。
樹からの、言葉。
もう何日もあってない。ここまで会ってないのは、初めてかもしれない。
それに、最後、樹は私と蒼真の仲を疑っていた。蒼真には、「公久さんをよろしくお願いします」とまでいったそうだ。
この手紙にはなんてなんて書かれているのだろう。
決別…?今までの感謝…?
怖い…。
「戸塚さん…」
「…は、はい…、」
「まずは…そう、相手を信じる事だよ」
「はい…」
言われて、あわてて手紙を受け取る。
そっと、開く。
「…!」
白い紙に、綺麗な字で、書かれた言葉。
その言葉に、一瞬息をするのを忘れた。
「ん~?なに、なんか書いてたの?ラブレター?」
「ええ…」
樹…。
そこには、短い数文。
始まりの言葉。
〝…ずっと、愛していることを、許してください。
…公久さんを、ずっと好きでもいいですか?〟
「いいんだよ?俺の好きな人も男だし。あ、俺ゲイね」
「え…」
「やっだなあ、安心して。
俺、わんこ君狙ってないよ?もちろん、後藤ともなんともないから…。
俺と後藤は、ただの飲み友達ってやつだから…。ふふ、戸塚さんは安心して蒼真と彼氏君に愛されていていいからね…。いいねぇ、取り愛って、若いよねぇ」
ぱたぱた、と手を振る小牧医師。
私と蒼真を気遣っての言葉か…。
小牧医師は、にこにこと笑っていて、真意が読めない。
なに、考えているんだろう。
こういう人ほど、腹黒そうだ。
美人だし、恋人を上手く操縦していそう…。
なんて、勝手に想像してしまったり…。
「んで、何かあったの?わんこな彼氏君と…。」
「医者はそんなお悩み相談もしてくれるんですか?」
「ま、俺の場合はただのおせっかいだよ~。水戸黄門みたいな?ただのおせっかい人間なんです~。
俺の恋は…残念ながら報われそうにないからね。だから、人の恋に茶々いれるのが好きなの」
小牧医師は、そういって、へらりと笑った。
小牧医師は、すらりとしていて、顔もとても整っている。
女の人、にも見えるくらい。中性的で、張り詰めたオーラがあって。
そんな小牧医師でも報われないのか…。
こんな美人、でも…。
「貴方みたいな綺麗な人も、報われないんですか…」
「綺麗とか、外見で、人を愛するわけじゃないでしょ?」
「それは…、」
「そりゃ確かに外見でも恋するかもしれない。でもそれは愛じゃないと俺は思うわけ。心を愛してこその、愛なんだよ。人の心を、ね。
それにさ、価値観なんてみんな違うわけだし。綺麗って戸塚さんみたいに言ってくれる人もいれば、オカマとか他人に言われるしね。人の価値観なんてばらばらなの」
小牧医師は、そういって、私のベッドの近くにあるパイプいすを取り出し座る。
ふぅ、と髪をかきあげる小牧医師。窓から入る西日が、小牧医師にかかり、妙に絵になっている。気ダル気に足を組み、座る小牧医師。
「どんなに容姿が良くったってね、頭良くたって、お金持ちだって、そんなの些細なことなんだよ。
手に入らない相手は手に入らない。どんなに思っても、手に入らない人はいて、逆に簡単に手に入る人だっているんだ。人生って難しいよね。好きじゃない人からは、簡単に好きになられるのに。好きな人はなかなか手に入らない。
手に入れたいと思っても、無理な人は、どんな事があっても無理なんだ。
もしも、自分が好きな人が、自分も好きになってくれて一緒にいてくれたら。
それって、とても幸せなことだと思うな」
小牧医師は、そういって小さく笑った。
なんだろう…その笑みは…なんだかいいようがないけれど、とてもさみしそうで…見ているだけで、胸がぎゅっと痛んだ。
「好きな人が傍にいる人は、きっと紛れもなく、幸せだよね…」
遠い目をして、つぶやく小牧医師。
「それは、幸せなのでしょうか」
ポツリ、と独り言のように零した小牧医師の言葉に、つい、そう問いかける。
幸せだった。私も。
本当は、自分が樹を抱くはずだったのに、今樹に愛されて、隣にいられて。
幸せだった。シアワセだった、はずなのに…。
樹といると、不安になる。
このままでいいのか…って。本当の樹は、女の子と恋愛できたのに、私が抱きたいと言ったから、私を好きにならせてしまったんじゃないかって。
嫉妬して、自分が嫌になって、また誰かに嫉妬して。
とんでもなく、悪い人間に感じてしまう。悪い人間だと思ってしまう。
樹を陥れた人間のように思ってしまう。
はたして、私は幸せなのだろうか…。こんな私といて、樹は幸せなんだろうか。
進藤君といた方が…よっぽど…。
よっぽど、樹の為になるんじゃないか…。私は…。
「私は…自分が醜く感じるんです…。嫉妬しすぎて。好きになりすぎて。
なのに、本当に隣にいていいものかと感じてしまう。彼を攻めてしまう。女々しくすがってしまう。
私は…怖いんです…、好きじゃなくなった、と言われるのが。恋人が離れてしまうのが…」
樹がいなくなることが…怖い…。いらない、と言われてしまう、その日が怖い。
不要となった私が、どうすればいいか、怖い。
ぎゅ、と手を握る。
するとその手を、小牧医師は上から握り、私にそっと笑いかけた。
「そんなの…、みんなそうだよ」
小牧医師の瞳が悪戯っぽく笑った。
「恋した瞬間にみんな不安になるんだよ、男も女も。男同士の恋愛でもね。仕方ないじゃない。それが、恋なんだから…さ。
そんなに不安なのは、戸塚さんが今幸せだからだよ。大好きな彼氏がいなくなるのが嫌だから、だからいつまでたっても不安なの。
恋って楽しいよ。
でもその分不安もあるの。何よりも誰よりも、その人の事が好きだからさ。」
「え…」
「だから、不安なんて消えないんだ。よっぽど長年連れ添った夫婦、とか、絶対信頼し合える相手じゃないとね…。
恋のドキドキってね、なくす薬もなければ、恋のドキドキを蘇らせる薬もないんだよ。
その時だけの一生ものなの
ね、戸塚さん、その不安がなくなる方法って知ってる?」
まるで、なぞなぞでも問いかけるように、小牧医師は上目使いで言う。
不安がなくなる方法、なんて…。そんなの…。
「わかりません…、」
わかっていたら、ここまで悩んでなんかない。
こんなに、樹とこじれてなんていない。
よほど難しい顔をしていたのだろう、小牧医師はやれやれ、と笑い、私の肩をたたく。
「んー。難しく考えなくていいんだよ。」
「…」
「わかんない…?」
「はい」
わからない。
どうすればいい?どうしたら、いい?
この罪悪感から逃れられるのだろうか。
「あのね、信頼すればいいの。相手の事を。信じてあげればいいんだよ、あなたが愛した、彼を…」
「え…、」
「不安だったら大丈夫、って自分で思い込ませればいい。
それでも駄目なら、相手をもっと自分を好きにならせればいい。自分の事に自信が持てないのなら、自分を好きになればいい。
一人で解決できなかったら、誰かに縋ってしまえばいい。それでも駄目なら…」
「…駄目…なら…?」
「泣いて縋って誘惑して、押し倒す。それが駄目なら浮気しちゃえ」
「…っぷ…」
胸を張って、えらそうに言う小牧医師がおかしくて、つい声をたてて笑ってしまう。
浮気しろ、だなんて…。
そんな私に小牧医師は、ふふ、と目を細めて、笑った。
「たまにはさ、思い切ってぶつかりもしたら…?だって、恋は一回しかできないんだし…」
「私は…悪い大人です…。彼を騙しているかもしれない…。彼を後悔させているかもしれない。それが不安だったんです…。こんな私に付き合って、彼の人生を無駄にしてるって…彼は、まだ若いから。後悔させたくなかったんです」
「後悔させればいいじゃない。
いいじゃない、戸塚さんみたいな人はもっと恋に我儘になっても…、罰は当たらないと思うな。俺だったら我儘言われたらなんでも聞いちゃうし。それにね、我儘って言われている方もある程度は嬉しいものなんだよ…。
あ、そうそう、これ」
小牧医師は、なにかを思い出したかのように、白衣のポケットから、一通の封筒を取り出し、私に差し出す。
白い白い普通の封筒。
なんだろう…。
「わんこみたいな彼氏君から…。蒼真にあの子、『公久さんにって渡して』っていってたんだけどねー、蒼真ケチだから受け取らなくて。蒼真がうけとらなかったみたいだから、俺が受取っちゃった」
てへ、っといいながら、ぺろりと舌を出す小牧医師。
つ、と私の前へ手紙をさし出し、受け取って、っと視線で受け取るよう促す。
樹からの、言葉。
もう何日もあってない。ここまで会ってないのは、初めてかもしれない。
それに、最後、樹は私と蒼真の仲を疑っていた。蒼真には、「公久さんをよろしくお願いします」とまでいったそうだ。
この手紙にはなんてなんて書かれているのだろう。
決別…?今までの感謝…?
怖い…。
「戸塚さん…」
「…は、はい…、」
「まずは…そう、相手を信じる事だよ」
「はい…」
言われて、あわてて手紙を受け取る。
そっと、開く。
「…!」
白い紙に、綺麗な字で、書かれた言葉。
その言葉に、一瞬息をするのを忘れた。
「ん~?なに、なんか書いてたの?ラブレター?」
「ええ…」
樹…。
そこには、短い数文。
始まりの言葉。
〝…ずっと、愛していることを、許してください。
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