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2 母と息子の入浴

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さくらは孤独だった。
夫を一年前に亡くし、周りには頼れる人もおらず。
息子健太の存在だけがさくらの寂しさを埋めるのだった。

いつもの入浴の時間、さくらは
「ケンちゃん、今日から一人でお風呂入らない?」と言ってみた。
「なんで?」

答えに困るさくら。

「お母さん、僕のこときらいになったの?」

さくらの心にその言葉は重く響いた。

「そ、そんなことないよ。ごめんね。さぁ入ろうか。」
「うん!」

結局この日も二人はそろってお風呂に入ることに。


母さくらが息子に依存するのと同様に、
息子健太もまた、母に依存しているのだった。

とはいえ、5歳児が母とお風呂に入ることは、特別変な状況ではない。

さくらが健太と一緒の入浴を避けようとするのは他でもない、健太の下半身が原因である。



脱衣所で下着姿になる2人。

白いブリーフ姿の健太の股間を、さくらはつい見てしまう。
男児用の小さなブリーフがパンパンになっている。
おかげでこの家のブリーフは全部股間部分がノビノビになっている。

健太は躊躇することなく、そのブリーフも脱いでしまう。

「ボロン」という効果音が本当にぴったりなほど立派なモノがさらけだされる。

さくらはいつもここでちょっと笑う。
かわいらしい健太の顔とのあまりのギャップに、よくわからない感情になってしまう。


2人はいつものように体を洗いあう。
椅子に座ったさくらは健太の頭や背中を丁寧に洗ったのち、
健太を立たせて下半身を洗っていく。

さくらの目の前に健太のモノが現れる。

そのサイズ感にさくらの手が止まる。

ぐにゃりと垂れ下がるそのモノは、すでに夫のサイズを超えている。
それどころか、成人男性全体でもかなり上位には入りそうな大きさであった。
それでいて陰毛は一切なく、
白く、柔らかな太ももの中心に堂々たる佇まい。

さきほどまで使っていたスポンジから、泡を手にとると、健太の股間に手を伸ばす。

付け根から先端まで両手で包み込むように泡を撫でつけていく。
さくらの手に伝わる感触はとても子供のカラダではなかった。

先端は当然のように皮がむけ、ピンク色のふくらみ。
持ち上げてみてもずっしりとした重さ。
そしてその奥に二つのふくらみが垂れ下がる。

さくらの手は無意識に速くなっていった。

あらゆる角度からさくらの指は健太をまさぐった。

健太はこそばゆいのか、体をくねくねとよじらせる。


洗うというよりも、それは愛撫だった。


十分すぎる時間、股間を撫でつけた。


「お母さん、他も洗って。」


健太の言葉に、はっと正気を取り戻した。


まだ湯船に浸かってもいないさくらの体は熱くなり、紅潮していた。

もうこんなことを何度も繰り返している。


健太の発育はさくらを混乱させていた。



さくらは自分の子供におかしな感情を抱くことに嫌悪感を抱いていた。
これこそが2人での入浴を避けようとする理由だった。
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