異世界ツアーしませんか?

ゑゐる

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027 異世界ツアー3日目です 6

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 ここは湖畔です。森が近くにあります。

アンナ「これから森の中に入りますが、その前に注意点があります。
    皆さんはすでに魔法の結界で守られています。
    危険はありません。あせって火魔法は使わないでください。
    火事にしないためです。よろしいですか?」
四人 「はい」

 私たちは森の中に入って行きます。
 今回も登山と同様、わたしが先頭を歩きます。
 令奈さんは、しんがりです。

 森の中は下草が少なく、歩きやすいです。
 木漏れ日があるので、それほど暗くはありません。
 
 早速魔物がやって来ました。

アンナ「皆さん、前方から角ウサギが1体来ます。
    動きが速いですよ」
 
 わたしは風魔法をいつでも撃てる用意をします。
 みなみさんは、スマホを構えています。

 角ウサギが姿を現しました。薄茶色で、体長は1m以上あります。

令奈 「大きい」
他三人「・・・・・・」

 わたしの後ろからは、スマホのシャッター音が聞こえます。

 角ウサギは頭を低くします。

アンナ『来る』

 飛び掛かって来ました。わたしは風魔法ソニックブームを撃ちます。
 魔法は直撃、角ウサギは吹き飛びますが、空中で体をひねり着地しました。
 わたしは角ウサギを睨みつけます。すると向きを変えて逃げて行きました。

菜々子「あれが、角ウサギ」
美波 「異世界のウサギ、怖いね」
秋恵 「さすが異世界だね」
令奈 「アンナさん、すごいね」
アンナ「冒険者ですから。さあ、進みましょう」

     *

 しばらく森の中を歩きます。すると・・・

アンナ「左から、魔狼が5体やって来ます」

 わたしは左側に移動します。風魔法の用意をしました。
 見えてきました。わたしは5体に魔法でロックオンしました。

 魔狼は、こげ茶色。全て体高1m以上。先頭の魔狼は体高1.5mあります。
 私たちを取り囲むつもりです。

アンナ「心配いりません」

 スマホのシャッター音が聞こえます。

 一斉に飛び掛かって来ました。
 わたしは5発同時にソニックブームを撃ちます。5体に直撃します。
 4体は戦意を失いますが、ボスはまだやる気です。
 わたしは威力を上げたソニックブームを2発連続でボスに撃ち込みます。
 ボスは小さく吠え、逃げて行きます。他の4体も逃げて行きました。

菜々子「緊張したー」
美波 「魔狼、怖かったー」
令奈 「アンナさん、やっぱりすごい」
秋恵 「アンナさん、恐るべし」
4人 「 ww 」

アンナ「さあ、行きましょう」

     *

 さらに進むと、今度はゴブリン3体と遭遇しますが、殺さずに撃退します。

     *

 その後、体高3mのオーク2体と遭遇しますが、これも殺さずに撃退します。

     *

 私たちは、さらに森の中を進みます。

アンナ『この気配は・・・』

 この先には小さな泉があったはずです。

アンナ「皆さん、大きな音や大声を出さないでください」(小声)

 目の前に少し開けた場所があります。明るくなってきました。

 また会えましたね。
 わたしがソレと遭遇するのは2回目です。

四人 「・・・・・・」



 私たちの目の前に、大きな青い鹿がいます。
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