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1章 始まり
決まったこと
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泣いたアーマンをアイーダがあやすために
「大体の話はわかりました。国王陛下、私はアーマンに夕飯の粉ミルクを与えたいので退出しても宜しいでしょうか?」
「うむ。細かい話はこちらで決めておくので構わんぞ。」
国王陛下が許可を出すとアイーダは「では失礼します」と言い退出した。
「それではペネシット家の息子の大まかな話しを決めてしまいましょう」
パルチナ宰相がそう言うと3時間くらいかけて話し合いをするのだった。
それで決まった内容が、
・アーマンが5歳になった時に公爵を爵号する。
・ペネシット家のアーマンと王族のマリア第一王女の婚約の件はアーマンが5歳になった時に公表する。
・創造神様の加護は婚約の公表のあとに発表する
・側室は一人まで(権力を持つものを増やさないため)
・アーマンが成人(15歳)になるまではペネシット家に住む。
・有事の際(アーマンのこと)は国王陛下又はペネシット家の発言が最優先される。
・アーマンが成人になった時、王国領地を1箇所渡す(場所はまだ未定)
・アーマンは成人になるまで公爵の権力をほとんど使うことが出来ない。(貴族の子供はだいたいそうなる)
・ペネシット家は年に3回王城へ行き王族との交流を図る(マリア王女とアーマンとの交流が目的)
・5歳になるまではこれらを最重要機密とする。
・4歳になったら国王に使えている結界魔術師からワンツーマンで結界魔法を学ぶ。
・これらへ第三者の一切の干渉を許可しない
このようにアーマンの自由を確保しながらも周りの貴族を寄せ付けないようにした。
アーマンが公爵になるのは異常かと思うかもしれないがむしろ低い方だ。
貴族の順位は上から(王家は含まれない)
大公爵
公爵
侯爵
伯爵
子爵
男爵
準男爵
騎士
となっており準男爵までは1代限りとなっている。他にも名誉貴族などもあるが現在は存在していない。
公爵はアーマンを除くと4家存在しており貴族派と国王派が半々。
大公爵は基本的に宰相を務める家から1代限りで大公爵になれる。宰相は毎回国王派から選ばれておりここ3代はオスクル家が選ばれている。
アーマンの場合は特別処置とされ、大公爵になることは決まっているも同然だ。
アーマンが公爵止まりなのはまだなんの実績も無く創造神の加護を持っているだけは貴族派の人達が騒ぐため、騒がれるのを防ぐためにこのようになった。だが、何かしらの実績が出来ればすぐに大公爵になれる。
話がまとまったあとはアルバーン国王もパルチナ宰相も次の予定が迫っており、緊急の面会はこれで終わった。
次に来るのは3ヶ月後(現在6月)と決まり各自部屋から出ていくのだった。
もう夜も遅かったため、ペネシット家は今日も王城の部屋に止まることになり明日王城を出ることに決まった。
ノーマンが借りている部屋に戻るとアイーダが話し合いはどうなったのか聞いてきたので内容を完結に教えた。
「アーマンが5歳になったら公爵になるなんてすごいわ!」
「アーマンが公爵になる以上私の爵位は継げなくなる。そうなるとお前にまた子供を生んでもらわないといけないな」
「そんなこと気にしてたんですか。大丈夫ですよ。それに子供がアーくんだけなんて寂しいでしょ」
「そうだな。これからも一緒に頑張ってくれ。今日は遅いからもう寝よう」
「はい。」
そう言って眠るのだった。
アーマンは寝ているふりをしてコラからの内容を聞いていた。
(公爵になるのか…でも正室と側室の2人と結婚することになるのか。ただ、側室は多分俺の好きな人を入れることが出来るからちゃんと決めよう。それに実績が出来たらすぐに大公爵になるらしいし本当に創造神様々だな。自分のスキルも分かったしなるべく早く魔法も習わないといけないな。)
アーマンはこの日何度も創造神の凄さを実感して心の底から感謝をしていた。
###
早朝ノーマンとアイーダは起きると使用人を呼び朝食を持ってきてもらい食べたあと、帰宅するために素早く準備を終わらせ王城を出た。
ノーマンはパルチナ宰相かアルバーン国王陛下に挨拶をしたいとは思ったが二人とも激務で会うことは出来なかった。
「よし。私たちの家に帰るか」
「その前に私とアーくんの服を買わせてください。王都ならたくさんあるから色々試着させてもらいましょ」
アイーダ(大体の女性)は服を買うのは長時間を要するためノーマンは顔を引き攣りながらも条件をつけ少しでも早く買い物を終わらせようとした
「帰る時間も考えて1時間だけな。」
「分かったわ」
結局条件をつけたにも関わらず2時間買い物を付き合わされたノーマン。
###
<神界>
オ「あはははは。まさかあの転生した子が結界魔法を得るなんて面白いなぁ!普通結界魔法を広く展開するには複数人必要だから大変だけど、僕の加護を持ってるんだからそこで終わるとは思えない。」
オリジンは笑いながら今後の楽しみが増えたと喜んでいた。
風神「創造神がなんか変ですわよ。」
火神「転生させた地球人が想像を超えていて面白いって言ってるだけだ。ほっとけ。」
水神「創造神の加護もらったら普通魔力増強とか成長率5倍とかあからさまにおかしいものが付くはず…」
土神「…」
風神「それなのにまさか一人だとほとんど使えない結界魔法何ですわね。これは何がありそうですわ」
水神「気になってるなら見てくれば…」
風神「もっと面白くなりそうなら見てみますわ。」
火神「今は酒だ!酒!」
土神「酒」
オリジン以外の神は少しアーマンの話をしたあとすぐに宴会に入ったのだった。
「大体の話はわかりました。国王陛下、私はアーマンに夕飯の粉ミルクを与えたいので退出しても宜しいでしょうか?」
「うむ。細かい話はこちらで決めておくので構わんぞ。」
国王陛下が許可を出すとアイーダは「では失礼します」と言い退出した。
「それではペネシット家の息子の大まかな話しを決めてしまいましょう」
パルチナ宰相がそう言うと3時間くらいかけて話し合いをするのだった。
それで決まった内容が、
・アーマンが5歳になった時に公爵を爵号する。
・ペネシット家のアーマンと王族のマリア第一王女の婚約の件はアーマンが5歳になった時に公表する。
・創造神様の加護は婚約の公表のあとに発表する
・側室は一人まで(権力を持つものを増やさないため)
・アーマンが成人(15歳)になるまではペネシット家に住む。
・有事の際(アーマンのこと)は国王陛下又はペネシット家の発言が最優先される。
・アーマンが成人になった時、王国領地を1箇所渡す(場所はまだ未定)
・アーマンは成人になるまで公爵の権力をほとんど使うことが出来ない。(貴族の子供はだいたいそうなる)
・ペネシット家は年に3回王城へ行き王族との交流を図る(マリア王女とアーマンとの交流が目的)
・5歳になるまではこれらを最重要機密とする。
・4歳になったら国王に使えている結界魔術師からワンツーマンで結界魔法を学ぶ。
・これらへ第三者の一切の干渉を許可しない
このようにアーマンの自由を確保しながらも周りの貴族を寄せ付けないようにした。
アーマンが公爵になるのは異常かと思うかもしれないがむしろ低い方だ。
貴族の順位は上から(王家は含まれない)
大公爵
公爵
侯爵
伯爵
子爵
男爵
準男爵
騎士
となっており準男爵までは1代限りとなっている。他にも名誉貴族などもあるが現在は存在していない。
公爵はアーマンを除くと4家存在しており貴族派と国王派が半々。
大公爵は基本的に宰相を務める家から1代限りで大公爵になれる。宰相は毎回国王派から選ばれておりここ3代はオスクル家が選ばれている。
アーマンの場合は特別処置とされ、大公爵になることは決まっているも同然だ。
アーマンが公爵止まりなのはまだなんの実績も無く創造神の加護を持っているだけは貴族派の人達が騒ぐため、騒がれるのを防ぐためにこのようになった。だが、何かしらの実績が出来ればすぐに大公爵になれる。
話がまとまったあとはアルバーン国王もパルチナ宰相も次の予定が迫っており、緊急の面会はこれで終わった。
次に来るのは3ヶ月後(現在6月)と決まり各自部屋から出ていくのだった。
もう夜も遅かったため、ペネシット家は今日も王城の部屋に止まることになり明日王城を出ることに決まった。
ノーマンが借りている部屋に戻るとアイーダが話し合いはどうなったのか聞いてきたので内容を完結に教えた。
「アーマンが5歳になったら公爵になるなんてすごいわ!」
「アーマンが公爵になる以上私の爵位は継げなくなる。そうなるとお前にまた子供を生んでもらわないといけないな」
「そんなこと気にしてたんですか。大丈夫ですよ。それに子供がアーくんだけなんて寂しいでしょ」
「そうだな。これからも一緒に頑張ってくれ。今日は遅いからもう寝よう」
「はい。」
そう言って眠るのだった。
アーマンは寝ているふりをしてコラからの内容を聞いていた。
(公爵になるのか…でも正室と側室の2人と結婚することになるのか。ただ、側室は多分俺の好きな人を入れることが出来るからちゃんと決めよう。それに実績が出来たらすぐに大公爵になるらしいし本当に創造神様々だな。自分のスキルも分かったしなるべく早く魔法も習わないといけないな。)
アーマンはこの日何度も創造神の凄さを実感して心の底から感謝をしていた。
###
早朝ノーマンとアイーダは起きると使用人を呼び朝食を持ってきてもらい食べたあと、帰宅するために素早く準備を終わらせ王城を出た。
ノーマンはパルチナ宰相かアルバーン国王陛下に挨拶をしたいとは思ったが二人とも激務で会うことは出来なかった。
「よし。私たちの家に帰るか」
「その前に私とアーくんの服を買わせてください。王都ならたくさんあるから色々試着させてもらいましょ」
アイーダ(大体の女性)は服を買うのは長時間を要するためノーマンは顔を引き攣りながらも条件をつけ少しでも早く買い物を終わらせようとした
「帰る時間も考えて1時間だけな。」
「分かったわ」
結局条件をつけたにも関わらず2時間買い物を付き合わされたノーマン。
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<神界>
オ「あはははは。まさかあの転生した子が結界魔法を得るなんて面白いなぁ!普通結界魔法を広く展開するには複数人必要だから大変だけど、僕の加護を持ってるんだからそこで終わるとは思えない。」
オリジンは笑いながら今後の楽しみが増えたと喜んでいた。
風神「創造神がなんか変ですわよ。」
火神「転生させた地球人が想像を超えていて面白いって言ってるだけだ。ほっとけ。」
水神「創造神の加護もらったら普通魔力増強とか成長率5倍とかあからさまにおかしいものが付くはず…」
土神「…」
風神「それなのにまさか一人だとほとんど使えない結界魔法何ですわね。これは何がありそうですわ」
水神「気になってるなら見てくれば…」
風神「もっと面白くなりそうなら見てみますわ。」
火神「今は酒だ!酒!」
土神「酒」
オリジン以外の神は少しアーマンの話をしたあとすぐに宴会に入ったのだった。
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