5 / 30
5話 バ先の先輩はヤバいやつ
しおりを挟む
朝だ。結局一睡もできなかった。
昨日まで恋愛経験ゼロの俺がいきなりの同衾だ。当然である。
一方でリディアは寝息を立てて寝ている。可愛い。愛しい。
「ん……みんな……」
寝言のようだ。とても17歳とは思えない姿だ。
「ごめんなさい……」
「…………」
どうやら悪夢にうなされているようだ。
俺は静かに立ち上がり、冷蔵庫を開けた。よかった、ウィンナーが残っているな。
食パンを焼いて、ウィンナーを炒める。なんとも色気のない朝食を作っていた。するともぞもぞと布団から音がして、リディアが目を覚ました。
「おはようございます正輝さん。朝ごはんですか?」
「おう。顔洗ってこいよ、寝ぼけているぞ」
「ふぁい」
朝は弱いみたいだな。そんなところもまたグッとくる。
リディアが顔を洗っている間に簡単過ぎる料理を完成させ、机に並べた。
やがてリディアが合流して、2人で手を合わせた。
「あ、こっちのパンは美味しいですね」
「異世界にもパンはあるのか。どんなだ?」
「パサパサして口が渇きます。こんなにしっとり甘いパンは初めて食べました」
「はは、やっと日本の食事を褒めてくれたな」
パンが日本の食事かどうかは議論の余地がありそうだが。
食事を終え、俺はパジャマからシャツに着替えた。これからバイトである。
「6時間くらいで帰ってくるから。迷子になるかもだから家で大人しくしているんだぞ」
「むー、子ども扱いしないでください」
「悪い悪い。じゃあ行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
なんか新婚さんみたいだな。
昨日とは打って変わって、晴れやかな気持ちで通勤できた。
最寄駅から徒歩5分のところにある和泉屋書店。ここが、俺のバイト先だ。
ここには客と同じ出入り口から入店する。従業員入り口があるにはあるが、段ボールで塞がれていて出入りしにくいので、普段は使わない。
今日は平日、その上朝だ。客なんてほとんどいない。
レジも暇そうだ。黒髪ショートの店員は呑気にテレビなんか観ている。
そんな店員が俺の存在に気がついた。
「おう少年。今日も元気におはよう」
「おはようございまーす」
菜々緒先輩。この書店の店長の娘で、俺のバイト先の先輩だ。
大学生らしいのだが、ほぼ毎日出勤している気がするのでいつ大学に行っているのかと心配になる。今日もまた、普通に出勤していた。
そんな菜々緒先輩は俺の顔を見てメガネをくいっと指で押し上げた。ついでにその動きで、大きな胸も揺れる。
「なんか眠そうだね」
「わかります? 寝不足で」
「珍しいな少年。いつも快眠だろうに」
「今日はいろいろ訳ありなんですよ」
バックヤードに行ってエプロンを着て、またレジに戻る。
俺用の椅子があったから遠慮なく腰掛けた。店長がいたら叱られるが、今日はいないことはわかっていた。菜々緒先輩がテレビを観てサボっているからである。
菜々緒先輩は黒髪を揺らしながらお行儀悪くキャスター付きの椅子を前後に動かしていた。
んで、と質問を続ける。
「訳って何よ」
「菜々緒先輩って口堅い方でしたっけ」
「時による」
「そこは嘘でも堅いって言ってくださいよ」
「ジョークだよジョーク」
面倒な人だ。でも今の俺にとって唯一頼れる人物なので、無碍にはできない。
俺は昨日のことを事細かに話した。何一つ包み隠さず、丁寧に。
最後まで黙って聞いていた菜々緒先輩の第一声は
「何それラノベじゃん」
これだった。
相談する人、間違えたかもしれない。
「まぁまぁ、そんな訝しむ顔するなよ少年」
「訝しむでしょ。何すか第一声がラノベじゃんって」
「だってそんな展開ラノベでしか見たことないし」
「そりゃまぁ、そうですけど」
「いったんよかったじゃん、念願の初彼女」
菜々緒先輩は煽るようにパチパチと拍手を送ってくる。なんだか照れくさくって、後ろ髪を掻いた。
「そこはマジで嬉しいです」
「あーあ、アタシも立候補していたのになぁ」
「初耳すぎて耳取れそう」
「初めて言ったからね。あと心にも思っていない」
タチの悪い人だ。
菜々緒先輩はよく俺を揶揄っては爆笑している。俺は屈辱を味わっているわけだ。
だが俺にとっては唯一関わりのある女性だ。彼女を頼らずして、この展開を乗り切ることはできないだろう。
「それでこれから俺はどうすればいいんですかね」
「デート行けよ、デート」
「デート」
無縁な言葉すぎて、復唱することしかできなかった。
「そりゃ彼女ができてすることと言ったらデートかエッチしかないだろ」
「そんな極端なものですか?」
「真に受けるなよ、嫌われるぞ」
「この先輩やべぇ」
真面目に相談に乗るつもりがないらしい。さしずめ新しいおもちゃを見つけたといったところか。
ただデートというのは悪くない気がする。なぜなら、俺がしてみたいから。
今までは外に出たら忌々しきカップルが蔓延っていて辟易としていた。が、俺にはもう最強可愛い彼女がいる。そこいらのカップルに負けはしない。
リディアと手を繋ぎ、ドヤ顔で街を闊歩したいのだ。
妄想世界に繰り出した俺を引き戻すように、菜々緒先輩はコホンと咳払いした。
「少年はデートに行くとする。さぁどこへ行く?」
「え、映画館ですかね」
「はいアウトー」
「はい?」
理不尽だ。菜々緒先輩ほど変なことは言っていない。
「デートはいくつか選択肢を出して女の子に選ばせるべし。これは基本だよ」
「初耳です」
「縁がなかっただけでしょ」
「うわっ、耳が痛い」
遠慮のない言葉は俺の耳を刺した。
だが傷は浅いぞ。なぜなら彼女ができたから。人間それだけで何とかなる。……知らんけど。
「あと服の話もしていたよね」
「リディアが着ている服ってガッツリファンタジーなので、コスプレイヤーにしか見えないんです。外出たら注目の的ですよ」
「ただでさえパツキンの美少女ちゃんでしょ? そりゃやばいね」
「……菜々緒先輩いくつっすか」
「21」
21でパツキンとか言うかね。おっさんだ、おっさんが受肉して美少女になった人だ。
「なんか失礼なこと考えているだろ」
「そんなことありませんけど?」
「嘘だね。少年は結構顔に出る」
「え、嘘」
リディアと似たもの同士ってこと? お似合いカップルってこと?
「今度はキモいこと考えているな」
「よく分かりましたね」
今のはわざとだ。本当に顔に出ているのか調べるためのリトマス試験紙。マジで顔に出ているらしいな、気をつけよう。
「なんか安くていい服屋とかあります? 俺のセンスじゃ不安ですけど」
「アタシのお古で良ければあげるけど?」
「え、マジっすか?」
「うん。ただし条件がある」
「じゃあいいです」
「ちょちょ、ちょっと待って」
立ち上がって品出ししようとしたところを食い止められた。
美少女が男の腕を掴まないでほしい。刺激が強すぎる。昨日触れたリディアのそれとは別次元の柔らかさが肘の細胞を刺激した。
「待ちませんよ。どうせろくでもないことでしょ?」
「そんなことないって」
「いや、菜々緒先輩が焦っているところを見るにマジでろくでもないことだ」
「アタシの信頼そんなに薄いの!?」
普段の言動を顧みて欲しい。どこに信頼できる要素があるというのか。
デートのアドバイスはくれたので、一応話だけは聞くことにした。
「アタシって女の子もいけちゃう口じゃん」
「はい、初めて聞きましたね」
「初めて言ったからね」
こんな流れで暴露されたくなかった。
「少年の話を聞いて羨ましいと思ったわけよ」
「リディアには指一本触れさせませんよ」
「貧乳っ子はいいです。アタシは自分のボインと美少女のボインを重ねたいの」
「やべぇ性癖ですね」
ボインて、つくづく昭和のおっさんみたいだ。
おそらく、昔の雑誌や小説も満遍なく読んでいる弊害だろう。かわいそうに。
「だからね、次異世界の美少女が来たらアタシに恵んでほしいなぁって思ったの!」
「ほう、それだけでいいんですか」
もっとハードな要求をされるかと思ったが、存外簡単なことだった。
要するに、リディアを追いかけに来る子がいたらアタシが面倒を見るよということだろう。口を開けば残念だが、行動ではしっかり後輩の負担を減らしてくれるいい先輩だなと改めて思う。
交渉成立ということで、俺と菜々緒先輩は固く握手した。
退勤時に菜々緒先輩からお古の服を何着かもらい、意気揚々と家に帰った。
家に帰ったら彼女が待っていると思うと、いつもより足取りは軽かった。今日は何にも巻き込まれなかったしな。
いや、すでに巻き込まれている渦中なのかもしれない。
昨日まで恋愛経験ゼロの俺がいきなりの同衾だ。当然である。
一方でリディアは寝息を立てて寝ている。可愛い。愛しい。
「ん……みんな……」
寝言のようだ。とても17歳とは思えない姿だ。
「ごめんなさい……」
「…………」
どうやら悪夢にうなされているようだ。
俺は静かに立ち上がり、冷蔵庫を開けた。よかった、ウィンナーが残っているな。
食パンを焼いて、ウィンナーを炒める。なんとも色気のない朝食を作っていた。するともぞもぞと布団から音がして、リディアが目を覚ました。
「おはようございます正輝さん。朝ごはんですか?」
「おう。顔洗ってこいよ、寝ぼけているぞ」
「ふぁい」
朝は弱いみたいだな。そんなところもまたグッとくる。
リディアが顔を洗っている間に簡単過ぎる料理を完成させ、机に並べた。
やがてリディアが合流して、2人で手を合わせた。
「あ、こっちのパンは美味しいですね」
「異世界にもパンはあるのか。どんなだ?」
「パサパサして口が渇きます。こんなにしっとり甘いパンは初めて食べました」
「はは、やっと日本の食事を褒めてくれたな」
パンが日本の食事かどうかは議論の余地がありそうだが。
食事を終え、俺はパジャマからシャツに着替えた。これからバイトである。
「6時間くらいで帰ってくるから。迷子になるかもだから家で大人しくしているんだぞ」
「むー、子ども扱いしないでください」
「悪い悪い。じゃあ行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
なんか新婚さんみたいだな。
昨日とは打って変わって、晴れやかな気持ちで通勤できた。
最寄駅から徒歩5分のところにある和泉屋書店。ここが、俺のバイト先だ。
ここには客と同じ出入り口から入店する。従業員入り口があるにはあるが、段ボールで塞がれていて出入りしにくいので、普段は使わない。
今日は平日、その上朝だ。客なんてほとんどいない。
レジも暇そうだ。黒髪ショートの店員は呑気にテレビなんか観ている。
そんな店員が俺の存在に気がついた。
「おう少年。今日も元気におはよう」
「おはようございまーす」
菜々緒先輩。この書店の店長の娘で、俺のバイト先の先輩だ。
大学生らしいのだが、ほぼ毎日出勤している気がするのでいつ大学に行っているのかと心配になる。今日もまた、普通に出勤していた。
そんな菜々緒先輩は俺の顔を見てメガネをくいっと指で押し上げた。ついでにその動きで、大きな胸も揺れる。
「なんか眠そうだね」
「わかります? 寝不足で」
「珍しいな少年。いつも快眠だろうに」
「今日はいろいろ訳ありなんですよ」
バックヤードに行ってエプロンを着て、またレジに戻る。
俺用の椅子があったから遠慮なく腰掛けた。店長がいたら叱られるが、今日はいないことはわかっていた。菜々緒先輩がテレビを観てサボっているからである。
菜々緒先輩は黒髪を揺らしながらお行儀悪くキャスター付きの椅子を前後に動かしていた。
んで、と質問を続ける。
「訳って何よ」
「菜々緒先輩って口堅い方でしたっけ」
「時による」
「そこは嘘でも堅いって言ってくださいよ」
「ジョークだよジョーク」
面倒な人だ。でも今の俺にとって唯一頼れる人物なので、無碍にはできない。
俺は昨日のことを事細かに話した。何一つ包み隠さず、丁寧に。
最後まで黙って聞いていた菜々緒先輩の第一声は
「何それラノベじゃん」
これだった。
相談する人、間違えたかもしれない。
「まぁまぁ、そんな訝しむ顔するなよ少年」
「訝しむでしょ。何すか第一声がラノベじゃんって」
「だってそんな展開ラノベでしか見たことないし」
「そりゃまぁ、そうですけど」
「いったんよかったじゃん、念願の初彼女」
菜々緒先輩は煽るようにパチパチと拍手を送ってくる。なんだか照れくさくって、後ろ髪を掻いた。
「そこはマジで嬉しいです」
「あーあ、アタシも立候補していたのになぁ」
「初耳すぎて耳取れそう」
「初めて言ったからね。あと心にも思っていない」
タチの悪い人だ。
菜々緒先輩はよく俺を揶揄っては爆笑している。俺は屈辱を味わっているわけだ。
だが俺にとっては唯一関わりのある女性だ。彼女を頼らずして、この展開を乗り切ることはできないだろう。
「それでこれから俺はどうすればいいんですかね」
「デート行けよ、デート」
「デート」
無縁な言葉すぎて、復唱することしかできなかった。
「そりゃ彼女ができてすることと言ったらデートかエッチしかないだろ」
「そんな極端なものですか?」
「真に受けるなよ、嫌われるぞ」
「この先輩やべぇ」
真面目に相談に乗るつもりがないらしい。さしずめ新しいおもちゃを見つけたといったところか。
ただデートというのは悪くない気がする。なぜなら、俺がしてみたいから。
今までは外に出たら忌々しきカップルが蔓延っていて辟易としていた。が、俺にはもう最強可愛い彼女がいる。そこいらのカップルに負けはしない。
リディアと手を繋ぎ、ドヤ顔で街を闊歩したいのだ。
妄想世界に繰り出した俺を引き戻すように、菜々緒先輩はコホンと咳払いした。
「少年はデートに行くとする。さぁどこへ行く?」
「え、映画館ですかね」
「はいアウトー」
「はい?」
理不尽だ。菜々緒先輩ほど変なことは言っていない。
「デートはいくつか選択肢を出して女の子に選ばせるべし。これは基本だよ」
「初耳です」
「縁がなかっただけでしょ」
「うわっ、耳が痛い」
遠慮のない言葉は俺の耳を刺した。
だが傷は浅いぞ。なぜなら彼女ができたから。人間それだけで何とかなる。……知らんけど。
「あと服の話もしていたよね」
「リディアが着ている服ってガッツリファンタジーなので、コスプレイヤーにしか見えないんです。外出たら注目の的ですよ」
「ただでさえパツキンの美少女ちゃんでしょ? そりゃやばいね」
「……菜々緒先輩いくつっすか」
「21」
21でパツキンとか言うかね。おっさんだ、おっさんが受肉して美少女になった人だ。
「なんか失礼なこと考えているだろ」
「そんなことありませんけど?」
「嘘だね。少年は結構顔に出る」
「え、嘘」
リディアと似たもの同士ってこと? お似合いカップルってこと?
「今度はキモいこと考えているな」
「よく分かりましたね」
今のはわざとだ。本当に顔に出ているのか調べるためのリトマス試験紙。マジで顔に出ているらしいな、気をつけよう。
「なんか安くていい服屋とかあります? 俺のセンスじゃ不安ですけど」
「アタシのお古で良ければあげるけど?」
「え、マジっすか?」
「うん。ただし条件がある」
「じゃあいいです」
「ちょちょ、ちょっと待って」
立ち上がって品出ししようとしたところを食い止められた。
美少女が男の腕を掴まないでほしい。刺激が強すぎる。昨日触れたリディアのそれとは別次元の柔らかさが肘の細胞を刺激した。
「待ちませんよ。どうせろくでもないことでしょ?」
「そんなことないって」
「いや、菜々緒先輩が焦っているところを見るにマジでろくでもないことだ」
「アタシの信頼そんなに薄いの!?」
普段の言動を顧みて欲しい。どこに信頼できる要素があるというのか。
デートのアドバイスはくれたので、一応話だけは聞くことにした。
「アタシって女の子もいけちゃう口じゃん」
「はい、初めて聞きましたね」
「初めて言ったからね」
こんな流れで暴露されたくなかった。
「少年の話を聞いて羨ましいと思ったわけよ」
「リディアには指一本触れさせませんよ」
「貧乳っ子はいいです。アタシは自分のボインと美少女のボインを重ねたいの」
「やべぇ性癖ですね」
ボインて、つくづく昭和のおっさんみたいだ。
おそらく、昔の雑誌や小説も満遍なく読んでいる弊害だろう。かわいそうに。
「だからね、次異世界の美少女が来たらアタシに恵んでほしいなぁって思ったの!」
「ほう、それだけでいいんですか」
もっとハードな要求をされるかと思ったが、存外簡単なことだった。
要するに、リディアを追いかけに来る子がいたらアタシが面倒を見るよということだろう。口を開けば残念だが、行動ではしっかり後輩の負担を減らしてくれるいい先輩だなと改めて思う。
交渉成立ということで、俺と菜々緒先輩は固く握手した。
退勤時に菜々緒先輩からお古の服を何着かもらい、意気揚々と家に帰った。
家に帰ったら彼女が待っていると思うと、いつもより足取りは軽かった。今日は何にも巻き込まれなかったしな。
いや、すでに巻き込まれている渦中なのかもしれない。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる