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11話 遭遇:銀
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キリンにサイ、ライオン。様々な動物をリディアと見て回った。
リディアの反応はいちいち可愛いし、俺の好きという気持ちを増大させていった。
ただ、リディアの方もそうとは限らない。俺に惚れることなく、上司が来たらさっさと実力行使で帰る気が不変である可能性が高い。
「すごく楽しかったです。特にあのモルモットさんが」
「やっぱりそこなんだ」
少しナーバスになったが、リディアの笑顔で幾分か回復した。俺はなんと単純な人間か。
しかし、本日の主目的はリディアを惚れさせることである。それに失敗したのなら、この先もずっと俺たちは平行線だろう。
確認しなければならない。リディアが俺に、多少の好意を持ってくれたのかを。
「なぁリディア、植物園に行かないか?」
「植物園ですか?」
リディアは訝しむような顔になった。植物には興味がないのかもしれない。
ただ、俺が好意を確認するには植物の力を借りたいと思っている。手垢のついたやり方かもしれないが、綺麗な花の中で愛を確認するのが1番だと童貞なりに考えたのだ。
「せっかくだから綺麗な花を見て帰ろうと思ったんだが、どうかな」
「……わ、わかりました。行きましょう」
リディアは大きな決心をしたような表情になった。まさか、俺が好意を確認することを察したのだろうか。
気にしていたら空回りすると思い、もう一度リディアと楽しむ気持ちを忘れないと心がけて植物園へ向かった。
東山動植物園の植物園には、約7000種類の植物がいるらしい。その差異は正直言ってわからないものが多いが、数で圧倒されるのは間違いなかった。
植物園の中はほんのり暖かい。植物にとっていい気温をキープしているのだろう。
小さな花たちを見ているが、リディアは黙りこくっている。植物には興味なし、か。
「見ろよリディア、桔梗だ」
「き、綺麗ですね。このくらいなら」
「このくらい?」
「な、何でもありません」
不思議な子だ。
桔梗は秋の花の中でも群を抜いて綺麗な方だが、それでも関心を示さないか。
どうしたものかと悩んでいると、後ろの方がガサッと音がした。
「ひぃ!?」
「リディア!」
リディアが尻もちをついた。確かに驚いたが、野鳥か何かだろう。
「大丈夫か?」
「は、はい」
手を伸ばしてリディアを起こす。リディアの手は小さくて、細くて、握れば壊れてしまうのではないかと思うほど繊細だった。
俺より強いのは百も承知だが、なぜか守らねばという使命感に駆られる。
この綺麗な花たちが並ぶエリアで好意を確認しようと思ったが、別のエリアの方が良さそうだな。
次に訪れたのは南米原産の、とにかく大きな植物が立ち並ぶエリア。
俺の身長いくつ分だ? と気になるほどデカい木がいくつも立ち並んでいた。
そんな中リディアは、怯えていた。確実に、何かに対して。
そしてリディアは、ついに膝をついてしまった。
「どうしたリディア、具合が悪いのか?」
「い、いえ。ただ私、植物が怖いんです」
「何だって!?」
「幼い頃に植物の魔物に襲われて以来、ずっとずっと怖かったんです。今日は大丈夫かと思ったんですけど、やっぱり怖くて……」
リディアは涙を流し始めた。
今までの軽口から生まれる涙じゃない。恐怖から生まれる涙だ。
俺は何をしているんだ。リディアを愛しているなんて言っておいて、リディアの苦手だという気持ちを察せられなかった。
あまつさえ、自分の有利な環境で好意を確認しようとしていただなんて。
「くそっ!」
「えっ?」
俺は自分の頬を殴った。結構強めに。頬の内側が少し傷ついて、鉄の味を感じるほどに。
「ごめんリディア、辛い思いをさせたな」
「私が悪いんです。私が……」
「目、瞑ってくれ」
「え?」
「いいから、俺を信じてくれ」
「は、はい」
リディアは俺の言う通りに目を閉じた。
「立ち上がれるか? ゆっくりでいい」
「……はい」
そしてゆっくり立ち上がる。
俺は聖杯の入ったリュックサックを背中から腹に回した。
「ジャンプだ。俺にぶつかるように前に」
「え? でもそれは」
「大丈夫。俺を信じてくれ」
「は、はい!」
リディアはジャンプし、俺にしがみつく。そして俺も、リリアの足を持っておんぶの姿になった。
軽い。リディアの繊細さが、手の細胞を通じて理解できた。
胸が背中に押しつけられているが、そんなものを味わっている暇はない。
「動くぞ。気をつけてな」
「え、あ、ちょっと!」
俺は目をつぶったリディアをおんぶしたまま、植物園の中を駆け出した。
かなり広いが、走った。運動不足のフリーターにはキツイが、走った。愛するリディアのために、走った。
数分後、俺たちは植物園から脱出に成功した。すぐにリディアを下ろす。
「もう目を開けても大丈夫だ」
リディアは恐る恐る目を開けた。視界に広がるさっきまでいた動物園の風景に、安堵のため息を吐いた。
「リディアごめんな。お前の気持ちも理解せず、無理やり植物園に連れて行ってしまった」
「いえ、私も事情を話さなかったのが悪いんです。だから自分を責めないでください」
「でもこれは俺の独りよがりだった。彼氏失格だよ」
「まったくだな」
ぞくっと、再び背筋が凍った。
ヤギとの触れ合い広場で声をかけてきた人物と同じ声だ。そいつが、また後ろにいる。
「何で今度はリディアがいる時に声をかけてきたんだ?」
「リディアが洗脳状態でないと確認できたからだ」
「は?」
「オーヴェリア様!」
リディアは驚きの声と共に、安堵の表情を浮かべた。
リディアに声をかけられたオーヴェリアとやらから発せられる凄みが消えた。それにより、ようやく俺も振り返ることができる。
まず目につくのは、輝く銀髪。リディアのそれとは色こそ違えど、並び立つほどに美しい。
切れ長の目、荘厳さを誇る銀の服、厳かな声。
そのどれもが圧倒的な存在感を放っていた。
「オーヴェリアさん、だっけ?」
「そうだ。オーヴェリア・ジュタイガー。聖杯協会の長を務めている」
聖杯協会の長。すなわち、リディアの上司。
まさかこんなに早く来るとは思わなかった。もう少しリディアとの甘い2人きりの時間を楽しみたかったんだけどな。
「顔に下衆な考えが浮かんでいるぞ。何のつもりだ」
「あなたには関係ないですよ」
「オーヴェリア様、よくぞご無事で」
俺とオーヴェリアの話に、リディアが割り込んだ。
リディアの口調からして、かなり危ない状況で別れたのだろう。聖杯を取り合う戦争をしていたのだから、それはそうかと納得する。
「よく生き残ってくれた。だが一つ質問がある」
オーヴェリアは切れ長の目を細め、リディアを凝視した。その目力に、リディアは一歩後退りをした。
「なぜ聖杯を持っていない。どういうことだ」
「そ、それはその……」
リディアは申し訳なさそうに俺を見た。
「すまない、意地悪な質問だったな。相手を変えよう」
オーヴェリアは振り返り、俺の目を見た。強い目だ、逸らしたくなる。だが負けるわけにはいかない。
「お前が聖杯の持ち主だな」
「なぜわかる?」
「聖杯に素手で触れた人間は、聖杯の魔力を一部体に取り込む。そして熟練の魔術師はその魔力を感知できるのだ。お前からは聖杯の魔力を感じる」
「へぇ、聖杯そのものから魔力は感じないのか?」
「存外頭は回るようだ。聖杯そのものから魔力は漏れ出ていない。それだけ尊く、完全なるものなのだ」
なるほどな、俺から漏れ出ている聖杯の魔力を感じて、接触してきたわけか。
いつまでもオーヴェリアに会話の主導権を握られると不都合だ。リディアと聖杯を強制的に異世界へ連れ帰ってしまうかもしれない。
俺は気になっていたことを口から捻り出す。
「今度は俺から質問させてもらうぞ。なぜこの動物園での最初の接触の時は回りくどいことをした?」
リディアが洗脳状態でないと確認できたから、と言っていた。その真意を確かめないことには会話にならない。
「聖杯の力を使って、リディアを洗脳している疑いがあった。だがリディアは過去のトラウマから植物に対して拒否反応を示した。彼女の脳が正常である証だ」
「なるほどね」
洗脳中のリディアを使って、自分が不利になる可能性を少しでも減らしたわけだ。
ということは、あくまで俺の仮説にはなるが、オーヴェリアはかなり弱っているとも考えられる。リディアは彼女のことをとんでもなく強いと表現していた。それなら回りくどいことをしなくていいはずだ。
交渉のカードはそれぞれ揃った。あとはカードをどう切るか次第。
……なのだが、俺たちは完全に注目を集めていた。
銀髪美少女と、金髪碧眼の美少女。そして冴えない俺。
見る人によっては、修羅場と勘違いする者も多いだろう。
「とりあえず、場所を変えないか?」
異論を唱える者はいなかった。
リディアの反応はいちいち可愛いし、俺の好きという気持ちを増大させていった。
ただ、リディアの方もそうとは限らない。俺に惚れることなく、上司が来たらさっさと実力行使で帰る気が不変である可能性が高い。
「すごく楽しかったです。特にあのモルモットさんが」
「やっぱりそこなんだ」
少しナーバスになったが、リディアの笑顔で幾分か回復した。俺はなんと単純な人間か。
しかし、本日の主目的はリディアを惚れさせることである。それに失敗したのなら、この先もずっと俺たちは平行線だろう。
確認しなければならない。リディアが俺に、多少の好意を持ってくれたのかを。
「なぁリディア、植物園に行かないか?」
「植物園ですか?」
リディアは訝しむような顔になった。植物には興味がないのかもしれない。
ただ、俺が好意を確認するには植物の力を借りたいと思っている。手垢のついたやり方かもしれないが、綺麗な花の中で愛を確認するのが1番だと童貞なりに考えたのだ。
「せっかくだから綺麗な花を見て帰ろうと思ったんだが、どうかな」
「……わ、わかりました。行きましょう」
リディアは大きな決心をしたような表情になった。まさか、俺が好意を確認することを察したのだろうか。
気にしていたら空回りすると思い、もう一度リディアと楽しむ気持ちを忘れないと心がけて植物園へ向かった。
東山動植物園の植物園には、約7000種類の植物がいるらしい。その差異は正直言ってわからないものが多いが、数で圧倒されるのは間違いなかった。
植物園の中はほんのり暖かい。植物にとっていい気温をキープしているのだろう。
小さな花たちを見ているが、リディアは黙りこくっている。植物には興味なし、か。
「見ろよリディア、桔梗だ」
「き、綺麗ですね。このくらいなら」
「このくらい?」
「な、何でもありません」
不思議な子だ。
桔梗は秋の花の中でも群を抜いて綺麗な方だが、それでも関心を示さないか。
どうしたものかと悩んでいると、後ろの方がガサッと音がした。
「ひぃ!?」
「リディア!」
リディアが尻もちをついた。確かに驚いたが、野鳥か何かだろう。
「大丈夫か?」
「は、はい」
手を伸ばしてリディアを起こす。リディアの手は小さくて、細くて、握れば壊れてしまうのではないかと思うほど繊細だった。
俺より強いのは百も承知だが、なぜか守らねばという使命感に駆られる。
この綺麗な花たちが並ぶエリアで好意を確認しようと思ったが、別のエリアの方が良さそうだな。
次に訪れたのは南米原産の、とにかく大きな植物が立ち並ぶエリア。
俺の身長いくつ分だ? と気になるほどデカい木がいくつも立ち並んでいた。
そんな中リディアは、怯えていた。確実に、何かに対して。
そしてリディアは、ついに膝をついてしまった。
「どうしたリディア、具合が悪いのか?」
「い、いえ。ただ私、植物が怖いんです」
「何だって!?」
「幼い頃に植物の魔物に襲われて以来、ずっとずっと怖かったんです。今日は大丈夫かと思ったんですけど、やっぱり怖くて……」
リディアは涙を流し始めた。
今までの軽口から生まれる涙じゃない。恐怖から生まれる涙だ。
俺は何をしているんだ。リディアを愛しているなんて言っておいて、リディアの苦手だという気持ちを察せられなかった。
あまつさえ、自分の有利な環境で好意を確認しようとしていただなんて。
「くそっ!」
「えっ?」
俺は自分の頬を殴った。結構強めに。頬の内側が少し傷ついて、鉄の味を感じるほどに。
「ごめんリディア、辛い思いをさせたな」
「私が悪いんです。私が……」
「目、瞑ってくれ」
「え?」
「いいから、俺を信じてくれ」
「は、はい」
リディアは俺の言う通りに目を閉じた。
「立ち上がれるか? ゆっくりでいい」
「……はい」
そしてゆっくり立ち上がる。
俺は聖杯の入ったリュックサックを背中から腹に回した。
「ジャンプだ。俺にぶつかるように前に」
「え? でもそれは」
「大丈夫。俺を信じてくれ」
「は、はい!」
リディアはジャンプし、俺にしがみつく。そして俺も、リリアの足を持っておんぶの姿になった。
軽い。リディアの繊細さが、手の細胞を通じて理解できた。
胸が背中に押しつけられているが、そんなものを味わっている暇はない。
「動くぞ。気をつけてな」
「え、あ、ちょっと!」
俺は目をつぶったリディアをおんぶしたまま、植物園の中を駆け出した。
かなり広いが、走った。運動不足のフリーターにはキツイが、走った。愛するリディアのために、走った。
数分後、俺たちは植物園から脱出に成功した。すぐにリディアを下ろす。
「もう目を開けても大丈夫だ」
リディアは恐る恐る目を開けた。視界に広がるさっきまでいた動物園の風景に、安堵のため息を吐いた。
「リディアごめんな。お前の気持ちも理解せず、無理やり植物園に連れて行ってしまった」
「いえ、私も事情を話さなかったのが悪いんです。だから自分を責めないでください」
「でもこれは俺の独りよがりだった。彼氏失格だよ」
「まったくだな」
ぞくっと、再び背筋が凍った。
ヤギとの触れ合い広場で声をかけてきた人物と同じ声だ。そいつが、また後ろにいる。
「何で今度はリディアがいる時に声をかけてきたんだ?」
「リディアが洗脳状態でないと確認できたからだ」
「は?」
「オーヴェリア様!」
リディアは驚きの声と共に、安堵の表情を浮かべた。
リディアに声をかけられたオーヴェリアとやらから発せられる凄みが消えた。それにより、ようやく俺も振り返ることができる。
まず目につくのは、輝く銀髪。リディアのそれとは色こそ違えど、並び立つほどに美しい。
切れ長の目、荘厳さを誇る銀の服、厳かな声。
そのどれもが圧倒的な存在感を放っていた。
「オーヴェリアさん、だっけ?」
「そうだ。オーヴェリア・ジュタイガー。聖杯協会の長を務めている」
聖杯協会の長。すなわち、リディアの上司。
まさかこんなに早く来るとは思わなかった。もう少しリディアとの甘い2人きりの時間を楽しみたかったんだけどな。
「顔に下衆な考えが浮かんでいるぞ。何のつもりだ」
「あなたには関係ないですよ」
「オーヴェリア様、よくぞご無事で」
俺とオーヴェリアの話に、リディアが割り込んだ。
リディアの口調からして、かなり危ない状況で別れたのだろう。聖杯を取り合う戦争をしていたのだから、それはそうかと納得する。
「よく生き残ってくれた。だが一つ質問がある」
オーヴェリアは切れ長の目を細め、リディアを凝視した。その目力に、リディアは一歩後退りをした。
「なぜ聖杯を持っていない。どういうことだ」
「そ、それはその……」
リディアは申し訳なさそうに俺を見た。
「すまない、意地悪な質問だったな。相手を変えよう」
オーヴェリアは振り返り、俺の目を見た。強い目だ、逸らしたくなる。だが負けるわけにはいかない。
「お前が聖杯の持ち主だな」
「なぜわかる?」
「聖杯に素手で触れた人間は、聖杯の魔力を一部体に取り込む。そして熟練の魔術師はその魔力を感知できるのだ。お前からは聖杯の魔力を感じる」
「へぇ、聖杯そのものから魔力は感じないのか?」
「存外頭は回るようだ。聖杯そのものから魔力は漏れ出ていない。それだけ尊く、完全なるものなのだ」
なるほどな、俺から漏れ出ている聖杯の魔力を感じて、接触してきたわけか。
いつまでもオーヴェリアに会話の主導権を握られると不都合だ。リディアと聖杯を強制的に異世界へ連れ帰ってしまうかもしれない。
俺は気になっていたことを口から捻り出す。
「今度は俺から質問させてもらうぞ。なぜこの動物園での最初の接触の時は回りくどいことをした?」
リディアが洗脳状態でないと確認できたから、と言っていた。その真意を確かめないことには会話にならない。
「聖杯の力を使って、リディアを洗脳している疑いがあった。だがリディアは過去のトラウマから植物に対して拒否反応を示した。彼女の脳が正常である証だ」
「なるほどね」
洗脳中のリディアを使って、自分が不利になる可能性を少しでも減らしたわけだ。
ということは、あくまで俺の仮説にはなるが、オーヴェリアはかなり弱っているとも考えられる。リディアは彼女のことをとんでもなく強いと表現していた。それなら回りくどいことをしなくていいはずだ。
交渉のカードはそれぞれ揃った。あとはカードをどう切るか次第。
……なのだが、俺たちは完全に注目を集めていた。
銀髪美少女と、金髪碧眼の美少女。そして冴えない俺。
見る人によっては、修羅場と勘違いする者も多いだろう。
「とりあえず、場所を変えないか?」
異論を唱える者はいなかった。
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