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16話 リディアの職場体験
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リディアが和泉屋書店の赤いエプロンを着ると、職場体験の中学生にしか見えなかった。
そんなことを本人に言っては好感度がダダ下がりなので、胸の内に秘めておく。
しかし、一つだけ言っておかないといけないことがある。
俺は右手の親指を立てた。
「リディア、似合っている超可愛いマジ天使」
「し、仕事中ですよ!」
「仕事中じゃなかったらいいんだ」
「そういう意味ではありません!」
あぁ、癒される。人間仕事ばっかりではダメだ。こういう癒しがないとやっていけない。
ただ癒しだけでもダメだ。レジ打ちの基本は教えておかないとリディアが困ってしまう。
うちのレジはほぼ自動なので、貨幣に慣れていないリディアでもそんなに苦戦することはないだろう。ただどこにお金を入れるのか、またレシートはどこから出てくるのか。など基本的なことは教え込んだ。
しばらく待っていると、リディアにとって初めてのお客さんが来た。30代くらいの女性客だった。
「い、いい、いらっしゃいませ!」
声震えすぎだ。しかし相手も大人、気付かないふりをしてくれている。
リディアは恐る恐るスキャナーを手に持ち、バーコードを読み取った。
「な、740円頂戴いたします」
「1000円から」
「は、はひっ!」
なんという緊張だ。俺まで緊張してきた。
リディアは受け取った1000円札を、自動レジの中に投入した。1000円札はレジに飲み込まれ、モニターにお釣りの金額が表示される。
『確認』ボタンをリディアは親指でグッと力強く押した。家電量販店でタブレットを扱うお爺さんみたいだ。
「260円のお返しです。ありがとうございました!」
「本、本!」
リディアは肝心の本を渡さず、お釣りだけ返して頭を下げてしまった。
「あ、すみません! こちら商品になります」
「ふふっ、ありがとう」
女性客は優しく微笑んでお礼を言ってくれた。
優しい人で助かった。たまにやばい客も混ざってくるからな。
俺はリディアの肩をポンポンと叩いた。
「頑張ったな。こっちにまで緊張が伝わってきたけど」
「こ、こういうときは褒め言葉だけでいいんです!」
「はは、悪い悪い」
フガー! と、リディアは猫のように吠えた。
それからリディアは何度もレジ打ちの経験を重ねた。
途中、どうしても人が溢れた時は俺がレジに入ったが、基本的にはリディアだけで回るようになった。飲み込みが早い。
そしてあっという間に時刻は16時。俺の定時を迎えた。
レジの担当が菜々緒先輩になるため、嫌でも彼女と会話することになる。まぁ、そこまで嫌ではないのだが、
「いやーリディアちゃん頑張ってたね。少年に代わってうちで働かない?」
「あれ、俺もしかしてクビの危機?」
「だって可愛い女の子の方が気分が上がるし」
「私情かよ」
「当たり前よ」
前言撤回。普通に嫌だわ。
「リディアちゃんどうだった? 楽しかった?」
「き、緊張しました。でも、お客さんが笑顔になってくれて、それで本を楽しく読んでくれたらと思ったら、嬉しかったです!」
「うわ、眩しすぎる」
「うわ、眩しすぎる」
「ふ、2人してどうしたのですか!?」
リディアが純粋で眩しくて、目を逸らしてしまう。
不純で濁った俺と菜々緒先輩が失ったもの。いつ失ったのだろう。ともかく、そんな純粋さをリディアは持っていた。
心にダメージを受けた菜々緒先輩が再起して、パンと手を叩いた。
「んじゃ上がっていいよ。お疲れ様」
「はい。引き続きオーヴェリアさんのこと、よろしくお願いします」
「任せろって。いっぱい楽しませてもらうよ」
なんか含みを感じたがスルーした。
さて帰ろうとした時、リディアが俺のシャツを摘んだ。
「……どうした?」
「正輝さんはまだ帰っちゃダメです」
「え、なんで」
俺が問うと、リディアはライトノベルを彼女の顔前に掲げた。
「正輝さんがレジ打ちしてくれるって言ったじゃないですか。だからまだ帰っちゃダメです」
「え、菜々緒先輩でよくない?」
どうせもう接触してしまったわけだ。レジ打ちくらい、構わないだろう。
すると菜々緒先輩が急にバタンとレジ台に倒れた。めっちゃわざとらしく。
「あーダメだわ。アタシ腹壊したわ。すまん少年シフト5分延長!」
「え、あ、ちょっと……」
菜々緒先輩はトイレに駆け込んで行った。まったく自由な人だ。
リディアはジッと俺を見つめている。……もしかして。
「俺がレジ打ちした本がいいのか?」
「な、ななな、お、思い上がりです!」
「顔真っ赤だぞ」
「見ないでください!」
リディアはライトノベルで顔を隠した。
「まぁ5分レジ打つくらいいいけどさ」
リディアからライトノベルを預かり、バーコードを読み取った。
読み取った本は、オススメした緑の背表紙が特徴のレーベルの一冊だった。未読だが、異世界ものの中ではかなり話題作だったはず。
リディアから1000円札を受け取って、慣れた手つきで自動レジへ。お釣りを返し、ライトノベルを手渡した。
「楽しめるといいな」
「……はい!」
リディアの顔はパァッと明るくなった。可愛い。
「おう少年お疲れー。今度こそ帰っていいぞ」
「見ていたようなタイミングですね」
「いやー快便快便」
「はしたない」
一応美少女なのだから、そういうことを言うともったいなく感じる。何様だという話だが。
そういえばと、俺は菜々緒先輩に問うた。
「リディアの給料は? まさか無賃なわけないですよね」
「払う払う。少年の口座に振り込むから」
「え、俺の口座にですか?」
リディアに直接現金手渡しかと思った。
よく考えたら税金問題とか色々あるのだろう。リディアは異世界人でややこしいからな。
菜々緒先輩は俺に飛びつき、リディアに聞こえないよう耳打ちしてきた。
「だから少年、今からリディアちゃんにプレゼントを買ってあげなさい」
「ほほう」
悪くない。プレゼント探しに買い物しつつデートもできる。
今日は邪魔も入らないだろう。純粋に、楽しめるデートのリベンジだ。
「菜々緒先輩ありがとうございます。俺行ってきます」
「おーう。楽しんでなー」
菜々緒先輩に手を振り、リディアと和泉屋書店を出た。
「なぁリディア、ちょっと買い物していかないか?」
「…………」
無視。え、俺何かした?
「り、リディアさーん?」
またも無視だ。どういうことだ、思い返しても何も心当たりがない。
「……正輝さんは菜々緒さんにも鼻の下を伸ばすのですね」
「いや伸ばしてないよ、マジで」
本当に。名誉に関わるからやめてほしい。
美人だとは思うが、性癖に刺さらないし色々と残念すぎるからそんな目では見られない。
というか……
「もしかしてリディア、嫉妬してる?」
「なっ、お、思い上がりです!」
「なんかそれ言われること多いな!」
結局買い物に行く許可はもらえたが、照れ隠しで商店街に着くまで顔は見えないままだった。
そんなことを本人に言っては好感度がダダ下がりなので、胸の内に秘めておく。
しかし、一つだけ言っておかないといけないことがある。
俺は右手の親指を立てた。
「リディア、似合っている超可愛いマジ天使」
「し、仕事中ですよ!」
「仕事中じゃなかったらいいんだ」
「そういう意味ではありません!」
あぁ、癒される。人間仕事ばっかりではダメだ。こういう癒しがないとやっていけない。
ただ癒しだけでもダメだ。レジ打ちの基本は教えておかないとリディアが困ってしまう。
うちのレジはほぼ自動なので、貨幣に慣れていないリディアでもそんなに苦戦することはないだろう。ただどこにお金を入れるのか、またレシートはどこから出てくるのか。など基本的なことは教え込んだ。
しばらく待っていると、リディアにとって初めてのお客さんが来た。30代くらいの女性客だった。
「い、いい、いらっしゃいませ!」
声震えすぎだ。しかし相手も大人、気付かないふりをしてくれている。
リディアは恐る恐るスキャナーを手に持ち、バーコードを読み取った。
「な、740円頂戴いたします」
「1000円から」
「は、はひっ!」
なんという緊張だ。俺まで緊張してきた。
リディアは受け取った1000円札を、自動レジの中に投入した。1000円札はレジに飲み込まれ、モニターにお釣りの金額が表示される。
『確認』ボタンをリディアは親指でグッと力強く押した。家電量販店でタブレットを扱うお爺さんみたいだ。
「260円のお返しです。ありがとうございました!」
「本、本!」
リディアは肝心の本を渡さず、お釣りだけ返して頭を下げてしまった。
「あ、すみません! こちら商品になります」
「ふふっ、ありがとう」
女性客は優しく微笑んでお礼を言ってくれた。
優しい人で助かった。たまにやばい客も混ざってくるからな。
俺はリディアの肩をポンポンと叩いた。
「頑張ったな。こっちにまで緊張が伝わってきたけど」
「こ、こういうときは褒め言葉だけでいいんです!」
「はは、悪い悪い」
フガー! と、リディアは猫のように吠えた。
それからリディアは何度もレジ打ちの経験を重ねた。
途中、どうしても人が溢れた時は俺がレジに入ったが、基本的にはリディアだけで回るようになった。飲み込みが早い。
そしてあっという間に時刻は16時。俺の定時を迎えた。
レジの担当が菜々緒先輩になるため、嫌でも彼女と会話することになる。まぁ、そこまで嫌ではないのだが、
「いやーリディアちゃん頑張ってたね。少年に代わってうちで働かない?」
「あれ、俺もしかしてクビの危機?」
「だって可愛い女の子の方が気分が上がるし」
「私情かよ」
「当たり前よ」
前言撤回。普通に嫌だわ。
「リディアちゃんどうだった? 楽しかった?」
「き、緊張しました。でも、お客さんが笑顔になってくれて、それで本を楽しく読んでくれたらと思ったら、嬉しかったです!」
「うわ、眩しすぎる」
「うわ、眩しすぎる」
「ふ、2人してどうしたのですか!?」
リディアが純粋で眩しくて、目を逸らしてしまう。
不純で濁った俺と菜々緒先輩が失ったもの。いつ失ったのだろう。ともかく、そんな純粋さをリディアは持っていた。
心にダメージを受けた菜々緒先輩が再起して、パンと手を叩いた。
「んじゃ上がっていいよ。お疲れ様」
「はい。引き続きオーヴェリアさんのこと、よろしくお願いします」
「任せろって。いっぱい楽しませてもらうよ」
なんか含みを感じたがスルーした。
さて帰ろうとした時、リディアが俺のシャツを摘んだ。
「……どうした?」
「正輝さんはまだ帰っちゃダメです」
「え、なんで」
俺が問うと、リディアはライトノベルを彼女の顔前に掲げた。
「正輝さんがレジ打ちしてくれるって言ったじゃないですか。だからまだ帰っちゃダメです」
「え、菜々緒先輩でよくない?」
どうせもう接触してしまったわけだ。レジ打ちくらい、構わないだろう。
すると菜々緒先輩が急にバタンとレジ台に倒れた。めっちゃわざとらしく。
「あーダメだわ。アタシ腹壊したわ。すまん少年シフト5分延長!」
「え、あ、ちょっと……」
菜々緒先輩はトイレに駆け込んで行った。まったく自由な人だ。
リディアはジッと俺を見つめている。……もしかして。
「俺がレジ打ちした本がいいのか?」
「な、ななな、お、思い上がりです!」
「顔真っ赤だぞ」
「見ないでください!」
リディアはライトノベルで顔を隠した。
「まぁ5分レジ打つくらいいいけどさ」
リディアからライトノベルを預かり、バーコードを読み取った。
読み取った本は、オススメした緑の背表紙が特徴のレーベルの一冊だった。未読だが、異世界ものの中ではかなり話題作だったはず。
リディアから1000円札を受け取って、慣れた手つきで自動レジへ。お釣りを返し、ライトノベルを手渡した。
「楽しめるといいな」
「……はい!」
リディアの顔はパァッと明るくなった。可愛い。
「おう少年お疲れー。今度こそ帰っていいぞ」
「見ていたようなタイミングですね」
「いやー快便快便」
「はしたない」
一応美少女なのだから、そういうことを言うともったいなく感じる。何様だという話だが。
そういえばと、俺は菜々緒先輩に問うた。
「リディアの給料は? まさか無賃なわけないですよね」
「払う払う。少年の口座に振り込むから」
「え、俺の口座にですか?」
リディアに直接現金手渡しかと思った。
よく考えたら税金問題とか色々あるのだろう。リディアは異世界人でややこしいからな。
菜々緒先輩は俺に飛びつき、リディアに聞こえないよう耳打ちしてきた。
「だから少年、今からリディアちゃんにプレゼントを買ってあげなさい」
「ほほう」
悪くない。プレゼント探しに買い物しつつデートもできる。
今日は邪魔も入らないだろう。純粋に、楽しめるデートのリベンジだ。
「菜々緒先輩ありがとうございます。俺行ってきます」
「おーう。楽しんでなー」
菜々緒先輩に手を振り、リディアと和泉屋書店を出た。
「なぁリディア、ちょっと買い物していかないか?」
「…………」
無視。え、俺何かした?
「り、リディアさーん?」
またも無視だ。どういうことだ、思い返しても何も心当たりがない。
「……正輝さんは菜々緒さんにも鼻の下を伸ばすのですね」
「いや伸ばしてないよ、マジで」
本当に。名誉に関わるからやめてほしい。
美人だとは思うが、性癖に刺さらないし色々と残念すぎるからそんな目では見られない。
というか……
「もしかしてリディア、嫉妬してる?」
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