二人だけのLOVE SUTORIES

ゴーすト

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ただの昔話

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〇月×日今日はとても変な人がいた。唐突に助けてもらったと思ったらいきなり君の名前は?だそうだ。

突発的に「僕の名前は朝倉奏多です。」と名乗ってしまった。そうしたら彼女はふっと笑っていい名前だねと言ってきた。その言葉で、ふいに胸がドキッとした。夜となってはそれが、恐怖から解放されたからか、彼女が可愛かったからなのかどっちかわからない。



 だが最初は僕にはむしろ絡まれたことよりもそっちのほうが怖かったが、次第に憧れも強くなった気がする。



 〇月×1日今日もいい天気だと思っていたら昨日の人がやってきた。そして頼まれてもいないのに一方的に名前を名乗った。その人は日向夏というそうだ。



 僕は彼女ほど名前が性格を表している人を初めて見たような気がした。ともかく彼女は勝手に僕の家に入ってきた。そしてわけのわからないまま、夢中で彼女と遊んだ。そしていつの間にか母親とも仲良くなっていて晩飯まで彼女と食べた。



 本来だったら一緒に食べる予定なんて全くなかったが母さんが遠慮からかご飯食べると誘うと普通に何の躊躇もなく「いただきます」だそうだ。



 その時「なんて図々しい人だろうか?」と思った。帰り際彼女にこう聞いた「なんで僕にこんなに構うんですか?」とそうしたら彼女は昨日のようにふっと笑ってこう言った「うーんなんでだろ?でも今日君といてとても楽しかったよ」とそして彼女は向日葵のように笑った。



 その声を聴いてまた不意に胸がドキッとした。しかも昨日のような何となくではなかった。何かこう言葉では表せないがもっとはっきりとしたものだった。そこで分かった僕は彼女に恋をしていると。でもよく考えたらおかしい。



 それじゃあまるで物語のヒロインのようではないか?周りには隠しているが、そもそも僕は世間的にはいわゆるオタクと呼ばれる存在だし、ただのつり橋効果ぐらいで相手を好きになることがあるのか?





 そもそも僕は男だしホモでもないからヒロインなんかじゃあないしできれば僕はラノベ主人公例えばS〇Oのキ〇トみたいにかかわる女の子全員をメロメロにするような人になりたい。間違ってもヒロインのア〇ナのようになりたいわけじゃない。



 それになんで彼女のような人が僕みたいなお宅の家に来るのだろうか?むしろ彼女は最初から僕のことが好きなのかもしれないそんな気すらしてくる。





 〇月××日来る日も来る日もほぼ毎日彼女と遊んだいつの間にか生活の一部に彼女がいるように感じる。そして初めて会った時よりも何倍も彼女のことが好きになってきているのを感じる。例えるなら最近学校の古典の授業でやった短歌



  「忍ぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」の一句だ。



 僕はまだ彼女に告白するチャンスは巡ってこない。自分のチキンさが恨めしいでも、仕方がないと思うだって僕はオタクで世間からは二次元(画面の中)にしか興味がないと思われてしまっているが僕は彼女ぐらい三次元の中で作りたいと思うが今までまともに話した女の人?は母親と彼女しかいないでもここで断られたらまた僕は誰もいなくなるから



 そこら辺のリア充とは違ってとっかえひっかえできないから(もし違ったら全国のリア充の皆さんすいません。ただの非モテ飲みにくい妬みとお受け取りください)それに僕は彼女以上の女の人を見たことがないから。



 もうはっきり言おう僕は彼女に断られるのが嫌だから勇気が出ないからまだ言えない。たった11文字の言葉がのどから出てこない



 〇月×××日最近彼女の意外な一面に気が付くようになった例えば朝がとっても弱いこと、めちゃくちゃ怖がりなことや本当は結構内気で知らない人と喋るときはめちゃくちゃ緊張すること、大人びているから分からないが本当は同い年だということ



 (これを聞いてから母親の決まり文句は「日向ちゃんの百分の一でもいいから大人しくなってほしい」だそうだ僕からしたらたまったものじゃあない)etcそんなことをしているうちにとうとうこんなチキンな僕にも決心がついた。明日僕は彼女日向夏に告白する。



 でも不安なことがあるそれは最近彼女の様子がおかしいことだ。どうかうまくいってくれることを祈るばかりだ。



あとがき
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