二人だけのLOVE SUTORIES

ゴーすト

文字の大きさ
2 / 10

後悔はあとからやってくる

しおりを挟む
 〇月4×日今日は運命の日だ。正確には運命の日だったというほうが正しいだろうか?昨日の悪い予感が的中してしまった。いやさらに悪いといったほうがいいだろうか?



 今日も彼女に呼び出されたいつものように行ってみると思いつめたような顔で立っていた。僕は心配になり聞くと彼女は「私引っ越すの、君と過ごした時間はたのしかったよ」その時には僕の頭からは告白なんてことはなくなっていた。



 そして寂しそうに笑ってきた。そうしたら衝動的に「そうか勝手に表れて勝手に消えていくなら勝手にすればいいじゃあないか」「そうだね」悲しそうにした彼女を見て間違えたと思った時にはもう遅かったそれからばつが悪くなって逃げるように家に帰りベッドの中で泣いた。



 当然だ告白しようと思っていたのにそれの2倍以上の威力のパンチを食らったような気がしたからだそれに最後に彼女に言ってしまったあの言葉はどんなに後悔してももう遅いそんな気がしたそれにスマホがあるからいいと思うかもしれないがそのときの僕にとっては距離というものはとても大きいものだった。



 そして結局「僕と付き合ってください」の11文字は結局僕の喉を通さないままだった。こうして僕のひそかな憧れと初恋の相手は後悔とともに姿を消した。



  それから何度か電話をかけようとしたが最後に行ったあの言葉で彼女の気持ちを傷つけたかそれを思うとどうしても電話番号を押すところまではできてもそこから通話ボタンを押すことがそうしてもできない。そして一か月後には彼女の連絡先を消してしまった。



 ここまでが僕の初恋の記録だ。二度とこんな思いをしたくないから誰かを好きになるときは恥ずかしいがこの記録をよく見てほしい。                      2015年将来の僕へ



 そこまで読むとページを閉じたこの年から5年がたち昔の面影は残っているもののすっきりとした顔になったが、オタクも続けているが一つ変わったことがある。それは高校デビューと同時に今まで隠していたオタクさを隠さないようにしたことだ。そんなこんなで高校生になり毎日を楽しく過ごしている。



反対に続けていることといえば日記をつけることにしたことだ。機会があったらみんなにも見せてみたいと思う。そんなに見てていいものじゃあないと思うけど。むしろもう見てしまっている人も結構いるのかもしれない



 僕が通っている学校は参教学院といい自由を大切にするというモットーでやっているからオタクもたくさんいるのかと思えば2人しかいなくて、みんなにオタクと思われている僕は見事にクラスで浮いてしまっている。



 まあもともとオタクは世間的に浮いているから仕方がないと思うが。そんな僕には困ったことがあるそれは今でも女の人を見ると彼女かもしれないと探してしまうことだ。  

あとがき
カクヨム様、小説家になろう様にて先行公開しておりますもしよろしければそちらも併せてごらんください
小説家になろう様https://ncode.syosetu.com/n1535gg/
カクヨム様https://kakuyomu.jp/works/1177354054901951233
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

靴屋の娘と三人のお兄様

こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!? ※小説家になろうにも投稿しています。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...