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ただの独りよがりの勇気
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「僕のことをいくら悪く言うのは構わないが日向さんのことは悪く言うのはやめろ」
言ってしまった僕の人生の中で一番今勇気を出した。でも反対に今は人生トップクラスの危機だ。なんかもう脳みその半分が現実逃避に走ってなんかも憂い世界言ってヒロインのことが奪われそうになった時の予行演習ができてよかったな、どうせ僕はビビりだから足とか振るわせちゃってどうせばれるだろうから。
それにしても勇気を出せたにしても僕史上最も臭いせりふを吐いたんじゃないだろうか?もうなんていうか穴があったら入りたい。僕は別に物語の主人公でも何でもないんだから。
「からかっただけだてそれとももうできてんのか?そういえば昨日ラブレターもらったんだってな相手もしかしたら日向さんなのか?顔はいいからオタクのお前にはもったいないぐらいだぜ。それにしても惜しげもなくそんな臭いせりふはけるよな、俺だったらはずかしすぎて一週間はベッドにこもっちゃうぜ」
にやにや下品笑いながら周りに「オタクの彼女だそうだどいてあげろよ、こんなにオタクなりに勇気を出したんだから答えてあげないとかわいそうだろ」周りにいるやつらに言うと不満があるやつもいるみたいだったけど、石川には勝てないのか、それとも見捨てられるのが嫌なのかみんな散っていった。
中には何か思うことがあるのか石川に何か言おうしたり、僕と目をそらせたやつもいたが大半の奴らはにやにやしながら離れていった。僕は言ってしまったと思ったがこうやって一つ一つ日向さんのために少しでもいいことができたら、どうせ僕の存在はもう日向さんにとっては迷惑でしかないんだから、こうでもしていないと罪悪感でどうにかなってしまいそうだ。
それと今度どうなるんだろうという二重の不安で僕の心はぐちゃぐちゃになった。周りがみんな僕に注目している中、何も知らない日向さんが現れた僕は迷ったがここで逃げてもどっちにしろ、「俺には見事な啖呵を切ったくせに何にもできないなんてな」
なんて馬鹿にされる運命はわかりきっていたのと、これからは絶対に日向さんから逃げないと決めたから勇気を出して「おはよう日向さん」「おはよう」思っていたよりも全然簡単な気がした。なんだ、たった8文字の言葉じゃないか。僕だってやれば意外とできた。
晴れ晴れとした気持ちで、日向さんに話しかけられたのでどう思っているのか気になって日向さんの顔を見ると僕の気持ちの問題かもしれないが、昨日より気持ち明るめなような気がしたそれを見ると迷惑かもしれないけど今日僕が少し頑張ったかいがあったんじゃあないか?
少しは日向さんのためになれたのかもしれないからこれからも日向さんのために僕はできることを探していこうと思った。そこで不意に昨日言われたことを思い出す「遠慮しているんじゃない?」と、僕は確かに僕は遠慮しているだろう。
でもそれは日向さんに迷惑をかけないためだ。でも僕は、これからは自分の気持ちに素直になろうと思う。どうせ僕はもともと自分勝手だ。
ならもう相手が言っているんだからいいじゃないかそう思ってしまう。それは甘い飴だっていうことは知っている。
それに飛びついていくと、もう二度と逃げ出せずにどんどん雨の中に飲まれていくんだろうでも、こんな短いやり取りでここまでうれしくなれたのは久しぶりだ。なら飴の中に落ちてもそれを拾ってもいいんじゃないか?だから僕は飴の中に落ちることにした。それが逃げるっていうことは理解している。
でも僕は主人公みたいに強くはない。そういうのは癪だけど、石川みたいなやつが異世界に行ってやるものだnoといえないような男がふさわしい。ただの言い訳でしかないけど。そう自嘲気味に笑い、自分の席に戻ると案の定杉山笑いが笑いをえきれないような今にも吹き出しそうな顔をして
「お前どうしちゃったんだよ、確かに周りから見て日向さんのあれは少しかわいそうだと思ったけどお前が言うことじゃあないだろ」
「仕方がないだろつい出ちゃったんだから」「お前本当に日向さんのことが好きなんだな釣り合わないと思ったけどさっきの石川のおかげで何とかなるんじゃあないか?そう考えると悪いことばかりじゃなかったんじゃね」「僕は別に日向さんのことは好きじゃあないよ」
「嘘つきーあんなにチキンなお前が好きでもない日向さんのためにあんな恥ずかしいこと言えるかよ」確かにとも思うけどやっぱり
「いや実はな日向さんには昔お世話になったのに、ひどいことを言ってしまったのに昨日日向さんに会った時知らないなんて言っちゃったから悪いなという気持ちで」
「へーそんなラノベ展開あるんだな、まあこういうのは実は好きだったりするのがお約束だからあの様子を見ていると日向さんにもその気があるのかもしれないぞ」
「だから別に好きじゃあないって」「「応援してるぞ」「話を聞けよ」「まあもうどんだけ言っても否定するだけだろうからほっておいて、それにしても夏休み前だからってこともあるだろうけど熱いなーいろんな意味で」
「そうだなーお前いい加減うるさい。でも、もうすぐ夏休みだからもう授業真面目に受けている奴もいないしもう寝ちゃっていいんじゃあないか」
そう話しているとパンパンといつものように先生が出席簿で机でたたく音でまた今日も始まった
後書き
小説家になろう様とカクヨム様にて先行公開しております
小説家になろう様https://ncode.syosetu.com/n1535gg/
カクヨム様https://kakuyomu.jp/works/1177354054901951233
言ってしまった僕の人生の中で一番今勇気を出した。でも反対に今は人生トップクラスの危機だ。なんかもう脳みその半分が現実逃避に走ってなんかも憂い世界言ってヒロインのことが奪われそうになった時の予行演習ができてよかったな、どうせ僕はビビりだから足とか振るわせちゃってどうせばれるだろうから。
それにしても勇気を出せたにしても僕史上最も臭いせりふを吐いたんじゃないだろうか?もうなんていうか穴があったら入りたい。僕は別に物語の主人公でも何でもないんだから。
「からかっただけだてそれとももうできてんのか?そういえば昨日ラブレターもらったんだってな相手もしかしたら日向さんなのか?顔はいいからオタクのお前にはもったいないぐらいだぜ。それにしても惜しげもなくそんな臭いせりふはけるよな、俺だったらはずかしすぎて一週間はベッドにこもっちゃうぜ」
にやにや下品笑いながら周りに「オタクの彼女だそうだどいてあげろよ、こんなにオタクなりに勇気を出したんだから答えてあげないとかわいそうだろ」周りにいるやつらに言うと不満があるやつもいるみたいだったけど、石川には勝てないのか、それとも見捨てられるのが嫌なのかみんな散っていった。
中には何か思うことがあるのか石川に何か言おうしたり、僕と目をそらせたやつもいたが大半の奴らはにやにやしながら離れていった。僕は言ってしまったと思ったがこうやって一つ一つ日向さんのために少しでもいいことができたら、どうせ僕の存在はもう日向さんにとっては迷惑でしかないんだから、こうでもしていないと罪悪感でどうにかなってしまいそうだ。
それと今度どうなるんだろうという二重の不安で僕の心はぐちゃぐちゃになった。周りがみんな僕に注目している中、何も知らない日向さんが現れた僕は迷ったがここで逃げてもどっちにしろ、「俺には見事な啖呵を切ったくせに何にもできないなんてな」
なんて馬鹿にされる運命はわかりきっていたのと、これからは絶対に日向さんから逃げないと決めたから勇気を出して「おはよう日向さん」「おはよう」思っていたよりも全然簡単な気がした。なんだ、たった8文字の言葉じゃないか。僕だってやれば意外とできた。
晴れ晴れとした気持ちで、日向さんに話しかけられたのでどう思っているのか気になって日向さんの顔を見ると僕の気持ちの問題かもしれないが、昨日より気持ち明るめなような気がしたそれを見ると迷惑かもしれないけど今日僕が少し頑張ったかいがあったんじゃあないか?
少しは日向さんのためになれたのかもしれないからこれからも日向さんのために僕はできることを探していこうと思った。そこで不意に昨日言われたことを思い出す「遠慮しているんじゃない?」と、僕は確かに僕は遠慮しているだろう。
でもそれは日向さんに迷惑をかけないためだ。でも僕は、これからは自分の気持ちに素直になろうと思う。どうせ僕はもともと自分勝手だ。
ならもう相手が言っているんだからいいじゃないかそう思ってしまう。それは甘い飴だっていうことは知っている。
それに飛びついていくと、もう二度と逃げ出せずにどんどん雨の中に飲まれていくんだろうでも、こんな短いやり取りでここまでうれしくなれたのは久しぶりだ。なら飴の中に落ちてもそれを拾ってもいいんじゃないか?だから僕は飴の中に落ちることにした。それが逃げるっていうことは理解している。
でも僕は主人公みたいに強くはない。そういうのは癪だけど、石川みたいなやつが異世界に行ってやるものだnoといえないような男がふさわしい。ただの言い訳でしかないけど。そう自嘲気味に笑い、自分の席に戻ると案の定杉山笑いが笑いをえきれないような今にも吹き出しそうな顔をして
「お前どうしちゃったんだよ、確かに周りから見て日向さんのあれは少しかわいそうだと思ったけどお前が言うことじゃあないだろ」
「仕方がないだろつい出ちゃったんだから」「お前本当に日向さんのことが好きなんだな釣り合わないと思ったけどさっきの石川のおかげで何とかなるんじゃあないか?そう考えると悪いことばかりじゃなかったんじゃね」「僕は別に日向さんのことは好きじゃあないよ」
「嘘つきーあんなにチキンなお前が好きでもない日向さんのためにあんな恥ずかしいこと言えるかよ」確かにとも思うけどやっぱり
「いや実はな日向さんには昔お世話になったのに、ひどいことを言ってしまったのに昨日日向さんに会った時知らないなんて言っちゃったから悪いなという気持ちで」
「へーそんなラノベ展開あるんだな、まあこういうのは実は好きだったりするのがお約束だからあの様子を見ていると日向さんにもその気があるのかもしれないぞ」
「だから別に好きじゃあないって」「「応援してるぞ」「話を聞けよ」「まあもうどんだけ言っても否定するだけだろうからほっておいて、それにしても夏休み前だからってこともあるだろうけど熱いなーいろんな意味で」
「そうだなーお前いい加減うるさい。でも、もうすぐ夏休みだからもう授業真面目に受けている奴もいないしもう寝ちゃっていいんじゃあないか」
そう話しているとパンパンといつものように先生が出席簿で机でたたく音でまた今日も始まった
後書き
小説家になろう様とカクヨム様にて先行公開しております
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