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【好きな子としたい】
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別れたつもりだったのは自分だけだったらしい。
拓真はため息をつく。
由真は絶対に帰らないと、拓真と海翔の部屋のソファに座り込んでいる。
どうせ話してもきかないのだから、と放置する事に決めた拓真は部屋を出る。
「拓真、ちょっと、どこいくの!?」
由真の声が聞こえるが無視した。
階段を下りキッチンのマコに、
「海翔は?」
と聞くと、食堂じゃないかな?と言われた。
食堂を見ると海翔は居ない。
「あいつ、まただ」
一人で居るなと言ったのに、またふらふらと居なくなった、と苛立つ。
「探してきます」
キッチンのほうに向かって拓真は言った。
玄関を見るとやっぱり海翔の靴が無い。
外だ、と荒々しくドアを開ける。
するとすぐ目の前に膝を抱えて階段に座る海翔が居た。
「・・・いるじゃん」
ほっとして拓真は海翔の横に座る。
「また居なくなったかと思った」
海翔は拓真の方を向き、大きな瞳で静かに見つめた。
「モトカノだから。もう別れてる」
「・・・うん」
「追いかけてきたけど、明日絶対帰らせるから。今日はもう遅いし」
「うん、でも・・・」
海翔は黙った。拓真は海翔が口を開くのを待つ。
「あの子だったら、すぐ出来るじゃん」
「なにが?」
「セックスが」
「別れたんだから、するわけ無いじゃん」
「でも女の子のほうがいいんじゃない? 正直」
「そういうんじゃなくて、好きな人が良い」
海翔は曖昧に笑って目を逸らした。
「海翔?」
「うん。嬉しいんだけど、でもなんかざわざわするんだ」
「ごめんな。不安になったよな」
海翔は膝を抱えて座り、顔を伏せてしまう。
拓真はその小さな背中を撫で、抱き寄せた。
拓真はため息をつく。
由真は絶対に帰らないと、拓真と海翔の部屋のソファに座り込んでいる。
どうせ話してもきかないのだから、と放置する事に決めた拓真は部屋を出る。
「拓真、ちょっと、どこいくの!?」
由真の声が聞こえるが無視した。
階段を下りキッチンのマコに、
「海翔は?」
と聞くと、食堂じゃないかな?と言われた。
食堂を見ると海翔は居ない。
「あいつ、まただ」
一人で居るなと言ったのに、またふらふらと居なくなった、と苛立つ。
「探してきます」
キッチンのほうに向かって拓真は言った。
玄関を見るとやっぱり海翔の靴が無い。
外だ、と荒々しくドアを開ける。
するとすぐ目の前に膝を抱えて階段に座る海翔が居た。
「・・・いるじゃん」
ほっとして拓真は海翔の横に座る。
「また居なくなったかと思った」
海翔は拓真の方を向き、大きな瞳で静かに見つめた。
「モトカノだから。もう別れてる」
「・・・うん」
「追いかけてきたけど、明日絶対帰らせるから。今日はもう遅いし」
「うん、でも・・・」
海翔は黙った。拓真は海翔が口を開くのを待つ。
「あの子だったら、すぐ出来るじゃん」
「なにが?」
「セックスが」
「別れたんだから、するわけ無いじゃん」
「でも女の子のほうがいいんじゃない? 正直」
「そういうんじゃなくて、好きな人が良い」
海翔は曖昧に笑って目を逸らした。
「海翔?」
「うん。嬉しいんだけど、でもなんかざわざわするんだ」
「ごめんな。不安になったよな」
海翔は膝を抱えて座り、顔を伏せてしまう。
拓真はその小さな背中を撫で、抱き寄せた。
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