Tweedia~信じあう愛 湊と瑠衣大人編♡

文字の大きさ
156 / 171
真也の逆襲

2

その頃 江戸川区某所


—真也side




「真也さん、これ変じゃないですかね?」
俺の前で作業着を着て俺に見せるのは、直樹の兄貴、直之だ。

俺と直樹は少し前に・・・台場のマンションから逃げ出した。
あの日の夜、仁さんから電話を貰って・・・・全てバレたんだって・・・そう思った。

バレてヤバいというより・・・・何か違う気持ちだった。
なんだろう・・・・。

OHの罰が怖い、・・・・とかではない。
なんか・・・昔にも感じた事がある、喪失感に近いもの。

何か・・・失ったって、心の奥にスッゴイ大きな穴が開いた。


「真也さん?」

直樹に腕を揺すられ、ハッと我に返った。

「あ・・・・ああ・・・あ、大丈夫だろ・・・別にマジで作業しないし」
直之にそう言って俺も作業着の帽子を被った。

時刻は15時。
年明けのOH本社は毎年結構忙しい・・・はず。

長期休暇中に欲求が溜まり、発散したいと思っているセレブ女たちで予約が埋まっている&役員や取引先の挨拶が来る。
だから寮にはほとんどのスタッフが残らずフル出社。

「そろそろ行くか・・・直樹、動画・・・完璧に仕上げておけよ・・・今日何カットか持って帰るからそれを組み合わせて完成だ」
俺がそう言うと、直樹は笑って
「はーーい!!」


俺と直樹は、台場のマンションを飛び出して・・・江戸川区の1DKに暮らす直之のマンションに転がり込んだ。

そして今日・・・・俺はあの失ったものを取り戻すため、台場に向かう。
俺の車に乗りエンジンを掛けると

「本当に今日、あのマンション・・・水道屋作業予定なんっすか?」
直之がタバコに火を付けてそう言った。
「ああ、先週マンションから知らせが来てた・・・作業は隣のタワーも入るって言ってたから・・・・今日は狩りには最高・・・・・」

台場のあのタワーマンション。
1つはOHの寮として使い、もう一つのタワーには2フロアほど来客用だとかなんかに使っている。
そこに・・・・上原湊の彼女、瑠衣ちゃんがいる。

直之をチラッと見ると、直之はニヤッと笑って
「先生に会うの久々だなー・・・・・」
そう言った。

幸は仁の部屋にいるという情報を手に入れた。
先に瑠衣ちゃんの部屋に行き・・・その後、幸を・・・取り返す。

それを思うと、俺の胸は少し・・・楽になる。
幸が俺の・・・胸の奥の穴?

まさか、あんな田舎者のダサい女。
そもそも・・・俺が1人の女に固執するわけない。

女なんて・・・・・。



—夏樹side



空港から電車で新橋に出ると・・・流石東京!
結構すごい人だわ。

駅からタクシーに乗り、
「台場のツインタワー迄ー・・・・」
そう言うとタクシーが走り出した。

瑠衣、湊君と上手くいったって・・・昨日言ってた!!///////////
良かったねぇー・・・・。
この前はスッゴク落ち込んでたのに。

本当に良かった。

後は美晴かぁ・・・・・。
美晴は私がNYに行ってから少ししたら婚姻届けを出すからってラインが来た。
結婚式の日取りも決まったら直ぐに連絡すると・・・・。

しかし、その連絡は来ず。

一体どうしたんだろうって・・・気になって美晴に聞こうと思ったけど、最初に慎吾に電話をして聞いた。
そしたら・・・・・。

『上手くいってないみたい』
そう言われた。

え・・・・、あんなに仲良かったのに???

慎吾には、
『直接本人から色々聞いてやってくれ』と、意味深な事を言われた。
だから今回の帰国で美晴とちゃんと話をしたいなって・・・そう思ってた。

え?
私っ???

私はー・・・・・普段から仕事第一に考えてきたし、海外への転勤が多く・・・・付き合っても続かない。
って、最後に男の人と付き合ったのなんてもう・・・何年も前だけどね。

学生時代は、そんな事なかったんだけどね。
社会人になってからは・・・まともに男性と付き合うとか・・・・中々できない。





感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった

くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。 血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。 夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。 「……涼介くん」 薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。 逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。 夜、来て。 その一言が——涼介の、全部を壊した。 甘くて、苦しくて、止まれない。 これは、ある夏の、秘密の話。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

孤高の若頭は、孤独な彼女に恋焦がれる

名古屋ゆりあ
恋愛
「ーーもう離さへんで、俺の魂の半身」 そう言って微笑んだ彼の顔は、美しくて…怖かった 孤独に慣れた私に注がれるのは…怖くて、痛くて、苦しいくらいの彼の愛情だ あなたはどうして、こんなにも私に執着するの? 「ーー離して、終わりにして…!」 この愛情から逃れたいはずなのに、私の躰と心は彼を激しく求める 「ーーあんたは、俺の花嫁や」