SECRET 後編

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お仕事2日目

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「ふぁーーーっ・・・・」
私はあくびをしながら・・・涼が運転する車の助手席にいた。
「お前、・・・今日も講習だけど大丈夫??」
涼がコーヒーを飲みながらそう言った。
「きっと涼の声が聴き心地良くって寝ちゃうー・・・」

昨夜、私と涼は・・・パーティーが行われたホテルに・・泊まった。

分かってはいたけど、昨夜はあまり眠れず・・・・。

「俺も寝不足ーーーーっ」
涼もそう言って笑った。

ってか・・、涼に言い忘れてた!!!
「昨夜・・・淳君と凛さん一緒だったみたい。」
私がそう言うと涼はタバコを吸いながら・・・、こっちを見て
「あいつ等やっと戻ったのかな??」
嬉しそうにそう言った。
「多分ー・・・凛さんすっごく嬉しそうだったから・・・・」

そう、昨日・・・気になって糸井さんと別れてから凛さんに電話をした私。
そしたら・・・・。
凛さんは凄く・・・幸せそうだったの・・・////////

だから、凄く安心した。


「でも何で一回別れたの???」
私が涼に聞くと、涼は外を見て・・・。
「色々あったんだー・・・・」
って、・・・・。

あの二人凄くお似合いだもんな。
上手くいったら私はマジで嬉しい。

昨夜・・・糸井さんのあの・・・切羽詰まった様子が凄く気になるけど・・・・。
てか、凛さんあの事務所で大丈夫なのかな?

OHの駐車場に入ると・・・もう既に皆は来ている様子。
私は先にビルに入って、涼はエレベーターを一本遅らせ上に上がってきた。

オフィスに行くと、淳君の姿はない。
ボードを見ると・・・淳君は今日は公休。

凛さんと一緒だったりして。

朝礼が終わり皆それぞれ仕事に着いた。

「結城ーーー・・今日の講習内容、これ教科書ー・・結城の分も貰っといた・・・」
涼に渡された、社外秘と書いてある教科書。
ぺらぺらと捲ると・・・・。

・・・・・//////
私は思わず涼の顔を見てしまった・・・。
すると、
「何顔赤くしてんだよ!」

涼は歯を見せて子供みたいに笑ってデスクの方に歩いて行った・・・・・・。

だってーーー・・。
これーーー・・//////

本とは別に今日の予定が書かれているペラを見ると、

午前中
・会員様との接し方。
・スキンシップの取り方。
・キスの仕方。

キスーーーーー////////////
私は涼を追いかけて行き、

「ね・・キスの講習って何するの???」
それって・・・。
動画見たりとかするの??
説明とか?

私が聞くと、涼は笑って・・・。
「お前、練習台やる?」
えっ・・・!
「何言ってるのッ??////やらないよ!!!////////」
何よ、練習台ってー・・・・・。
プリプリ怒ると、
「説明位だってーー・・・後は新人同士やるのもなしではないかなーとか・・・・」

男同士?!
それってある意味レア・・・・。
イケメン同士のキスかー・・・・/////////

湊君と拓海とかだったら少し見たいかもな。
って、気付いたら私は結構湊君ファン!

「涼も新人の時・・・やったの???」
そうだ、涼達って入った時どんな感じだったのかな??
涼は少し思い出すような顔をして・・・・、

「俺等の時はね・・・・研修はひたすらスタッフ同士でやらされたかなー・・・」

えっ・・・////////////
まさか・・・。
淳君とかともしたのかッ?!

私がジッと・・・涼を見ていると、涼はニヤッと笑って・・・・・。

「和也ともしたし、一樹とも淳ともした!」

ひっ・・・・・。
やっぱしたんだ!!!

「でもー・・・あの頃の俺等は・・・そこそこ経験はあったし、そんなに難しくはなかったなー・・・・・最近の子達って奥手の子が多いみたいで、キスの経験が少ない子も凄く多いんだよなー・・・」

へぇ・・・・・。
そうなんだー・・・・。

「でも、キスもちゃんと出来ないようじゃー・・・お客様は入会したくならないだろ?」

確かにーーー・・・・。
涼のキスは・・・眠くなるくらい気持ちいいもんなぁ・・・。




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