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26歳
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しおりを挟む「まぁ、アイツは自分の恋愛にあんま口出されるの好きじゃないから・・・自分でちゃんと考えてるとは思うけどなー・・・」
そっかーー・・・。
でも、気になるし・・・・。
美佳にも聞いてみようかな・・・・。
あっ!!!そういえば!!
「ね・・・さっきさ、涼が帰った後にね・・・社長から頂いたエルメス開けてみたの・・・・・」
そうそう。
これは流石に上司でもある涼には報告しておかないと・・・・・・。
涼は笑いながら、
「ヤベーやつだった???」
ヤベー・・・・、 んー・・・あれ幾らするんだろう。
「多分、結構ヤベーやつ!・・・オフホワイトのバーキンだった・・・・」
そう言うと涼はゲタゲタ笑って・・・・・。
「すっごい貢ぎようだなー・・・」
ハンドルを叩いて笑う涼。
「もぉー笑い事じゃないんだからーー・・私なんて社長に上げたアイピロー、変な目が書いてあるやつだよ?ハンズで買ったし・・・もー、恥ずかしいーーー・・・////////」
もっと、ちゃんと考えればよかった。
おじ様にあんなふざけたプレゼントー・・・あげちゃったし。
「いーんだよ、社長は・・・そうしたいんだって・・・・結城とずっと会えてなかった分、何かしてやりたくてしょうがないんだよ」
そうなのかなー・・・。
でもただの近所に住んでたおじさんでしょーー??
いいのかな・・・・・。
あっ・・・・。
もう一つ思い出した!!!!
「ってか・・真也が涼が来る前に部屋に訪ねてきたのっ!!」
私が言うと、
「はっ??・・・真也がっ??」
さっきまでの笑いが嘘のような少し深刻ムード。
「なんか・・昨夜の声聞かれてたっぽい・・・・あの人涼と同じ階だって聞いてたけど・・・・・・。」
すると、
「んー・・・・お前の部屋の階に、池袋のスタッフがいたりして・・・遊びに行ってたとかかな・・・・・・どっちにしても要注意だなー・・・・」
「てか・・・、あの人銀座に移動になるって聞いたけど・・・・・涼のチームじゃないよね?!」
一体どこのチームに入るんだろう。
「あーー違う違う!面倒なの入れないでくれって言っといたから、湊に頼んだ。」
ぇえっ・・・・・。
昨日のパーティーであの二人バッチバチだったけど大丈夫????
「湊君ッ?????昨日結構・・・助けてくれて・・・・喧嘩しそうな勢いだったけどー・・・・。」
すると、涼は少し笑った。
「俺さー・・・湊って・・・スッゴイ信頼してんだよね・・・・。アイツは兄貴にも似てるんだけど、真面目だし・・・手は出やすいけどー・・・仕事も出来るし、中退してるけど、賢いんだ・・・」
へぇ・・・・・。
でも、私も湊君って・・・凄く信頼感が・・・・。
「和也は絶対的な感じなんだけどさ、・・・和也は祐司の右腕的な存在だからこれ以上は仕事増やせない・・・そうなると次に安心して任せられるのは・・・湊しかいないんだ」
そう言えば、真也が・・・湊君も抜いて3がどうのって言ってたような・・・・・。
「なんかさ、真也がー・・・湊君の事も抜いて、3がどうのって言ってなかった?あれ何???」
すると、涼は煙草を消し・・・・・。
「んー・・・、まぁ・・・多分次のトップは確実に湊。その湊を超えたらー・・・・年俸契約金3憶超えるってそういう意味!」
・・・・・・・・。
憶ッ?!
さ・・・さ・・・・さ・・・・・・・3憶ッ?!?!
く・・口が・・・閉まらないんだけど・・・・・。
湊君3億貰ってるってこと???
「でもアイツは問題行動も多いしー・・・そういうの査定に響くから、まぁそこまで出ないと思うけどなー・・・・」
イヤイヤ、それより湊君が3億貰ってるって言うのが気になる。
でも待てよ?
湊君がそんなに貰っているなら・・・この人ー・・・・。
チラッと涼を見ると、涼は・・・・・。
「とりあえずー・・・真也には近づかない様にしてー・・・部屋が空いているようだったら祐司に言って部屋変えてもらってもいいし!!」
と・・・・。
とりあえず聞くのは止めよう!!うん・・・。
私はそう言うのよく分からないしね。
「分かった、なんかちょっと気持ち悪い人だよね・・・・。ずっとあんな感じなの??」
見た目は普通に格好いいのにね・・・・。
すっごく勿体ないよね。
「真也はー・・・年齢分からないけど、入社は湊の後なんだよなー・・・。最初はあんなんじゃなかった!でもいつからかなー・・・・、どんどん捻くれていって、銀座にスッゴイ敵対心持ち出したんだよなー・・・・」
そうなんだ・・・・。
何かあったのかな・・・・・・。
「でも結城はー・・・アイツの事は気にしないで良い。フロア違うし、マンションも俺とかが必ず送るから・・・扉開ける時注意してもらえれば・・・な???」
涼はそう言って私の手を握った。
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