SECRET 後編

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恋人までのカウントダウン

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「だって嫌がってるでしょ?大人ならここで引くべきじゃないですか?」
バーテンさんがそう言うと、大阪の一人がバーテンさんのシャツを掴み、
「お前生意気なこと言ってんじゃねーよ!・・・・黙って働けよ!」

うっわ・・・・。
超性格悪いじゃんね。
この人大阪のなんて人だろう。

すると、私たちの背後から・・・・・・。
「結城!!・・・お前何やってんだよ・・・・」
涼が凄い勢いで割って入ってきた。
涼の登場に大阪の二人は静かに去って行く。

「・・・あ・・えっと・・・」
だって・・・。
涼忙しそうだったし・・・・・。

すると、
「さっきの二人に・・しつこく誘われてたんですよ。彼女・・・・」
バーテンさんがにっこり笑った。

涼はそれを聞いて、びっくりした顔をして・・・・。
「あー・・・ごめん・・一緒にいるって言ったのに・・・」
そう言って下で手を握ってくれた。
「ダメですよ??男の人ばかりなんだから、放っといちゃ・・・・」

涼は笑って、
「そうですね、お手数かけました・・・・・」
そう言って会釈をし私を連れてまた奥の方に向かった。

「結城、ごめんな・・・・大丈夫だった?」
私の腰に手をまわし耳元でそう言った。
・・・・・・・/////////////
「涼、忙しいかなって思って・・・・部屋に戻ろうかなって思ってたの・・・・」
そう言うと、涼は笑って時計を見て・・・・。
「後数時間で解禁だからー・・一緒に居よう」

そう言ってさっきまで居た奥のソファーへ・・・・・・。

すると、
「結城ちゃん何処行ってたの??」
ほろ酔い一樹さんが言った。
「あーー・・あっちで飲んでた。入口の方のカウンター・・・」
私がそう言うと、
「コイツ、カウンターのバーテンにナンパされてんの・・」
達也が言った。

「ナンパっ?!」
涼がびっくりした顔で私を見た。
イヤイヤイヤ・・・そこまで大げさじゃなくって・・・・。
「違う違う・・話し相手になってくれただけでー・・しかも助けてくれたし!」

私がそう言うと、
「結城、沖縄で目が離せねーな~・・・・・・」
淳がゲタゲタ笑って言った。

大きな上座のソファー席には・・私を囲って・・涼と淳と・・一樹さんと達也・・向かいに和也さんと仁と・・お兄ちゃんと健二、拓海、隆太・・・。行れ代わりで色んな人が挨拶しに来た・・・。

涼は皆に見えないように・・私の腰に手を回して・・・たまにグイッと引き寄せてくれる・・・/////////////

『はーーい!!ではでは・・二次会でもやっちゃいます・・!景品争奪ゲームっ・・今回はーーー』

「わっ・・出たー・・・またゲームっ!!」
『今回はヤバイですよーーーっ!!結城ちゃん覚悟してねー!』
そう言ってメチャクチャノリノリの司会は8階の守さん!

ゲームってなんだろー・・・。
また罰ゲームとかあるんだよね??
でも、景品もあるーーーー!!!

『今回はー!!!!OH版・・王様ゲーーム!!!』

はっ・・・王様っ・・
「王様って・・・あの王様ゲームっ??」
「でたぁーー・・女の子いるもんだからー・・・・仕掛けてきた!」
一樹さんが笑った。
「・・ぇえっ??・・・王様ゲームってどうやるのーーー????」

『はい!!今回の王様ゲームは、各テーブルに置いてあるくじを一人一回引いてください!各テーブルごとに王様が居ますので、そこで王様になった人は・・・ここにいる・・王様以外の125人・・用は・・1~125までNo.を指定し命令が出きまーす!同じ回に同じ数字を指定はできません!!ですので指示を出す王様は、既に命令が出た番号は正面に出ますのでー・・被らないようにお願いしまーす。景品はーくじに当たりが必ず入ってるのでーー当たったらその都度来てくださいねー!』

すると、
「おいー!!どこまでOKなんだよ!」
と質問が飛び交う。

『はいはい、今回は女の子が居ますので・・・下系の指示は、キスとハグまでです!それ以上は受け付けません!!結城ちゃん狙いな気持ちはわかるけどーーーあまり下品な命令は僕と結城ちゃんの実兄の副社長と検討し決めていきます!』

キスだって・・・嫌なのにーーーー・・・!!!!!



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