SECRET 後編

文字の大きさ
218 / 226
引退後、恋人として

11

しおりを挟む

―結城side


私と優樹君は達は手を繋いで戻り・・・4人でカフェで休憩をした。
優樹君と私はクレープを食べ一樹は一服しに・・涼はコーヒーを飲んだ・・。

「涼ちゃんーー沖縄ってーー・・面白いーー??」
優樹君が口にチョコを付けながら言った。
「おーー・・空気は綺麗だし海も綺麗だぞ??向こうでお友達いっぱい作ろうなー??」
そう言いながら涼は優樹君の口を拭いてあげる。
「うん・・僕ねーー・・幼稚園でー・・この前一等賞取ったんだよーー・・」
「一等賞??なになに??」
私が食いついて聞くと、
「あのねー走ってね、一番だったのーー、優子先生がいっぱい褒めてくれて、大きなメダルくれたんだーー」
「お前駆けっこ得意なのかー!凄いなー??運動会とか皆で行くからなーー?」
涼も・・・いつかパパになったら・・・こんな風になるのかな・・・。
少しして一樹が戻り・・・涼が一服。


夕方になると優樹君はパパの胸で爆睡。寝顔も申し分のない可愛らしさ・・・・。

「疲れちゃったんだねーー・・はぁー本当超可愛い・・・」
私がぷにぷにほっぺを触ったが、全く起きない。
「楽しかったんだよーー・・二人のお陰ーー・・コイツさ一回寝ると起きねーから・・・俺ら先にホテル戻るわ・・後は二人で楽しんで??」
「・・・いい夢見てそう・・・」
「一応再入場スタンプ押してもらうから・・復活したら電話するよ」


「了解!!じゃぁいちおう・・明日の朝・・マンション下に9時でOK??」
明日は、一樹と優樹君と4人で車一台にして富士サファリと御殿場アウトレットに行く予定。
一樹は優樹君を抱っこし・・・出口に向かった。



私達は手を繋ぎ・・・まだ乗ってない乗り物の方へ。
「明日がー富士サファリ・・・明後日はノンビリするかーー??それともふらっと買い物行く??」
「んーー・・あっ・・近場のお台場とか行く??フラフラっと・・」

本当に近場だけど、今セールとかやってるし・・・・。
あー・・でも、服とか冬物買っても沖縄では着ないか。


「東京満喫しとかないとなーー」
涼はギュウッと私の肩を抱いて言った。
私も涼の腰にしがみついて、
「・・・もう写真撮られてもOKだしね・・・」

そう、もしも・・・記者とかに写真を撮られたって・・・・別に構わない。
涼はもう引退してるわけだしね!

「ねっ・・堂々とできるって・・・嬉しい・・」
今まで逢ってはいたが、どこかでドキドキしてた・・・・。
不安な気持ちは常にだし・・・いつも心配してた。


乗り物を満喫した後は写真を撮ったりお土産を見て回った。

「あーー・・ディズニーの門松買っていこうかなーー・・鏡餅とか・・」
「マンションに飾る??」
「うん・・」

なんか一緒に暮らすって凄く楽しい。
「涼ーーお揃いの部屋着は??」
普段は絶対着ないだろうと思われるミッキーのTシャツ。

ふらふらしているとあっという間にパレードの時間になり

私達もどこかで見れないかと人混みを歩いていた。

すると、涼のスマホが鳴った。

涼は、スマホの画面を見ると・・・ニカッと笑って・・・・。

「・・・あっ!!一樹だ・・復活したかな??・・・・もしもーし・・・あぁ、本当ッ??今ねーー・・・んーーあ、そうそう!!りょうかーい!」
電話を切り・・・。
「今もう再入場したって・・優樹がパレード見たいって!」
「復活したんだー・・・どこで待ち合わせっ??」
「こっちこっち・・・」

涼は私の手を引き・・・シンデレラ城の方へ・・・・

急いでお城の方に行くと・・・向こうから、
「涼ちゃーん・・・結城ちゃーーん・・」
一樹の手を引き・・優樹君が走って来た。

「来た来たーーーチビ助めーっ・・・」
涼が手を広げると・・・・・。
優樹君は凄い勢いで走って来て涼にボフッ・・・と抱きついた・・・・/////////

パレードの場所を確保し・・・優樹君は一樹の肩車・・・小さい私は人に埋もれながら・・涼がこっそり抱きしめてくれた。

パレードが始まり・・・キャラクターたちがどんどん踊りながら登場。

「ドナード!!ドナード!!」
優樹君はキャッキャはしゃぎ一樹の上で手を振ってる。
「わぁーーーッ!すごーーい・・」
私も一緒になって声を上げ・・・・・・。
優樹君が大好きなミッキーが登場すると・・・皆に手を振ってるミッキーに・・・・・。

「ミッキーーー!!!こっち向いてくれー!!」
涼と一樹が猛烈アピール!
するとミッキーもこっちを向いて・・・ブンブン手を振り投げキッスーーー///////////

「りょーちゃん・・ミッキーミッキー!」
優樹君は大喜びし・・はしゃいでノリノリ!!!




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

隣人はクールな同期でした。

氷萌
恋愛
それなりに有名な出版会社に入社して早6年。 30歳を前にして 未婚で恋人もいないけれど。 マンションの隣に住む同期の男と 酒を酌み交わす日々。 心許すアイツとは ”同期以上、恋人未満―――” 1度は愛した元カレと再会し心を搔き乱され 恋敵の幼馴染には刃を向けられる。 広報部所属 ●七星 セツナ●-Setuna Nanase-(29歳) 編集部所属 副編集長 ●煌月 ジン●-Jin Kouduki-(29歳) 本当に好きな人は…誰? 己の気持ちに向き合う最後の恋。 “ただの恋愛物語”ってだけじゃない 命と、人との 向き合うという事。 現実に、なさそうな だけどちょっとあり得るかもしれない 複雑に絡み合う人間模様を描いた 等身大のラブストーリー。

小さな恋のトライアングル

葉月 まい
恋愛
OL × 課長 × 保育園児 わちゃわちゃ・ラブラブ・バチバチの三角関係 人づき合いが苦手な真美は ある日近所の保育園から 男の子と手を繋いで現れた課長を見かけ 親子だと勘違いする 小さな男の子、岳を中心に 三人のちょっと不思議で ほんわか温かい 恋の三角関係が始まった *✻:::✻*✻:::✻* 登場人物 *✻:::✻*✻:::✻* 望月 真美(25歳)… ITソリューション課 OL 五十嵐 潤(29歳)… ITソリューション課 課長 五十嵐 岳(4歳)… 潤の甥

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

無表情いとこの隠れた欲望

春密まつり
恋愛
大学生で21歳の梓は、6歳年上のいとこの雪哉と一緒に暮らすことになった。 小さい頃よく遊んでくれたお兄さんは社会人になりかっこよく成長していて戸惑いがち。 緊張しながらも仲良く暮らせそうだと思った矢先、転んだ拍子にキスをしてしまう。 それから雪哉の態度が変わり――。

灰かぶりの姉

吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。 「今日からあなたのお父さんと妹だよ」 そう言われたあの日から…。 * * * 『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。 国枝 那月×野口 航平の過去編です。

おじさんは予防線にはなりません

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「俺はただの……ただのおじさんだ」 それは、私を完全に拒絶する言葉でした――。 4月から私が派遣された職場はとてもキラキラしたところだったけれど。 女性ばかりでギスギスしていて、上司は影が薄くて頼りにならない。 「おじさんでよかったら、いつでも相談に乗るから」 そう声をかけてくれたおじさんは唯一、頼れそうでした。 でもまさか、この人を好きになるなんて思ってもなかった。 さらにおじさんは、私の気持ちを知って遠ざける。 だから私は、私に好意を持ってくれている宗正さんと偽装恋愛することにした。 ……おじさんに、前と同じように笑いかけてほしくて。 羽坂詩乃 24歳、派遣社員 地味で堅実 真面目 一生懸命で応援してあげたくなる感じ × 池松和佳 38歳、アパレル総合商社レディースファッション部係長 気配り上手でLF部の良心 怒ると怖い 黒ラブ系眼鏡男子 ただし、既婚 × 宗正大河 28歳、アパレル総合商社LF部主任 可愛いのは実は計算? でももしかして根は真面目? ミニチュアダックス系男子 選ぶのはもちろん大河? それとも禁断の恋に手を出すの……? ****** 表紙 巴世里様 Twitter@parsley0129 ****** 毎日20:10更新

処理中です...