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引退後、恋人として
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しおりを挟む―結城side
私と優樹君は達は手を繋いで戻り・・・4人でカフェで休憩をした。
優樹君と私はクレープを食べ一樹は一服しに・・涼はコーヒーを飲んだ・・。
「涼ちゃんーー沖縄ってーー・・面白いーー??」
優樹君が口にチョコを付けながら言った。
「おーー・・空気は綺麗だし海も綺麗だぞ??向こうでお友達いっぱい作ろうなー??」
そう言いながら涼は優樹君の口を拭いてあげる。
「うん・・僕ねーー・・幼稚園でー・・この前一等賞取ったんだよーー・・」
「一等賞??なになに??」
私が食いついて聞くと、
「あのねー走ってね、一番だったのーー、優子先生がいっぱい褒めてくれて、大きなメダルくれたんだーー」
「お前駆けっこ得意なのかー!凄いなー??運動会とか皆で行くからなーー?」
涼も・・・いつかパパになったら・・・こんな風になるのかな・・・。
少しして一樹が戻り・・・涼が一服。
夕方になると優樹君はパパの胸で爆睡。寝顔も申し分のない可愛らしさ・・・・。
「疲れちゃったんだねーー・・はぁー本当超可愛い・・・」
私がぷにぷにほっぺを触ったが、全く起きない。
「楽しかったんだよーー・・二人のお陰ーー・・コイツさ一回寝ると起きねーから・・・俺ら先にホテル戻るわ・・後は二人で楽しんで??」
「・・・いい夢見てそう・・・」
「一応再入場スタンプ押してもらうから・・復活したら電話するよ」
「了解!!じゃぁいちおう・・明日の朝・・マンション下に9時でOK??」
明日は、一樹と優樹君と4人で車一台にして富士サファリと御殿場アウトレットに行く予定。
一樹は優樹君を抱っこし・・・出口に向かった。
私達は手を繋ぎ・・・まだ乗ってない乗り物の方へ。
「明日がー富士サファリ・・・明後日はノンビリするかーー??それともふらっと買い物行く??」
「んーー・・あっ・・近場のお台場とか行く??フラフラっと・・」
本当に近場だけど、今セールとかやってるし・・・・。
あー・・でも、服とか冬物買っても沖縄では着ないか。
「東京満喫しとかないとなーー」
涼はギュウッと私の肩を抱いて言った。
私も涼の腰にしがみついて、
「・・・もう写真撮られてもOKだしね・・・」
そう、もしも・・・記者とかに写真を撮られたって・・・・別に構わない。
涼はもう引退してるわけだしね!
「ねっ・・堂々とできるって・・・嬉しい・・」
今まで逢ってはいたが、どこかでドキドキしてた・・・・。
不安な気持ちは常にだし・・・いつも心配してた。
乗り物を満喫した後は写真を撮ったりお土産を見て回った。
「あーー・・ディズニーの門松買っていこうかなーー・・鏡餅とか・・」
「マンションに飾る??」
「うん・・」
なんか一緒に暮らすって凄く楽しい。
「涼ーーお揃いの部屋着は??」
普段は絶対着ないだろうと思われるミッキーのTシャツ。
ふらふらしているとあっという間にパレードの時間になり
私達もどこかで見れないかと人混みを歩いていた。
すると、涼のスマホが鳴った。
涼は、スマホの画面を見ると・・・ニカッと笑って・・・・。
「・・・あっ!!一樹だ・・復活したかな??・・・・もしもーし・・・あぁ、本当ッ??今ねーー・・・んーーあ、そうそう!!りょうかーい!」
電話を切り・・・。
「今もう再入場したって・・優樹がパレード見たいって!」
「復活したんだー・・・どこで待ち合わせっ??」
「こっちこっち・・・」
涼は私の手を引き・・・シンデレラ城の方へ・・・・
急いでお城の方に行くと・・・向こうから、
「涼ちゃーん・・・結城ちゃーーん・・」
一樹の手を引き・・優樹君が走って来た。
「来た来たーーーチビ助めーっ・・・」
涼が手を広げると・・・・・。
優樹君は凄い勢いで走って来て涼にボフッ・・・と抱きついた・・・・/////////
パレードの場所を確保し・・・優樹君は一樹の肩車・・・小さい私は人に埋もれながら・・涼がこっそり抱きしめてくれた。
パレードが始まり・・・キャラクターたちがどんどん踊りながら登場。
「ドナード!!ドナード!!」
優樹君はキャッキャはしゃぎ一樹の上で手を振ってる。
「わぁーーーッ!すごーーい・・」
私も一緒になって声を上げ・・・・・・。
優樹君が大好きなミッキーが登場すると・・・皆に手を振ってるミッキーに・・・・・。
「ミッキーーー!!!こっち向いてくれー!!」
涼と一樹が猛烈アピール!
するとミッキーもこっちを向いて・・・ブンブン手を振り投げキッスーーー///////////
「りょーちゃん・・ミッキーミッキー!」
優樹君は大喜びし・・はしゃいでノリノリ!!!
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