島人物語~secret続編

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女の存在

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―涼side


「もしもし??」
店の外に出て電話に出ると、
『あ、涼??電話くれた??』
・・・・・・・・。
意外にも、冷静な一樹。
優樹の事、全く気にしてないのか?

「・・・・てかお前・・・何処いんの??」
俺が言うと、
『・・・・あーー・・今??那覇・・・』
那覇?
「・・・あのさー・・悪いけど部屋・・・開いてたから・・入った・・・。」
『え・・・あー・・・・・んーーー・・』
急に歯切れが悪くなる一樹。
「お前何してんだよ??・・優樹に飯もやんないでさ・・・大泣きしてたぞ??」

『・・・・マジっ?!・・・』
「マジじゃねーよ・・・ずっとこんなんだろ??最近・・・・」
『ちょっと忙しくて・・・・』
「女??」

俺がそう言うと一樹は少し黙った。

「暫く優樹はうちで預かる・・・お前が正気に戻るまで返せない」
『ちょっと待てって!!』
「お前、虐待だぞ??・・・自覚しろよ・・・」
あれは・・・、
虐待だ。
ネグレクト・・・ってやつじゃないのか?

『・・・涼っ・・・今から戻るからっ・・・』
「うるせー・・頭冷やせ・・・自覚したら連絡しろ・・・」
『・・・・・・分かったよ・・・ごめん・・』
「・・・優樹に謝れ・・・」

電話を切って・・・、ため息。
まさか、一樹がこんなことになるなんて・・・・・・。


店に戻ると、ダブルゆうきは嬉しそうに椅子に座ってお話し中。

「涼ちゃーん・・・今日ね、結城ちゃんが唐揚げ作ってくれるのーーー」
優樹が嬉しそうに言った。
「おーーーー唐揚げかーーー、一緒にいっぱい食うぞーー!!!」
「うんっ・・!」
その後、店を出て・・・その後は北谷の観覧車へ・・・・。
帰りに優樹の下着等を買って・・・食材を買って・・マンションに戻った。

「・・・今日はーーー・・・一樹以外みんな食うって!」
俺がそう言うと、結城は頷いて・・・優樹は・・・・。
「パパはー??・・・」

パパなー・・・・。
早くまともに戻らねーかな・・・・。

「・・・・パパな・・・少し忙しいんだって・・・今日は涼ちゃんと結城ちゃんと寝ような??」
「一緒に??」
「そう・・3人で!」
「結城ちゃんーー・・抱っこ~ッ!」
優樹は結城が大好きだ・・・・・。



―夕方


結城が夕飯を作ってると、うちのインターフォンが鳴った。

「皆来たかなーーーーー??」
俺は手伝っていた手を止めインターホンのカメラを見に行った。
すると、椅子に座っていた優樹は振り返ってきて・・・・。
「パパ??」
優樹が寂しそうな声で聞いてきた。

結城が笑って優樹にそう言った。
「・・・・誰かな??半ちゃんかなーーー???」

「おーー・・半次かなー???ちょっと待ってろー??」
そう言って、俺は玄関の方に・・・。
扉を開け、直ぐに外に出ると・・・。

一樹が疲れた顔で立っていた。


「涼・・・悪い・・・」
一樹はぐったりしている様子でそう言った。
体調悪いのか?
「お前大丈夫か?顔色変だぞ?」
そう言うと、一樹は何度も頷いて・・・・
「あぁ、・・・・大丈夫・・・・優樹は???」
・・・・・・・・。
「良い子にしてる・・・。でも今はお前の所には返せない・・・・。なぁ、一樹・・・彼女を作るのは良いよ、でもー・・優樹を放って出かけるな・・・お前どうしたんだ?」
俺がそう言うと一樹は下を向いたまま、
「わかってるよ・・・・・・」
「今日は朝出てったの?」
凄く気になった。
優樹は夜おにぎりを食べたって言ってた・・・・・。

一樹は・・・・。
「ごめん・・・直ぐに帰るつもりだったんだ・・・・」
まさか・・・昨夜から????
優樹を一人にしてたのか?

「優樹・・死ぬぞ??」
「そんなっ・・」
いや、あのままにしてたら死ぬ。

「どんな女だよ・・・」
「えっ・・・」
「我が子を置き去りにしてでも会いたい女・・・その事を何も言わねー女って・・・どんな女?」
「あの人は悪くない・・・」
「じゃぁ、お前が悪い・・・。」

おかしいだろ。
優樹より大事なものってあるのか?
優樹を置いていくほどなのか?

おかしいよ。
一樹・・・・・・・。





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