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誤解
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しおりを挟む何故、俺が美穂に返信しているかって。
よく行く店の子だし、気まずくなるのもイヤだしと思ってたまに返していた。
でも、結城からしたら自分には返さない癖にって思っただろう。
うかつだった・・・・。
さっきの結城の顔。
呆れている顔だった・・・・・・。
ヤバイ・・・ヤバイぞ・・・このままじゃヤバイ。
頭をフル回転させてると淳が出てきて、
「追っかけないの???」
分かってるーっっっ!
そんなの分かってるわ!
淳は少し笑って、
「お前さーーー・・・人の事は良く言うけど、自分の事は何も出来ないのなーっっっ」
違う違う。
「そんなんじゃねーよ」
ただ、自分が情けなかった。
それだけだ。
「早く行かないとまたナンパされるぞ」
ぁあっ!!!
慌てて部屋に戻り、車の鍵とスマホと財布だけ持って俺も部屋を出た。
俺ってダメだな。
結城の事になると分からなくなる。
でもーー・・・
誤解だって言わないと。
─結城side
マンションを出て、最初は走って・・・少し疲れたから早歩きをした。
イライラが絶頂まできていて、今自分が何処にいるのかも分からなかった。
せっかくのデートの日なのにと、ぐっと涙をこらえてそれでも歩いた。
すると、
「あれぇーー??ねねねねーーー、一人一人ー??」
私の横に車を止め、一人が降りてきて話しかけてきた。
無視無視無視無視。
今は普通に話せない。
「待って待って??ねねーーー可愛くない???」
しつこいな、この人。
「可愛くありませんし、興味ありません・・・」
「ぇえーー??マジ??ね、どこ行くの??」
ウザッ!
「ねぇぇーーどこ行くのーーー??」
「・・・うざい・・・」
「えっ??」
「うざいうざいうざい!!!声かけるな!話したくない!」
男の人は私を見てドン引き。
でも、それ位がちょうどいい。
私はまた歩きだした。
うざい・・・男ってうざい・・・・うざくてうざくて・・・・ムカつく。
頭の中はそれでいっぱい。
そして、私のスマホは・・・ずっと鳴りっぱなしだ。
それは、涼からだ。
わかってるよ、きっと
『違うんだ、誤解だ』
って、言うんでしょ?
でも、私が聞きたいのはそこじゃないの。
なんで??・・・他の女を開拓しようとするの??
多分・・・あの文章からして、涼は何もしてない。女性が一方的に気に入ってるんだろう。
そんなこと分かってる。
でも、ラインでやり取りする必要ってあるの??
そもそも、その場所に行く理由は何?
他にも飲み屋なんていっぱいあるし、そこでないとダメなの?
まして・・自分を気に入ってるって分かってる女性がいる店に行くのもおかしい。
ずっと鳴り響くスマホをイライラして投げたくなる。
が、見ると・・・淳からの電話。
「もしもし??」
『・・・やっと出た・・・今何処??』
「・・・わからない・・・夢中で歩いてたの。ここ何処だろう・・・」
辺りを見渡し言った。
『・・・何してんだよ、・・・危ないから戻れってーこれからどうするんだよ』
これから、どうするか。
別に本気で涼と別れたいとかじゃない。
でも、
色々納得いかないの。
「わからない。もう好きなようにすれば良いと思う。」
『本気でそう思ってる??』
「だって!!・・・・・」
だって・・・。
私はそこまで言うと言葉に詰まって・・・
電話を切った。
だって・・・。
これ以上何か言ったら、本当にイヤな女の象徴みたい。
それで、皆に嫌われたら・・・私・・・・。
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