恋文~first love

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2人の出逢い

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—凛side



まだ慣れない土地を散歩していたら、ウニが・・・・暴走した。
まだ子犬のウニを直ぐに見失ってしまい、コンビニの前に居た男の子に聞いたら・・・。

海の方に行ったって教えてくれた。


そして今、その男の子が・・・海に入って・・・溺れてしまっているウニを助けに行ってくれた。

・・・・・・・・。

制服・・・。
良い匂い。

私はその人の制服を抱え海を眺めた。

あの人・・・高校生じゃないのかな?
制服を着てたし・・・高校生だって思ったんだけど、・・・・シャツを脱いだ彼の体には、凄い刺青が入っていた。

ヤクザさん???
でも何で学ラン???

ずっと海を見ていると、その人はグッタリしているウニを抱え海から戻ってきた・・・。



「ウニ・・・・大丈夫??ウニ!!!」
私がそう言うと、彼は自分の学ランでウニを包み、

「病院連れていくか?バイクで10分くらいのとこに動物病院あるけど!」

・・・・・・・・・。

「すいません・・・お願いしてもいいですか?」

そう言うと一回ウニを私に預け、シャツを着て・・・

「行くぞ・・・・」

そう言ってまたウニを抱っこしてくれて歩き出した。

この人・・・何者なんだろう。

スッゴイ大きくて、凄い格好いいけど・・・モデルさんとか?
黒髪でツーブロック、後ろで一本で結んでいて・・・凄く雰囲気がある男の子。

その人は振り返ってきて、

「早く来いよ!」

あっ・・・・。

「はいぃー・・・・・・・///////////」



彼が連れてきてくれた病院は、本当に10分もかからない位のところにあった。
ウニを看護師さんに預け、受付をすると・・・・。

振り返ったら、彼は椅子に腰かけ携帯を弄っていた。

私は彼を見ながら椅子に座ると・・・・、
「何見てんだよ・・・そんなに珍しいか?」
って・・・、チラッとこっちを見て言ってきた。

こわっ・・・・。←助けてもらったくせに失礼。

そして、彼はズボンのポケットに手を突っ込み私を見て笑って来た。


「あ・・・あのっ・・・ありがとうございました!!」
頭を下げてそう言うと、
「気を付けろよ・・・散歩してたの?」


怖いって思ったけど・・・・意外と優しい口調??
顔を上げて顔を見ると、怒っている感じはない・・・。

「あ・・・、えっと・・・昨夜こっちに着いて、散歩していなかったから連れていったら・・・暴走しちゃって・・・」
じっと見られると少し緊張した。
「昨夜着いた??引っ越してきたの?」

・・・・・・・・・・。

「あ・・・はい・・・」

そう言うと、その人は特に私には興味が無いようで・・・、
「へぇーーーーー・・・・」
って言ってまたスマホを弄りだす。


少し黙って座ってると、

「名前は???」
って・・・こっちも見ないで言ってくるから・・・、スッゴク謎で・・・。
「あ・・・、名前はウニです」
私がそう言うと、男の子は眉間にしわを寄せ一瞬私をジロッと見てきた。

こっわ!!!!!

と、思って引いていると・・・彼はゲタゲタ笑って来て、
「犬じゃねーーよ!お前の名前だよ!お前はなんて名前ーー????」


お前っ???この人お前って言った????

まぁいっか。
「あ、・・・蓮見です・・・」
そう言うと、彼は・・・はぁ??って顔をして、眉間にしわを寄せた。

何だろう、この人ちょいちょい怖いんだけど・・・・。
すると、
「男に名前聞かれたら、普通下の名前言わない???」

えっ・・・・、あー・・・そうなんだ!!
そっかそっか・・・。
「あー・・・、え・・・えっと、蓮見凛・・・です」

そう言うと、彼はやっぱり・・・興味ないのかこっちも見ずにスマホを弄ってる。


まぁいっか・・・・。
私も正面を向いて座り直し、スマホを出すと
「昨夜越して来たんだっけ?」
って・・・、話しかけてきた。
顔を上げると、彼は少し笑って私を見てた。

「あ・・・、はい・・・昨夜、兄と引っ越して来て・・・・。」
そう答えると・・・。
また、

「へぇー・・・・・・」
って言って、スマホを弄りだす。









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