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お友達
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上原君は・・・バイクのシート部分を開けて、その中にあった上着を出し私に着させてくれた。
「海沿い走るからー・・・風寒いからなー・・・」
やっぱり凄く優しい・・・よね・・・。
メットを出しそれも被せて、ベルトを締めてくれたの。
そして、私達は・・・北へ向かった。
上原君は信号で止まる度に、
「大丈夫か?」
って聞いてきてくれて、私はその度・・・頷いた。
沖縄に来て1ヵ月ちょっと、まだ・・・・殆ど行ったことがない私。
お兄ちゃんはお仕事が忙しいし、休みの日にナツと近くのビーチに行ったり、たまにバスで那覇に行く程度。
北谷よりも北は・・・初めて行く。
40分くらい走ったところのコンビニで一旦休憩。
「疲れた???」
上原君はそう言って私にお茶をくれた。
「ううん・・・すっごく気持ちいい・・・景色凄いねー・・・」
ずっとずっと・・・わざわざ海沿いを走ってくれたのかな?
凄く海が綺麗でね・・・ずっと景色見てた。
「あともう少し行くと~・・・スッゲェ綺麗な場所あるから・・・・丁度夕陽見れるかなー・・・」
ぇえええ・・・/////////////
凄い嬉しいかも!!!
—淳side
蓮見は・・・・。
やっぱり凄く可愛かった。
俺の後ろで、俺に凄いしがみついてくるから・・・・結構緊張した俺。
正直、こういう正統派の子とは・・・・ちゃんと話したことが無いから余計だった。
いつも、遊ぶ女の子は・・・大抵ギャルっぽい子。
別にそういう女が好きな訳じゃない。
マジになるような相手とは・・・遊ばないようにしているだけ。
派手な遊び慣れている子は、こっちも扱いやすい。
まぁでも、今までこんなに可愛い子は・・・出逢ったことが無いから正直俺もよく分からなかった。
蓮見をまたバイクに乗せ、更に40分ほど走ったところに・・・球場もある広い公園がある。
俺はそこの駐車場にバイクを止めメットを外した。
蓮見は辺りをキョロキョロし、
「ここは???公園ー???」
「そう!!凄い広くて綺麗なんだ・・・・」
蓮見のメットを外してやりながらそう言った。
すると蓮見は結んでいた髪を解いて、
「夕陽間に合うッ???」
・・・・・・//////////
「あぁ・・・全然間に合う!!!/////////」
駐車場にあった売店で飲み物と蓮見がサーターアンダギーを食いたいと言ったので・・・一緒に購入!
「あ・・・上原君、お金お金!!!」
「いいよ、いつも弁当作ってもらってるんだから・・・・・」
毎日毎日俺はこいつが弁当を持ってきてくれているお陰で・・・何も買ってないし、逆に毎日金払った方が良いんじゃないかと最近は思う。
「えー・・・だってそんなにお金かかってないよ?あのお弁当!」
「いーんだよ!!!」
一緒に向かったのは公園の屋根が付いているベンチの方。
蓮見は芝生の向こう側に見える海を眺め・・・・、
「わぁーーー・・・・!!!////////凄いっ!!!!」
って・・・・また走りそう。
「走るなよ!!!またコケるぞっ・・・・」
俺がそう言うと蓮見は笑って、
「はぁーい・・・・」
って笑った・・・。
一緒にベンチに腰掛けると、蓮見は嬉しそうにずっと夕陽を眺めていた・・・・・。
俺はそんな夕陽も見慣れているけど、いつもは涼や・・・琢磨や大和、半次と一緒に海で騒いでるから・・・ちゃんとこんな風に見るのは初めてだ。
それに・・・こうやって蓮見と見ていると、いつもとは全く違うものに感じた。
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