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初めての人
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しおりを挟む花火が終わったのは20時半頃。
一斉に皆出口の方に向かう中、俺等はベンチに座って人が空くのを待っていた。
すると、
「あれ???・・・・あれってー・・・達也君???」
凛が指をさしたのは、その人混みの中にいる・・・達也の姿。
あーー・・・あれ?アイツ今日は勇人とかと一緒じゃねーのか。
あの3人金魚の糞みたいに超仲良いけど・・・・。
あれ????
達也の隣に黒髪で、花の髪飾りを付けた・・・おかっぱの超可愛い女の子。
「あれ彼女???初めて見た!」
凛は笑って言った。
凄いお人形みたいに可愛い子だった。
確かにあんな子見た事ないかも!
今年は昌也が家族でフロリダに行ってるとかで・・・・祭りはかなり平和。
昌也の仲間も昌也が居ないと祭りにも来ない。
それにしても達也・・・いつの間に彼女作ったんだ????
達也とその子は凄い楽しそうに話しながら会場を出ていった。
—日和side
会場を抜け、少し人混みから離れて・・・・小道に入ると、達也君は私の手をぎゅっと握って・・・・
「どうしようか?今21時前だけどー・・・ちょっとお茶する??」
・・・・・・・・・。
達也君って・・・・私と一緒の所、お友達とかに見られたくない?
凄く・・・隠されてる感じがして、・・・・手もずっと繋いでくれないし一緒に居ても距離あったし・・・キョロキョロして・・・誰かを見つけると私と離れたり・・・。
夏休み前も絶対に私には・・・北谷の方に行かせてくれなかった。
なんで?
もしかして・・・・彼女が居るのかな?
私が下を向くと、達也君は私の顔を覗き込んできて
「どうした??疲れちゃった??結構歩いたもんねー・・・足痛い???」
違うよ・・・。
そんなんじゃない。
なんか凄く寂しいの・・・・・・。
「ね・・・達也君って・・・私を隠そう隠そうってしてるでしょ?・・・・見られたら不味い事・・・・あるの????」
連絡も毎日くれるし、凄く優しい・・・・。
でも・・・・・。
「ぇえっ???/////////な・・・なんで???」
「だって・・・手も・・・・北谷だと絶対に繋がないじゃない?南高の方にも絶対来ないでって言うし、今だって・・・人混みで手繋げなくって・・・凄く疎外感が・・・・・」
—達也side
ェエエエエッ?!////////////
わわわわっ・・・どうしようどうしよう!!!
日和ちゃんそんな事思ってたの????
もう・・・凄い泣きそうな顔してるじゃんーーー!!!//////////
「わっ・・あ・・・違うよ!!違うんだよ日和ちゃん!!/////////」
俺は・・・・
昌也に日和ちゃんを見られたくなくて・・・・・・。
日和ちゃんは・・・・俺と繋いでる手を離して・・・・目を擦った。
「だって・・・・だって・・・・」
わーーーーー!!!!
泣いちゃったーーー!!///////////
「待って・・!!あのね、理由があるんだ、日和ちゃん泣かないでっ!!!/////////」
スッゴイ焦った。
日和ちゃんは鼻をすすって、何度も頷いた。
「でもさ・・・・凄く・・・冷たいじゃん・・・・」
あーーーーーー!!!!
俺は日和ちゃんの肩を両手で掴み、勢いで・・・・・・・・
チューーーーーーッ!!!!!!!!
—日和side
・・・・・・・/////////////////
達也君がキスしてくれた。
何だろう・・・この不安な気持ち。
『北谷では冷たい説』
達也君はゆっくり私から離れて、私の涙を拭いてくれた。
そして、
「あのね・・・・実は、南高の3年でー・・・俺が仲良くしてる涼さんとか淳さんの話はしたよね???」
「うん・・・、前に写真見せてくれた・・・・」
この前・・・達也君がお友達の写真を見せてくれて・・・その中に写っていた先輩たちが、モデル並みに格好良かったのを覚えてる。
「あの先輩たちがね、宮里昌也っていう同じ3年の人とずっと揉めてて・・・その昌也ってやつは本当に最低な奴で、俺等の仲間内の彼女を連れ去って・・・・暴力をふるってる・・・・いわゆる、彼女狩りってやつやってるんだ」
・・・・・・・・・・。
な・・・・、なんか・・・何年か前に北谷でそういう事件あったよね?
あれ・・・・???
「昌也の親父が代議士やっててー・・・いつもそういうのを事件として取り上げないように上手くやってるんだ。今年の春にも俺の友達の彼女が殴られて・・・・そういうのに日和ちゃんを絶対巻き込みたくない!」
達也君はそう言ったの・・・・////////////////
「俺は絶対後悔したくない、だから日和ちゃんを絶対守るけど・・・・アイツ等はその隙を絶対見つけてくる!だから、日和ちゃんをあいつ等に見られたくないんだ・・・・・他に誰かがいるとかもない、俺は日和ちゃんだけが好き!」
達也君・・・・・//////////////////
どうしよう・・・・。
私凄く酷い事言った・・・・。
「達也君・・・・ごめんね・・・私勝手な事言って・・・///////」
そう言うと、達也君は少し笑って・・・また近づいてきて・・・・。
チュッ・・・とキスをして、首にもキスをした・・・。
凄くくすぐったくって・・・でも・・・なんか・・・ドキドキした。
「大好きだから、日和ちゃんは俺に何を言っても良いんだよ・・・・少しでも疑問があったら直ぐに言って???////////その代わり・・・・俺はもっともっと・・・・日和ちゃんに触りたくなる・・・・・・」
達也君・・・・///////////
ギューーッと抱きしめてくれて・・・私は達也君のがっちりした背中に手を回した。
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