恋文~first love

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MASAYA





時期はあっという間に10月。



南高は相変わらず平和・・・・ではなく、ここ最近ある男が異常にイラついていた。


—昌也side



3年E組


あー・・・・・・イライラする。
4月に入学早々、1年の中では一番可愛いと噂で、同じ1年の島袋勇人の彼女の原鞠花を拉致ってやろうとしたら・・・・パトロール中の警官に見つかって殴って終わった。

その翌日、1年の新垣達也が直ぐに俺等の所に乗り込んできて・・・・俺は骨にひびが入った。

南高に入って・・・俺はアイツ等みたいに人気者・・・・にはなれなかった。
見た目も全然良くないし身長も小さい。

入学したその日から涼や淳、半次、琢磨、大和は気に食わなかった。
勉強もろくにできない問題児クラスのF組なのに、なぜか速攻女子の人気を奪ったアイツ等。

1年の時、琢磨の彼女を拉致って10人以上で回してやった。
あの時の琢磨の顔・・・・本当に面白かった。

涼や淳も少しビビッた顔をしてた・・・・・。

あんな風にアイツ等を黙らせたくて、アイツ等仲間内の彼女狩りが始まった。

そうしたら段々、学校内でも皆俺を避けるようになった。
皆俺を『変な奴』みたいな目で見てくる。

イライラする・・・・。



「あー・・・・蓮見さんと上原君だ!」
そんな声が聞こえ、窓の外に目をやると・・・・・中庭を一緒に歩く2人の姿が見えた。

「蓮見さんって本当可愛いよねぇ・・・・・お似合いー・・・・」
と・・・・クラスのブスが言ってる。

俺がそれを見てると、

「あ・・・やっばー・・・宮里君に聞こえてるから・・・・」
そう言ってブス2人は教室を出て行った。

くっそ・・・・。



放課後



—凛side



「あーーーー・・・どうしようっ・・・・」
私は先生に渡されたプリントを片手に声を上げた。

隣にいたナツはそのプリントを覗き込み、
「なになに?どーしたの???」
そう言って笑った。


「忘れてたー・・・、これ明日の体育祭で使うって言われてたの今日中に用意しないといけないのにー・・・・」

そう、明日は体育祭で・・・・最近仕事が忙しく準備にも参加できなかった私は・・・・先生に言って何か手伝えないかと相談した。
大垣先生は、当日に使う備品を用意しておいてと言って・・・・プリントを渡してきた。

自分でやるって言ったくせに、忘れていた私!!!


「全くー・・・忙しいくせにこういうのやろうとするんだから・・・・・」
ナツは笑ってそのプリントを眺めた。
「だってーー・・・・・」
この備品ってどこにあるんだっけ???先生言ってたような気がするけどー・・・・。

「これ視聴覚室の裏の準備室にあるよ!一緒に行こっか!!」
ナツは笑ってそう言ってくれた・・・//////////


なんか私って・・・いつもナツに助けられてる!!
私卒業した後ー・・・ナツと離れて生きていけるかなー???

「いつもごめんね・・・・」
私がそう言うと、ナツは私の肩をギュッと抱いて
「そーだなー・・・・お礼はパンケーキ2枚にイチゴとホイップたっぷりがいいなー!!!」

ナツー・・・・!!!!!!
「いつ行こうかっ????」

私とナツは・・・・いつも一緒だった。
私が転校してきたあの日からずっと・・・・・・。


「ねー・・・凛はさ、東京行ったら実家に住むの???」
「あ~・・・、最初そのつもりだったんだけど両親が仕事で海外から帰れないみたいだから~・・・他に探さないとって感じかな・・」

そう、母に東京の大学に入りなさいって言われて・・・・両親が帰ってくると聞いた私。
そうしたら結局両親らドバイにそのまま住まないといけなくなった。
「え~・・・・私も遊びに行っちゃおっかな!」
「わーっっ//////嬉しいっ!」

淳は結局、卒業後はOHに入ることにした。
先週、OH本社から沢山書類が届き・・・何枚もの書類にサインをし返送した。

だから淳が上京したら、2人で使えるマンションを一緒に探す予定。
それは、かなり楽しみ!

視聴覚室準備室は別棟。
教室を出てF組の前を通ると、淳や琢磨君・・・上地君たちが席に座っておしゃべり中。

「ちょっと視聴覚室の方行ってくるー・・・・帰りに寄るねー・・・・!!!」
ナツが琢磨君にそう言うと、
「え??何しに行くのー???」
琢磨君は嬉しそうにナツに話しかける。

本当2人・・・・皆の前でも変わらず仲良し。
私達はー・・・・・皆の前だとそこまでではない・・・・・・・。

淳はチラッと私たちの方を見て、ニッコリ笑う・・・・///////////

ナツは
「ちょっと先生に頼まれたの取ってくるだけ!じゃーねぇー・・・・」
そう言って私達は別棟に繋がる渡り廊下を歩き・・・視聴覚室の方に向かって歩いて行った。


私が良く雨の日に淳と使っている理科室の隣にある視聴覚室・・・の、準備室。
ガラガラッと開けると、小さな部屋の壁側に棚があってそこに備品が沢山しまわれている。

「えーっと・・・あ、これだよね????」
私は先生に頼まれたリストを見ながら何個かをピックアップ・・・・・。

すると、

「あー・・・これ棚の一番上にあるやつかな???」
ナツは背伸びをしてそう言った。

あー・・・・・本当だ。

「あれー・・・届かないね・・・・淳に来てもらえばよかった・・・・」
近くに脚立等ないか探すが・・・見当たらず・・・・。

ナツが、
「私、脚立とか借りてくるー・・・ダメだったら琢磨君か上原君連れて来る!!!」
「えー・・・ナツごめんね・・・・」
「良いよ、直ぐに戻るね!!凛はー・・・これだけ探しておいて!」

ナツがそう言って出て行ってから私は下の棚にしまってあるものを探した・・・・・・。






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