恋文~first love

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新しい恋?!



—由美side


達也君の運転で向かったのは、東池袋の築・・・・4.50年位って感じの古びたマンション。
昭和感満載で入口に外国人が座り込んでいてタバコを吸っている。

こんな感じの所でずっと暮らしていたなんて・・・・・。

達也君と一緒に上に上がり凛の部屋に行くと・・・部屋の中は相変わらず綺麗。

でも荷物は結構運んであったようで、残っているのは調理器具や、棚に飾ってある写真、PCやコート類・・・何足かの靴位。
「後は糸井が家具を処分するって言ってたし・・・・・」
達也君はそう言って荷物をまとめた。

私は棚に飾ってある写真立てを手に取って・・・・ジッと見つめた。
前のマンションでも飾ってあった・・・・。

すると、
「あ・・・それ高校時代の写真!2人可愛いっすね・・・少し幼い・・・・」
淳君と凛が制服で・・・自撮りしているけど、淳君が凛のほっぺにキスをしてる・・・・可愛い写真。

「私この写真大好きなんだー・・・・・本当に可愛いよね・・・・」
そう言って写真立てを鞄にしまった。
「あの2人は・・・・本当に皆の憧れでした・・・・実は俺弟が居てー・・・弟もあの高校行ったんですけど、弟も淳さんと凛さんのコイバナは知ってましたから!地元じゃ有名なんっすよ・・・・」
へぇ・・・・・・。
でも今思えば・・・もう、12年?????

もういい加減あの二人一緒になっちゃえばッて思うけどねー・・・・・。

その後2人で台場のマンションに行き、淳君の部屋にあった凛の荷物から着替えを持って・・・・部屋を出た。

駐車場で車に乗ると、
「由美さんって家何処ーーー??」
達也君がそう言って煙草を吸った。
「あー・・・私今麻布!」
そう言うと、
「良い所だねー・・・・・今日はー・・・・やっぱ帰るよね?」
・・・・・・・・/////////
それはー・・・・さっきの続きのお誘い????/////////

だよね???

でもなぁ・・・。

時計を見ると時刻は20時半過ぎ・・・・。

「んー・・・・・そうだね・・・今日は・・・・・」
そう言うと達也君は笑って、
「だよねだよね!!俺って駄目だなー・・・ちょっとしつこいよねー・・・」
そう言って笑いながら車を出した。
「いや、あの・・・別にしつこいとかそういうのはー・・・・・」
ついつい・・・そんな風に引き留めちゃう私もバカかな。

ただのセフレ的な??・・・それとも寂しい30代へのボランティア??とかだろうに・・・・。

達也君はニッコリ笑って、
「由美さんがー・・・人肌恋しくなったり、俺が恋しくなったらいつでも誘って?」

んー・・・・・。
こんな事言われたことないかも!!!
なんだこの・・・・ボランティア精神は!!!

でも、チラッと達也君の運転する姿を見ると・・・やっぱり結構格好良くて・・・・でも私は今まで年下は好きになった事ない。
けど・・・・・。

男の人との絡みが久しぶりだから??
キスなんて何年ぶりかな?

だから・・・・だよね?



—淳side


手術は2時間弱で終わり、凛は包帯グルグルの状態で病室に戻ってきた。

医院長先生に呼ばれ、話を聞くと

「思っていたよりも酷くなかった・・・・ここが折れててー・・・」
先生はレントゲン写真を見ながら絵に描きながら丁寧に説明をしてくれた。
美容外科の治療もあるから、暫くは入院して傷の様子も見て行こう。

そう言われ、また凛が眠る病室に向かった。

すると、俺の携帯が・・・・ブーブーと鳴り、画面を見ると

『涼』


俺はまた病室から離れて、
「もしもし・・・・」
電話に出ると、
『あー・・・・今大丈夫か?』
・・・・・・・・。
「あー・・・・凛が・・・・・怪我をしてOHの病院に運ばれて・・・今手術が終わった」
そう言うと、
『怪我っ???大丈夫なのかっ???』
「あぁ、・・・思っていたより良かった・・・・。でも暫くは入院になりそうだ」
『そ・・・・そうか・・・・・』

電話の向こうで何かを言いたそうにして居る涼・・・・。
「なんだよ、どうした??」
すると・・・・・、

『昌也・・・・・お前の事本気で探し出したぞ』

・・・・・・・・・。

「別にあんな奴怖くねーよ・・・・大丈夫だ」
探したきゃ探せばいい・・・・。
すると、
『いや、・・・ただ探しているだけじゃない・・・・・』

・・・・・・・・・・・。




—達也side


由美さんと病院に戻り荷物を持って凛さんの病室まで行くと、淳さんが凛さんのベットの脇で座っていた・・・・。
俺と由美さんが入って行くと、淳さんは顔を上げ・・・外で話そうと言ってきた・・・。


由美さんを凛さんに付いていてもらって・・・・俺は一旦病室を出ると・・・淳さんは少し考える様に腕を組み

「昌也が・・・・・暴力団の人間を使いだした・・・・」

そう言ってきた・・・・・。

昌也は片腕を失い、そのことで淳さんへの恨みが・・・・・更に膨らんだ・・・・・・・。
那覇の暴力団に金を払って、淳さんを探してほしいと頼んだとか・・・・・。

「涼は、金で解決しても良いけど・・・アイツ等は一度払えばまた来るし・・・繋がりを持ちたくない・・・沖縄にはまだ生まれたばかりの小さな子供も、優樹だっている・・・」
淳さんはそう言った・・・・。

「でも暫くこっちに居るわけだし、流石に東京までは来ないでしょ???こっちに居れば大丈夫ですよ!」
昌也は・・・東京には出てきたことはない。
あの、1人じゃな何もできないチキン野郎が・・・まさか東京まで来るとは考えにくい・・・。
来たとしても何ができる??

淳さんは、
「そうだな・・・一応涼には暫くはこっちに居るから・・・・と言ってある。ただ、時間が経っても暫くは沖縄には帰らない・・・・」

そう言った・・・・・・。

俺は病室を見て、
「凛さんと一緒に・・・・何処かに行くんですよね?」
もし雲隠れするにしても・・・・凛さんと一緒でしょ???

そう思った。

「んー・・・それは悩んでる・・・・アイツのこれからの事を第一に考えたい・・・・」

・・・・・・・・・・。

え・・・・・・???

「凛さんの第一は淳さんと一緒に居る事でしょ??いまさら何言ってるんっすか?」
「アイツは・・・・・仕事がある!」

ハッ?!

「そんなの少し休めばいいじゃないっすか!!!凛さんがどれだけ・・・・淳さんと一緒に居たかったかって・・・分かってます?!」
「そんなの分かってるっ!!」



淳さん・・・・・。
ここまで来て、凛さんを手放すのはもうダメだよ。

俺が言うのもなんだけど・・・・。

それこそ・・・・。

絶対に後悔すると思う・・・・・・。





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