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父の生き甲斐
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ユルはのそりと立ち上がり、あちこちから飛び散る火花から身を逸らして周囲を確認。
座席の下敷きになり、ぴくりとも動かない乗客。息も絶え絶え、ガラスで明らかな致命傷を負っている乗客。
そのどちらでもないが、全身からおびただしい量の血液を流している乗客。
血の匂いに、油の混じった刺激臭。
息のある者は苦悶の声をあげ、既に息をしていない者は空虚な瞳で虚空を見つめている。
何人かの乗客は立ち上がっているが、酷い傷を負い、茫然自失で辺りを見ていた。
ユルは何が起きたのか理解していた。
この大電機車の横っ腹に、他の大電機車が突っ込んできた。そのせいで、大電機車の天地が逆になっている。
自分の体に傷がないことを確認。
万が一の事故に備え、剛性と靭性を+4で付与していたことにユルは安堵を覚える。
生身だったら、肌が露出している部分は自分も他の乗客と同じ状態になっていたはず。
四方から届く苦悶の呻き声のなか、ユルは行動を開始。腕力+4を自分に、剣へ鋭利+4を付与。
車両内の何がいつ燃え出すかわからない。まだ生きている人もいる。
耐熱、耐煙がある自分は構わないが、動ける人の脱出口くらいは確保しておこう。
散乱した座席と遺体を慎重に跨ぐ。
側面の壁に剣を突き立て、ユルはナイフでチーズを切るかのように金属を剥がしていく。
反対側の壁にも同じ作業を施し終えると、車両内に満ちた太陽の光が、凄惨な現状を明るみの元へ晒け出す。
ユルの見立てでは同じ車両だけでも40人を超える数の乗客が乗っていたが、見える範囲で10名ほどの遺体がある。
なぜか廃棄地をタイヤで走行していた、別の大電機車との衝突。
事故だろう。救助士ではなく、強言士である自分は次にどうすればいいのだろうか。
まずは、と周囲を探り、瓦礫の下敷きとなり息をしていない初老の女性を確認。
複雑な顔ですぐに目をそらし、強靱加工の恩恵で無事だった背嚢を背負う。
剣を鞘に納め、ユルは自分の両手をじっくりと眺める。
治癒力は、どうだろうか。
生きている人間の中で潜在的に強言を使える人がどれほどいるかわからないし、何より傷の度合いにもよるが、光字を教えて回れば何人かは助かるかも。
――だけど、それでいいんだろうか。
悩みを抱えていて、この死を受け入れている人だっているかもしれない。
自分は善人じゃない。
かと言って副府長のような悪人でいたいとも思わないけど、縁もゆかりもない誰かを助けるほど優しくいたいわけでもないし……
(……生き甲斐)
ハミンの父親が言った言葉をふと思い出し、ユルは口を真一文字に結び、考える。
妻を失い、あの父親は自分を変えたんだろうか。娘との時間を大切にするようになったのか、自分が見た限りではハミンも幸せそうにしていた。
子どものために自分を変える、か。
父さんも、そうだったのかもしれない。
――だけど、簡単にはできなかった。
自分もろとも母さんを終わらせた結末は、きっと精一杯の結果だったのだろう。
ユルは顔を上げた。
茫洋と立ちつくしていた乗客のうち、辛うじて動ける者は、自分の怪我を省みずに他の乗客の救出を開始している。
「……」
ユルは手で癖っ毛をかき乱した。
耐熱と腕力を+4で付与。何かを諦めるように深いため息を吐き、手近にある瓦礫を右手で少しだけ持ち上げる。
既に息をしていない老人を静かに引き出し、倒した瓦礫の脇に横たわらせる。
次に、少し奥で辛そうな息をしている少年を挟んでいた両脇の座席を押しのけ、救出。強言士なのか、治癒力を付与できるかを訊ねるが、後頭部に深刻な裂傷を負った少年の意識は薄い。
少年の細い指を掴んで治癒力の光字を宙に描かせたが、習得の証である琥珀色の光は生じなかった。
少年を車両の外へ横たわらせ、ユルは次の瓦礫を持ち上げる。その下には足がおかしな方向へ曲がっている、若い女性。
瓦礫を移動させて念のために光字をなぞらせると、この女性には琥珀色の光が伴った。
治癒力+2と言うように指示し、従った女性に再び琥珀の輝きが。
(不公平……なんだろうか)
強言を使えるか否かは生まれた瞬間に定められている。今のような、命の危機に瀕しているかどうかは関係なく。
複雑な思いを抱えながら、ユルは同じ作業を繰り返す。治癒力の習得、付与をできる者、そうでない者。
付与はできたが、強言を覚えたての者の上限値である、+2では助からない者。
大電機車を間違えていると指摘してくれた老人は、両腕を失い絶命していた。
眉間に皺を寄せたユルが、数えて9つめの瓦礫を持ち上げると、ハミンの父親が荒い息を吐いていた。
その体の下からは健康に日焼けした、子どものものとわかる細い足が出ている。
父親はまだ生きていて、致命傷は負っていないようだ。安堵を覚えた自分に違和を感じつつ、意識が曖昧なのか、虚空を凝視する父親に光字をなぞらせた。
寸瞬、琥珀の閃光が輝く。
「ほら、ハミンさんのお父さん。しっかりしてください」
父親をハミンの上から動す際、意識が鮮明になったため、ユルは治癒力+2と言うように諭した。
何度も言われ、ハミンの父親は呆けたような顔でぼそりと強言を付与。
腹部と額に傷を負っているが、これくらいの怪我なら+2でも大丈夫なはず。
庇われたのかは不明だが、父親の下になっているハミンも、命を落とすような傷は負ってないだろう。
安堵に近い感情を込めてハミンを確認したユルの顔が冷たく強張る。
ハミンの後頭部に、ラージナイフに等しき大きさのガラスが刺さっていた。
「……」
出血が多すぎる。目は虚ろ、顔は蒼白、息も絶え絶え。ユルはごくりと唾を飲み、ハミンの線のような細い指で光字を描く。
琥珀の光は、瞬かなかった。
もういちど試してみても、変わらない。
「ハミ……ン」
背後から、父親のか細い声。
振り向けなかった。何かが無性に怖かった。
もういちど試してみたが、光らない。
再度試そうとして、ユルは手を止めた。
「ハミン……?」
父親の意識が強くなることが怖かった。
生き甲斐だと言っていた娘は、助からない。ガラスを抜けば、出血で。
抜かなくても、あれはかなり深い。
骨を貫通しているかもしれない。
背嚢に救急治癒キットが入っていたら、どうにかなっただろうか。
「……」
変わらないだろう。強言士の自分に、この状況のハミンを救うことはできない。
自分は出来るだけのことをした、はず。
この子も、助からなかった他の乗客と同じなんだ。特別なわけじゃない。
自分を納得させ、ユルは静かに立ち上がる。
ハミンの傍に這った父親の姿を視界の端に収め、口を一文字に結び、ハミンを跨いで車両の先頭寄りに向かった。
「いっ、痛いいぃぃ──やめっ、やめて──」
車両の連結部分、元はその役目を果たしていたドアの向こう、4両目の車両の方角から苦悶の絶叫が響いた。
やめて? その言葉に違和感を感じ、車体に空いた穴から駆け出て、ユルは目を見張る。
4両目は5両目よりも激しく潰れていた。丸められ、道端に投げ捨てられた包装紙のように。捻れ過ぎて生じた車体の隙間から、血にまみれた男性の上半身が出ている。
その細い肩を前足で掴む生物を認めたユルの眉間に、深い皺が刻まれた。
座席の下敷きになり、ぴくりとも動かない乗客。息も絶え絶え、ガラスで明らかな致命傷を負っている乗客。
そのどちらでもないが、全身からおびただしい量の血液を流している乗客。
血の匂いに、油の混じった刺激臭。
息のある者は苦悶の声をあげ、既に息をしていない者は空虚な瞳で虚空を見つめている。
何人かの乗客は立ち上がっているが、酷い傷を負い、茫然自失で辺りを見ていた。
ユルは何が起きたのか理解していた。
この大電機車の横っ腹に、他の大電機車が突っ込んできた。そのせいで、大電機車の天地が逆になっている。
自分の体に傷がないことを確認。
万が一の事故に備え、剛性と靭性を+4で付与していたことにユルは安堵を覚える。
生身だったら、肌が露出している部分は自分も他の乗客と同じ状態になっていたはず。
四方から届く苦悶の呻き声のなか、ユルは行動を開始。腕力+4を自分に、剣へ鋭利+4を付与。
車両内の何がいつ燃え出すかわからない。まだ生きている人もいる。
耐熱、耐煙がある自分は構わないが、動ける人の脱出口くらいは確保しておこう。
散乱した座席と遺体を慎重に跨ぐ。
側面の壁に剣を突き立て、ユルはナイフでチーズを切るかのように金属を剥がしていく。
反対側の壁にも同じ作業を施し終えると、車両内に満ちた太陽の光が、凄惨な現状を明るみの元へ晒け出す。
ユルの見立てでは同じ車両だけでも40人を超える数の乗客が乗っていたが、見える範囲で10名ほどの遺体がある。
なぜか廃棄地をタイヤで走行していた、別の大電機車との衝突。
事故だろう。救助士ではなく、強言士である自分は次にどうすればいいのだろうか。
まずは、と周囲を探り、瓦礫の下敷きとなり息をしていない初老の女性を確認。
複雑な顔ですぐに目をそらし、強靱加工の恩恵で無事だった背嚢を背負う。
剣を鞘に納め、ユルは自分の両手をじっくりと眺める。
治癒力は、どうだろうか。
生きている人間の中で潜在的に強言を使える人がどれほどいるかわからないし、何より傷の度合いにもよるが、光字を教えて回れば何人かは助かるかも。
――だけど、それでいいんだろうか。
悩みを抱えていて、この死を受け入れている人だっているかもしれない。
自分は善人じゃない。
かと言って副府長のような悪人でいたいとも思わないけど、縁もゆかりもない誰かを助けるほど優しくいたいわけでもないし……
(……生き甲斐)
ハミンの父親が言った言葉をふと思い出し、ユルは口を真一文字に結び、考える。
妻を失い、あの父親は自分を変えたんだろうか。娘との時間を大切にするようになったのか、自分が見た限りではハミンも幸せそうにしていた。
子どものために自分を変える、か。
父さんも、そうだったのかもしれない。
――だけど、簡単にはできなかった。
自分もろとも母さんを終わらせた結末は、きっと精一杯の結果だったのだろう。
ユルは顔を上げた。
茫洋と立ちつくしていた乗客のうち、辛うじて動ける者は、自分の怪我を省みずに他の乗客の救出を開始している。
「……」
ユルは手で癖っ毛をかき乱した。
耐熱と腕力を+4で付与。何かを諦めるように深いため息を吐き、手近にある瓦礫を右手で少しだけ持ち上げる。
既に息をしていない老人を静かに引き出し、倒した瓦礫の脇に横たわらせる。
次に、少し奥で辛そうな息をしている少年を挟んでいた両脇の座席を押しのけ、救出。強言士なのか、治癒力を付与できるかを訊ねるが、後頭部に深刻な裂傷を負った少年の意識は薄い。
少年の細い指を掴んで治癒力の光字を宙に描かせたが、習得の証である琥珀色の光は生じなかった。
少年を車両の外へ横たわらせ、ユルは次の瓦礫を持ち上げる。その下には足がおかしな方向へ曲がっている、若い女性。
瓦礫を移動させて念のために光字をなぞらせると、この女性には琥珀色の光が伴った。
治癒力+2と言うように指示し、従った女性に再び琥珀の輝きが。
(不公平……なんだろうか)
強言を使えるか否かは生まれた瞬間に定められている。今のような、命の危機に瀕しているかどうかは関係なく。
複雑な思いを抱えながら、ユルは同じ作業を繰り返す。治癒力の習得、付与をできる者、そうでない者。
付与はできたが、強言を覚えたての者の上限値である、+2では助からない者。
大電機車を間違えていると指摘してくれた老人は、両腕を失い絶命していた。
眉間に皺を寄せたユルが、数えて9つめの瓦礫を持ち上げると、ハミンの父親が荒い息を吐いていた。
その体の下からは健康に日焼けした、子どものものとわかる細い足が出ている。
父親はまだ生きていて、致命傷は負っていないようだ。安堵を覚えた自分に違和を感じつつ、意識が曖昧なのか、虚空を凝視する父親に光字をなぞらせた。
寸瞬、琥珀の閃光が輝く。
「ほら、ハミンさんのお父さん。しっかりしてください」
父親をハミンの上から動す際、意識が鮮明になったため、ユルは治癒力+2と言うように諭した。
何度も言われ、ハミンの父親は呆けたような顔でぼそりと強言を付与。
腹部と額に傷を負っているが、これくらいの怪我なら+2でも大丈夫なはず。
庇われたのかは不明だが、父親の下になっているハミンも、命を落とすような傷は負ってないだろう。
安堵に近い感情を込めてハミンを確認したユルの顔が冷たく強張る。
ハミンの後頭部に、ラージナイフに等しき大きさのガラスが刺さっていた。
「……」
出血が多すぎる。目は虚ろ、顔は蒼白、息も絶え絶え。ユルはごくりと唾を飲み、ハミンの線のような細い指で光字を描く。
琥珀の光は、瞬かなかった。
もういちど試してみても、変わらない。
「ハミ……ン」
背後から、父親のか細い声。
振り向けなかった。何かが無性に怖かった。
もういちど試してみたが、光らない。
再度試そうとして、ユルは手を止めた。
「ハミン……?」
父親の意識が強くなることが怖かった。
生き甲斐だと言っていた娘は、助からない。ガラスを抜けば、出血で。
抜かなくても、あれはかなり深い。
骨を貫通しているかもしれない。
背嚢に救急治癒キットが入っていたら、どうにかなっただろうか。
「……」
変わらないだろう。強言士の自分に、この状況のハミンを救うことはできない。
自分は出来るだけのことをした、はず。
この子も、助からなかった他の乗客と同じなんだ。特別なわけじゃない。
自分を納得させ、ユルは静かに立ち上がる。
ハミンの傍に這った父親の姿を視界の端に収め、口を一文字に結び、ハミンを跨いで車両の先頭寄りに向かった。
「いっ、痛いいぃぃ──やめっ、やめて──」
車両の連結部分、元はその役目を果たしていたドアの向こう、4両目の車両の方角から苦悶の絶叫が響いた。
やめて? その言葉に違和感を感じ、車体に空いた穴から駆け出て、ユルは目を見張る。
4両目は5両目よりも激しく潰れていた。丸められ、道端に投げ捨てられた包装紙のように。捻れ過ぎて生じた車体の隙間から、血にまみれた男性の上半身が出ている。
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